【Crystal Palace×MAN.CITY】エデルソンのセーブで敗戦は回避…マン・シティが激痛の連勝ストップ!
3分、左サイドからのクロスを左足で叩きつけたのは、ベルナルド・シウヴァ。サネのパスでボックス脇を上がったギュンドアンは、クロスをGKヘネシーに阻まれてしまいます。5分過ぎから押し始めたクリスタル・パレスは、9分に決定機を迎えます。ヘネシーのハイパントをベンテケとマンガラが追いかけ、エデルソンが捕れると判断して前に出ると、CBとGKが交錯してボールはベンテケの前へ。無人のゴールに流し込めば望外の先制点でしたが、シュートに足を伸ばしたマンガラがぎりぎりでCKに逃れました。12分、右からのFKのクリアボールを左足で直接叩いたのはファン・アーンホルト。DFにかすって右ポストすれすれに飛んだボールは、エデルソンが弾き出してこれもCKです。
素晴らしい立ち上がりを見せたホームチームは、16分にアクシデントに見舞われます。ボックス手前でファールを犯したスコット・ダンが立ち上がれず、マーティン・ケリーにチェンジ。サネの直接FKは壁にヒットし、デブライネがファーサイドに上げたクロスはGKヘネシーがキャッチします。23分、今度はガブリエウ・ジェズスがプレイ続行不可能のようです。この時間でアグエロを入れることを余儀なくされたペップは、ストライカー投入というオプションを失いました。ベンテケへのロングフィードは効果的で、マン・シティの最終ラインは明らかに守りにくそうです。
28分、左から中に斬り込んだアグエロがゴール正面から打ったシュートは、リーデヴァルトのかかとに当たって左のポストを直撃。フォローしたデブライネがファーに上げたクロスは、ファン・アーンホルトとトムキンスが必死に掻き出しました。31分のホームチームのCKは、ベンテケがオタメンディに競り勝つも、ヘディングは右にアウト。プレミアリーグのTOP6相手でもがんがん通る高速縦パスが出せず、マン・シティは後方でまわす時間が長引いています。追加タイムに入る間際、デブライネの折り返しを叩いたアグエロのボレーは、ポストの右に外れてしまいました。前半は0-0。クリスタル・パレスのホジソン監督としては、手応えありの45分だったはずです。
マンシティのアタックに、ホームチームの守備陣は冷静に対処しています。52分、右サイドのベルナルド・シウヴァが斜めに入れたパスにフェルナンジーニョが走り込み、ゴールライン際から折り返すも中に通らず。56分にデブライネがボックス右を突破しますが、グラウンダーをもらったアグエロはシュート体勢に入れません。右ポストすれすれのきわどいミドルシュートを放ったギュンドアンは、58分にスターリングに代わりました。60分、スターリングの右からのパスで、今度はベルナルド・シウヴァがゴールライン近くに飛び出すも、浮き球を叩いたアグエロのヘッドはヘネシーの正面。63分にスターリングが入れたクロスにファーで合わせたサネのボレーは、ヘネシーが胸で止めるビッグセーブで先制を許しません。
69分、デブライネの強烈なミドルはヘネシーががっちりキャッチ。72分に右サイドにまわっていたザハが久しぶりにクロスを上げると、ベンテケをケアしていたオタメンディがヘッドでクリアします。75分、ホジソン監督はキャバイェをパンチュン。開幕当初はレギュラーだった42番は、負傷やトラブルがあり9試合ぶりのプレミアリーグです。78分、ボックス手前でベンテケが右に流したボールをパンチュンがシュートすると、ブロックされたボールが右のザハに通ります。ファーのタウンゼントに通したグラウンダーは完璧でしたが、前が空いた決定機に力んだ10番はボレーを大きく打ち上げてしまいます。
81分、右サイドを完全に崩したカイル・ウォーカーがグラウンダーをデブライネに打たせると、枠に飛んだボレーはマーティン・ケリーがカット。ペップはベルナルド・シウヴァをヤヤ・トゥレにチェンジしました。90分、クリスタル・パレスに勝機が訪れます。ザハにかわされたスターリングがボックス内で腕をつかむと、11番が転倒した瞬間、ジョナサン・モス氏はPKを示すジェスチャー。ミリボイェヴィッチが決めればジャイアントキリングが実現していたと思われますが、エデルソンが足でブロックして0-0をキープ。すかさずマン・シティがカウンターに入ったとき、次なる事件が起こりました。パンチュンがデブライネを削ってしまい、ベルギー代表のプレーメイカーは足を固定されて担架で運ばれていきます。レッドカードが出てもおかしくなかった危険なタックルには、後日お咎めがあるかもしれません。タウンゼントのCKに合わせたベンテケのヘッドが左に逸れると、マンチェスター・シティのプレミアリーグ連勝記録は18で止まりました。
旧年中にここまで書いたのですが、デブライネの容態が心配で、確認してからUPすべしと思いニュースを待っていました。「BBC」やマンチェスター・シティの公式サイトが報じている試合後のペップのコメントを紹介するのがいいのではないかと思います。
「ガブリエウ・ジェズスは1ヵ月ほどで戻ってこられるといいね。しかし、おそらく2ヵ月ほど離脱することになるだろう。ケヴィンは、以前の同じような状況では幸運な結果だった。今回がどうなるかはわからない。次のワトフォード戦までに万全にするのは難しいかもしれない。レフェリーは、プレーヤーを守るべきだ。トッテナム戦、ニューカッスル戦では幸運にも無傷だったが、今日はついてなかった」
ただでさえマンチェスター・シティは疲れていたのだと思われますが、さらに主力2人の離脱は激痛です。最高のシーズンを過ごしていたジェズスとデブライネが、1試合でも早くピッチに戻ってくることを願ってやみません。パンチュンのタックルはいただけませんが、クリスタル・パレスは実に彼ららしい戦い方で貴重な勝ち点をゲットしました。サイドでカイル・ウォーカーに完敗していたザハは、最終盤で見られたようにベンテケの脇に置いてCBと勝負させる時間を増やしていれば、きれいなゴールで勝ち点3をゲットすることもできたかもしれません。
強者はうまくいかない自分たちとも戦い、弱者は守りながら一撃必殺の刃を研ぐおもしろい試合だっただけに、最後のシーンが残念でした。14日のリヴァプール戦にプレーメイカーは間に合うのか、難しければペップはどんな布陣と戦術で対応するのか。首位が独走態勢に入った2017-18シーズンのプレミアリーグですが、2018年も知力・気力を尽くした激闘が繰り広げられるはずと楽しみにしております。読者のみなさま、旧年中はありがとうございました。2018年もよろしくお願いいたします。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
ひどいタックルでした
引き分けたことなんかより怪我人が出たことが痛いですね
すでにデルフ、コンパニが怪我をしていてやっとストーンズがベンチ入りしたところでした
ダイブに後から制裁があるなら危険なタックルにも後から制裁をすべきだと思います
ジェズスの怪我はサンチェス移籍が加速しそうな気がしますね
ウイング、CFの層が薄いシティにとってうってつけでしょう
問題はアーセナルに放出できる余裕があるかどうか
エジルもそうですがCL争いしてるこのタイミングで主力放出は激痛ですからねー
あけましておめでとうございます!
いつもマッチレポートや現地紙のまとめなど、プレミアリーグを身近に感じることのできるブログを上げてくださってありがとうございます。
マンチェスター勢にとっては辛い年明けとなりました。
ジェズスは長期離脱が確定ですが、デブライネが軽傷であることを祈るばかりです…。
シティパレス共に 、この試合で怪我人が多く出ました。
審判が試合を捌ききれていたのか、疑問が残ります。
でもこれも残念ながらサッカーの一部。受け止めるしかありません。
いつもはROM専ですが、年明けなのでコメントしてみました。荒れることも最近は多いですが、私がプレミアリーグにのめり込めたのはこのブログのお陰であります。
是非、管理人さんが心を痛めずに普段通りブログをあげていただけたら、私としては幸いであります。
本年もよろしくお願いいたします。