対戦相手と懸念材料をチェック!プレミアリーグ4位以内に残るのはどこだ…!?
相手関係が最もラクなのは、TOP6の直接対決が残り2つで、アウェイはチェルシーとのロンドンダービーだけとなっているトッテナムです。昨日のクリスタル・パレスとのロンドンダービーを見て、むやみに勝負強かったサー・アレックス・ファーガソンの黄金時代を思い出しました。ハリー・ケインがフリーのシュートを外しまくり、無人のゴールにプッシュするだけだった絶好機にミスをしたセルジュ・オーリエは、ファールスロー3回という前代未聞のハットトリックを達成する始末。0-0のまま終盤に入り、アウェイサポーターが半ば諦めかけた88分、エリクセンのCKを頭で強引に押し込んだのはハリー・ケイン。プレミアリーグ得点王の今季24発めは、セカンドグループからの落伍を回避する貴重な決勝点でした。こういう試合を勝てるチームが、最後に上位に居座るものです。
レアル・マドリードやユーヴェ相手に互角以上の戦いを見せてきたスパーズは、ウェンブリーのマンチェスター・シティ戦も完勝するかもしれません。懸念があるとすれば、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップのやりくりと、アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンの負傷疑惑です。守備力、決定力、中盤の創造性がすべて揃ったバランスのいいチームが、昨季と同じ2位フィニッシュを決めても驚きはありません。
3位につけているリヴァプールもシックスポインターはあと2つ。マン・ユナイテッド戦とチェルシー戦はいずれもアウェイですが、マン・シティに次ぐ8勝を敵地で挙げているチームは、簡単には負けないでしょう。3月上旬にナサニエル・クラインが復帰すれば負傷者ゼロとコンディションも上々。カラバオカップとFAカップの早期敗退は、プレミアリーグとCLを戦ううえではプラスに作用したようです。後半戦の7勝1分1敗はリーグTOP。彼らの敵は、昨年末まで患っていた取りこぼし病だけではないでしょうか。
2位のマンチェスター・ユナイテッドは、リヴァプール戦とアーセナル戦がオールド・トラフォード、マンチェスターダービーがアウェイ。モウリーニョ監督の最大の悩みは、エレーラ、フェライニ、フィル・ジョーンズ、ロホ、ズラタン、ブリントと負傷者が減らないことでしょう。セヴィージャ戦の直前となるレッズとのノースウェストダービーに勝ち切れば、2位フィニッシュが見えてきますが、ポグバやアレクシス・サンチェスの調子が上がらなければ5位に沈む可能性も充分にあります。クリスタル・パレス、ウェストハム、ボーンマス、ワトフォードといった大物食いが得意なクラブとのゲームを落とさないことは、CL出場権をキープするための必須条件です。
上位3つと比べると、苦しげなのがチェルシーです。今週末にマンチェスター・シティとのアウェイ戦があり、前半戦で敗れたバーンリー、クリスタル・パレス、ウェストハムとの試合をすべて残しています。スタンフォード・ブリッジで戦うレッズとスパーズとのシックスポインターを、チャンスと見るかピンチと見るか。モラタとケーヒルが不振で、バカヨコとダヴィド・ルイスは負傷、ロス・バークリーが未だフィットしきれずとコンディションにも不安を抱えているチームだけに、マン・シティ、クリスタル・パレス、バルセロナと続くここからの3試合が正念場です。
最後に、アーセナルですが…。ムヒタリアンとラカゼット以外の主力を揃え、5バックでなりふり構わず勝ちにいったカラバオカップ決勝の0-3完敗はショッキングでした。木曜日にエミレーツで戦うマンチェスター・シティ戦で返り討ちに遭えば、4位スパーズと10差となるプレミアリーグはおそらくジ・エンド。ヨーロッパリーグを本気で勝ちにいくしかなくなりそうです。昨季の後半戦から長いスランプに陥り、3バックで何とか格好をつけたチームは、今季に入って3-4-2-1を熟成させることができないままに自らのスタイルを見失っているようです。長期政権のアドバンテージである継続性を失い、留任の拠りどころだったプレミアリーグ4位キープもできなければ、クラブに残された選択肢はドラスティックな変化しかなくなります。ヴェンゲル監督はELで負ければ不振の責任を取り、勝てば勇退するのがいいのではないかと思い始めています。
今季のCL出場権争いがおもしろいのは、5つのクラブのうち4つがマンチェスター・シティ戦を残しているからでもあるのではないでしょうか。ぶっちぎりの首位が、日程的には最もきつい終盤戦。CLをにらみながら、勝ちにいくかメンバーを落とすかはペップ次第です。優勝を確実にしながら、激戦のキャスティングヴォートまで握られていると考えると悔しさは増すばかりですが、あれだけ素晴らしいフットボールを毎週見せられれば思わず拍手してしまいます。マン・シティに勝つのはどこか。最後に笑うのはどこか。木曜日にアーセナル、日曜日にチェルシーがペップのチームと負けられない戦いを繰り広げます。
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アーセナルは論外としてこの中でelにまわりそうなのはチェルシーだと思います。
やはりユナイテッドとの直接対決を落としたのは痛かったですね、次節もシティー戦なので順当に考えれば次節でユナイテッドとの勝ち点差は9に広がってしまう可能性が高いです。
たらればの話にはなってしまいますがコンテがダビドルイスと仲違いしなければここまで勝ち点を落とすことも無かったんじゃないかなあと思います。
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同じくアーセナルは論外として、厳しいのはチェルシーかなぁと。
エースアザールも悪くないけど、やはりサラー、ケインという抜群の得点源がある2チームはズルズル落ちてきそうな気はせず、ユナイテッドもしぶとく留まりそうな。
ジエゴコスタ、ダビド・ルイスをスパッと切って捨てたうえでCL逃すようだとコンテに批判が集中しても仕方ないですね。
ユナイテッドはオールドトラフォードでビッグマッチを迎えられるのは大きいなと思います。
実際モウリーニョになってからホームで負けたのはトップ6ではペップシティのみであとは引き分け以上です。
問題はモチベーションが上がらず、運動量が落ちがちな格下相手にしっかり点を取って勝てるかだけだと思っているのですが、雑魚専(卒業疑惑付き)のルカクもいるので3位以上は大丈夫かなと。
個人的にはユナイテッド、リバプール、スパーズ、チェルシーの順番になるかなと思ってます。
勿論アーセナルは論外として、どのチームも2試合連続で引き分けただけで一気に置いて行かれる状況なので厳しいですね。
格下相手に取りこぼしそうなのはユナイテッド、チェルシーかなぁ。
グーナーとしてはどこのチームが一緒にELにいくか楽しみですね笑
格下相手にとりこぼすのはリバプールもありがちなことですよね。
現状トップ4フィニッシュが一番確実そうなのは直接対決がほぼ終わっているスパーズかもしれませんね。
ケインが怪我でもすれば話は別ですが。
今年は例年以上に、残りのビック6の対戦相手を考えて順位予想が出来るほど簡単な話ではないと思います。
というのも今年は残留争いもかなり白熱していて、モチベーションの高い下位クラブがビック6相手に勝ち点を奪う試合が既に数多く見受けられました。
今後さらに白熱するであろう残留争いと、現在のトップ5のCLとの兼ね合い。正直な所どこがELに回るのか未だに検討がつきません。
強いて言うなら上位に強いわけでもなく下位にすら力負けする事があるチェルシー、チームとしての纏まりが無く個人のコンディションに左右されるユナイテッドが“今後落ちてくるであろう”二大候補でしたが、ユナイテッドはこの間のシックスポインターを制した事により、精神的にも勝ち点的にもかなりいい状態で残りのシーズンを迎えられるだろうと思います。
リヴァプールも“格下相手に弱い”なんてレッテルを貼られていますが、ダイク加入によりロブレンにも嘗てほどの危うさは殆ど無くなり、晴れて第1GKに抜擢されたカリウスは好セーブを連発。オマケにマネのコンディションも上がってきているので下がる事はないのかなぁと思います。
『個の力頼り』ユナイテッド。
『崩壊間近?』チェルシー。
『昇り龍ぽい』リバプール。
『CL頑張る』スパーズ。
いやー、面白い争いです。
来年はもっと白熱したシーズンになりそうですね。
シティ、スパーズ、レッズが争う形になりそうで。
ベンゲルはいない(願望)でしょうけど。