【Crystal Palace×MAN.UTD】最後はマティッチ!2点差を逆転したマン・ユナイテッドが2位キープ!
7分、ポグバのパスを右で受けたリンガードがゴール前に浮かすと、フリーで走り込んだアレクシス・サンチェスのヘディングは飛び出したGKヘネシーが手に当てます。ボールを支配していたクリスタル・パレスは、11分に幸運な先制点を奪います。左に流れたベンテケがスモーリングと駆け引きしながら味方の上がりを待ち、ラストパスを中央に流すと左足を振り抜いたのはタウンゼント。ボールはリンデロフに当たって右隅に向かい、さすがのデ・ヘアも反応できませんでした。15分を過ぎてもホームチームのペース。マン・ユナイテッドは中盤でのミスが目立ち、18分にマティッチを抜き去ってボックス手前まで持ち込んだセルロートの左足シュートは、デ・ヘアの正面で助かりました。
20分、アレクシス・サンチェスの浮き球でラインの裏に出たルカクは、チャージを受けてシュートを打てず。25分に右サイドからポグバが入れた速いクロスは、ヘネシーがキャッチミスをするも詰めていたアタッカーはいません。2分後、タウンゼントが中央から放った右足のミドルはクロスバーの上。アレクシス・サンチェスは2回に1回はボールをロストしており、ルカクがボックスの中に侵入するシーンさえありません。プレミアリーグ2位VS18位とは思えないアウェイチームの覇気のなさ。40分にリンガードが左に外したミドルは、久しぶりのシュートでした。前半は1-0。ポグバはボールが足についておらず、アレクシス・サンチェスはプレミアリーグに来てから最低の出来といっても大げさではないでしょう。
モウリーニョ監督は、ハーフタイムにマクトミネイを下げてラシュフォードを投入。20歳のストライカーはさっそくドリブルでボックス左を突破し、この先の展開に期待を抱かせます。ところが48分、2点めもクリスタル・パレス。左サイドでファールを受けたホームチームは、クイックなリスタートでファン・アーンホルトを一気にゴール前に送り出します。スモーリングは、オフサイドをアピールしている場合ではありませんでした。デ・ヘアと1対1となった左SBは、ニアに強烈なシュートを突き刺して歓喜のラン。マン・ユナイテッドは、40分の残り時間で3点を獲らなければなりません。
53分、ラシュフォードの突破でCKをもらうと、左からの19番のキックに競り勝ったスモーリングは、ヘディングを右に外してしまいます。目の色が変わったポグバは、積極的にミドルシュートを打つようになりました。これが功を奏したのは54分。ポグバがゲットしたCKがクリアされると、バレンシアが柔らかいクロスをゴール前へ。残っていたスモーリングをトムキンスが離してしまい、フリーのヘディングが右のサイドネットに吸い込まれます。2-1、攻めるしかないマン・ユナイテッド。64分にアレクシスがゴール前に浮かしたボールは、ポグバのトラップがマーティン・ケリーにカットされます。
65分、ファン・アーンホルトのクロスを叩いたベンテケのヘッドは右にアウト。バレンシアのグラウンダーをダイレクトで狙ったポグバのシュートはヘネシーがセーブします。モウリーニョ監督は、67分に両SBを下げるギャンブルに出ました。代わって入ったルーク・ショーとマタは、ルカクという武器を活かせといわれているのではないでしょうか。73分、右からのCKをファーで受けたマティッチが、角度のないところから強烈なシュート。決まったかに思われた一撃は、ゴールライン上でベンテケが冷静にクリアしました。76分、マンチェスター・ユナイテッドがついに同点。ポグバがルカクをポストに使い、マタを経由したボールを右足で直接打ったのはアレクシス。DFにヒットしたボールがバーに当たってピッチに戻ると、拾ったルカクがフェイントを繰り返し、最後は右隅にねじ込みました。
完全なるマンチェスター・ユナイテッドペースだった77分、右からのタウンゼントのクロスに競り勝ったベンテケが強烈なヘディングシュートを放ちます。普通のGKなら間違いなく3点めでしたが、プレミアリーグNo.1のセーブ率を誇る守護神が右手を伸ばしてビッグセーブ。サイドから攻めるマンチェスター。ユナイテッドは、クロスが微妙にズレて味方に合いません。89分、ラシュフォードの縦パスで左に流れたマタがヘネシーと1対1となるも、コースを切られてシュートはGkがブロック。追加タイムは3分しかなかったものの、ファーガソン時代のような執念が感じられたマンチェスター・ユナイテッドは諦めませんでした。劇的な逆転ゴールは91分。最後に決めたのは、今季プレミアリーグでノーゴールだった大黒柱でした。
アレクシス・サンチェスがボックス右に入ったマタにパスを通し、落としを受けたポグバがダイレクトで叩くと、こぼれ球はマティッチの足元へ。浮いたボールをボックスの外から狙う難しいシュートでしたが、セントラルMFに迷いはありませんでした。ボールは左隅に一直線。アウェイサポーターが待つスタンドに駆け寄ったマティッチの元に、歓喜の輪が広がります。マンチェスター・ユナイテッドが最後まで勝ちにきたクリスタル・パレスを2-3で下し、プレミアリーグ2位をキープしました。
感涙!スモーリングがすぐに1点差に詰めてくれたとき、これはいけると思いました。指揮官の積極的な采配、ポグバの豹変、ルカクとマタの執念、トップ下のようなマティッチの攻め上がり…前半のことは、もう忘れました。今季最高のゲームでした。選手もサポーターも、いい気分で週末のリヴァプール戦に向かえます。上位対決では引きがちなチームですが、プレミアリーグ2位を巡る決戦でも今日のようなアグレッシブな攻撃を見せていただければと思います。デ・ヘアにも感謝です。いやー、泣けてきます。いろいろ思い出して…。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
更新ご苦労様です。
デ・ヘアの神セーブやマティッチのスーパーゴールには流石と頷くしかありませんでした。
前半のゲームだけ観ると、かなり厳しい状況でしたが、HTに指揮官の雷が落ちたんでしょうかね。見違えるほどでした。パレスはあれだけゴールに人を固めたのに、ルカクのゴールを防げなかったのが痛かったですね。いやー負けないユナイテッドを改めて観させていただきました。週末のゲーム楽しみです!
前半終了時にはあまりのユナイテッドの出来の悪さに愕然としましたが後半は今シーズン最高のゲームを見せてくれました。
マティッチのゴラッソも見応えがありましたが個人的にはリンガードをSBにしてまで攻撃を厚くしたモウリーニョの采配が素晴らしかったと思います。
DF陣に問題はまだまだあり、補強は必須だと思いますがチェルシー戦に続いての逆転勝利を見るとモウリーニョ体制から2年でやっと勝てるチームになってきたんだなあとある種の感動があります。
次のレッズ戦はホームですのでぜひ勝ってほしいです。
素晴らしいゲームでした
HTで寝なくてよかったですw
チェルシーにも逆転勝ちしたんです。クリスタルパレスにも逆転勝ちできると信じてました(笑
後半の波状攻撃は圧巻でした。前半とはまるで別のチームでした。モウリーニョの思い切った策も見事でした。
サンチェス元気ないのが少し気になります。
まぁゴールが決まるようになればアーセナル時代のスーパーなサンチェスに戻ってくれるかと思います。
次のリヴァプール戦はこんなに見応えのある試合じゃなくていいんで、つまらない試合でもいいんで、勝ってほしいです。
守備の脆さは気になるものの、選手たちが必死にプレーする姿は一番かっこいいですね。
マティッチ最高です。
スリリングな試合でしたがダービー直前の試合としてこれ以上ないテンションで臨めるのではないでしょうか。自分のテンションも最高潮です笑
これからマンチェスターへ向かいます!オールドトラッフォードで最高の試合を見れることを期待していってきます!!
ユナイテッドの怒涛の攻めが相手を上回りましたね リバプール戦もですが、CLも、ベスト8に向けて頑張ってもらいたいです