2026.10.18 プレミアリーグ観戦記2026-27プレミアリーグ観戦記
【Everton×Chelsea】ペドロ・ネトが2発!冷静だったチェルシー、今季初のクリーンシート!
GKエミ・マルティネス、DFアチャンポン、フォファナ、ラクロワ、ジョレル・ハト、中盤はカイセドとヘンダーソン、サイドにペドロ・ネトとモーガン・ロジャース、コール・パルマーの前にジョアン・ペドロ。ヒル・ディッキンソンのサポーターの後押しを受けたエヴァートンは、立ち上がりから敵陣ボックスに入り込むほどの厳しいプレスでパスコースを切っています。
右サイドに出たカイセドにグリーリッシュが体を寄せ、ゴールライン際でキープしたアチャンポンから奪おうとしたのはCBのブランスウェイトです。ジョレル・ハトがポジションを上げる一方で、アチャンポンはラクロワの脇にいる時間が長く、3-4-2-1でダイレクトアタックを仕掛けようとしているようです。5分過ぎから、チェルシーが左サイドを攻めるシーンが増えてきました。
エヴァートンがプレスを強めていたのは、今季のブルーズが得意な開始10分までのゴールを封じたかったからでしょうか。アウェイチームの最初のシュートは15分。デューズバリー=ホールをかわしたコール・パルマーのロングシュートは、ピックフォードの正面です。ボーンマス戦で2ゴールのヘンダーソンはカバーエリアが広く、速攻となると左サイドからスプリントしています。
21分、ボックス右に入り込んだペドロ・ネトが後方に折り返すと、ヘンダーソンのダイレクトショットはブランスウェイトがブロック。エヴァートンはプレスを止めず、アチャンポンをスライディングで倒したアームストロングにイエローが突き付けられました。26分に右からチャレンジしたレールがヘンダーソンをかわして放ったシュートは、エミ・マルティネスの正面です。
直後のCKのクリアからグリーリッシュがクロスを入れると、ティエルノ・バリーのヘッドは守護神がキャッチ。30分の右サイドのFKから、ゴールライン際に出たデューズバリー=ホールのクロスは、タルコフスキーが頭で触ってグリーリッシュに届きました。右足の豪快なボレーは、エミ・マルティネスがぎりぎりで上に弾いてCK。この時間帯は、エヴァートンのペースです。
37分、マイコレンコのグラウンダーを足元に収めたティエルノ・バリーは、背後に密着していたコルウィルをかわし切れず、強引なシュートはGKの前に転がりました。ヘンダーソンが左から蹴ったCKが、ファーにいたカイセドにピタリと合ったのは40分。強烈なボレーはポストを叩き、ヒル・ディッキンソンにどよめきが広がりました。
追加タイム1分、ペドロ・ネトの左足ミドルはピックフォードがセーブ。激しいプレイが続出した前半は、スコアレスで終わっています。後半開始直後、モーガン・ロジャースのヒールパスから左サイドを突破したのはジョレル・ハト。ゴールラインからのグラウンダーはタルコフスキーの足に当たり、フリーで待っていたペドロ・ネトに届きました。
リードされたエヴァートンは、前半の獰猛なプレスが嘘だったかのように自陣に引いてしまいました。キープされる時間が長くなると、徐々にラインを上げるのですが、何が何でも奪おうとする激しさは影を潜め、囲い込むような陣形になっています。56分のモーガン・ロジャースのコントロールショットは、右に切れていきました。
64分に左足でミドルを放ったジョアン・ペドロは、これが初めてのシュートです。シャビ・アロンソ監督が交代カードを切らなかったのは、前後左右のバランスが取れており、崩される気配がなかったからでしょう。66分のFKでブランスウェイトと激突したエミ・マルティネスは立ち上がれず、8分の応急処置を経て担架で運ばれていきました。後を継いだのは21歳のペンデルスです。
86分にコール・パルマーが仕掛けたカウンターは3対2。ラストパスをもらったジョアン・ペドロのフィニッシュはコースが甘く、ピックフォードが足でセーブしました。後半はノーチャンスだったエヴァートンは、88分のロングスローをペンデルスがファンブルし、ブランスウェイトが押し込もうとしたのが初めてのシュートでした。
90分のFKのキッカーはヘンダーソン。壁に当たってこぼれたボールをマイコレンコが処理できず、ペドロ・ネトが冷静に左に流し込みました。2点リードとなり、シャビ・アロンソ監督は待ちわびていたかのような4枚代え。ジョアン・ペドロ、カイセドとネト&ハトが下がり、パレストラ、ラヴィア、ウェルベック、クエンダがピッチに入っています。
11分の追加タイムに、ホームチームはシュートゼロ。チェルシーが今季初のクリーンシートで4位に浮上しました。プレミアリーグで初の2発ゲットのペドロ・ネトとともに、チームを落ち着かせたヘンダーソンを称えるべきでしょう。走行距離12kmとパス成功61本は、この試合のNo.1。ビルドアップのサポート、左サイドからのアタック、セットピースと獅子奮迅の活躍でした。
激しいプレスとチャージ、スタンドからの罵声、小競り合い、GKのアクシデントとメンタルを揺さぶられる出来事が多かった一戦を、冷静にコントロールできたのが最大の収穫です。昨シーズンまでなら、レッドカードをもらって苦しい展開を強いられたかもしれません。精度の高いパスワークで前線とサイドの若手をうまく動かしたラクロワも、素晴らしいのひとことです。
次節はスパーズとのホームゲーム。その後はカラバオカップでアンフィールド、スタンフォード・ブリッジに戻ってマンチェスター・ユナイテッド。ビッグ6との3連戦をうまく乗り切れれば、優勝争いの一角として戦い続けられるでしょう。試合を重ねるごとに成長が感じられる新生チェルシーは、応援したくなるチームです。いい監督に来てもらったみたいですね…。
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