総ゴール数は欧州2位、CLでは堂々のトップ!欧州屈指の破壊力を誇るリヴァプールの躍進に期待!
「パーフェクトだった。こんな結果は簡単に生まれない。われわれはチームとしてプレイし、終始素晴らしいサッカーをした。マネは大事な選手。常に得点や勝利に関わってくれる。フィルミーノも見事だったし、サラーも止まらない。全員がファンタスティックだった」。0-5で圧勝したエスタディオ・ド・ドラゴンの試合の後、ユルゲン・クロップ監督は選手たちを激賞。スティーブン・ジェラードは「どちらも優れているけど、今のチームにはスアレスのときよりもいいブレンドがある。マネはテンポがよく直線的。フィルミーノはタッチとボールキープが秀逸。サラーはその両方のよさがあり、ゴールを決めてくれる」と、SAS&スターリング時代より優れていると語っています。「よくばりもわがままもいない。互いにボールを渡し合い、いいエリアに入った選手を探している」。ジェラードのいうとおり、チームワークでは2013-14シーズンにプレミアリーグ101ゴールを決めたチームを明らかに凌駕しています。
「スカイスポーツ」が、2017-18シーズンの欧州の強豪クラブにおける3トップのゴール数を比較しているのですが、60ゴールを越えているのはパリ・サンジェルマン、リヴァプール、バルセロナ、マンチェスター・シティの4チーム。リヴァプールは、パリの67ゴールに迫る63発を叩き出しており、61のバルセロナと60のマンチェスター・シティを上回っています。チャンピオンズリーグでは、7試合28ゴールで堂々のトップ。フィルミーノ7ゴール、サラーとマネが6ゴールと、どこからでもゴールが奪えるチームは、総合力が問われる長丁場のリーグ戦よりもノックアウトラウンド向きです。
クロップ監督は、就任初年度のヨーロッパリーグでファイナルに進出していますが、セヴィージャとの決勝のスタメンはコウチーニョ、スタリッジ、フィルミーノの3トップとコロ・トゥレ&デヤン・ロブレンのCBコンビでした。前も後ろも確実にパワーアップしている今季のチームが、ウクライナのNSKオリンピスキで開催される決勝に駒を進めるというシナリオは、多少のクジ運は必要とするかもしれませんが、決して夢物語ではありません。コーチングに優れ、ボールの落下点やコースを読むのがうまいファン・ダイクの獲得は大きいのではないかと思います。ポルト戦では、デヤン・ロブレンとロリス・カリウスが自信をみなぎらせてプレイしていたのが印象的でした。
さらにここからララナの完全復活、ワイナルドゥムの安定、ナサニエル・クラインの復帰という3つのパーツが揃えば、欧州の強豪と当たっても相当いい試合ができるのではないでしょうか。勝ち試合の爽快感と指揮官のパフォーマンスは、既にプレミアリーグNo.1。「あの守備力では…」と笑う向きもあるかもしれませんが、ロバートソンとファン・ダイクの定着で守備もよくなっているダークホースのリヴァプールに、欧州を驚かせる躍進を期待しています。
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僕の野生の勘なのでスルーしてもらって構わないのですが、今年のCLでリバプールとユナイテッドが一波乱起こすような気がするんですよね〜
シティはプレミアリーグでダントツな完成度で素晴らしいサッカーをしているのは間違いないのですが、バルサ、レアル、バイエルンあたりが本当に嫌がるサッカーができるのはリバプールとユナイテッドな気がするんですよ。
リバプールの失点を恐れず、豊富な運動量による激しいプレッシングと快速ウイングのカウンター、ユナイテッドの体の強さとデヘアを中心とした堅い守備は結構やりづらいのではないかと。
特にリバプールはレアルを食いそうな気がして。
ユナイテッドはポグバをスリーセンターの一角で使って復調し、バイリーがベストコンディションを保てれば可能性があるのではと思います。