「ファンタスティックな時間だ!」…クロップとジェラードの師弟関係がアツい!
「電話したりメールを送ったり、あるいはメルウッドに足を運んだりして、幾度となく彼に教えを乞うている。彼はメディアにも、私を手助けするためのドアはいつでも開いているといっているだろう?それは砂金のように貴重なものだ」「私が取り組んでいることに対して、彼は明らかに私よりも経験豊富だ。ユルゲンとスタッフがやっていることを少しずつ吸収して、自分の糧にしていかないとね」(スティーヴン・ジェラード)
自らを「ヘッドライトに照らされたウサギ」と表現するリヴァプールの若き指導者は、「今の役割を楽しんでいるけど、間違ったことばかりしている。彼のサジェスチョンが最善の動き方だ」とドイツ人の先輩指揮官を絶賛。「私は学び、成長しながらプレーヤーとまったく異なる仕事に慣れようとしている。選手と監督はこんなに違うのか!と目を見張ることばかりだね」と、新しい仕事の難しさについて語っています。プレミアリーグで通算504試合に出場した名選手は、ベニテスやロジャースなど今まで一緒に戦ってきた監督に謝りたいそうです。
「マネージャーとコーチを今まで以上にリスペクトしている。現役時代は、自分は世界で最高の監督だと思っていた。 ”そのセッションは何のためにやってるんだ?””なぜそれが必要?”なんてね。今、すべて謝りたい。マネージャーやコーチの仕事がどれだけ難しいかよくわかった。全然違う球技みたいだ」
すっかり謙虚になったジェラードに対して、クロップ監督がいかしてます。ここからは、「スカイスポーツ」にスイッチしましょう。「忙しいけど、おもしろい仕事だ」。ブンデスリーガとプレミアリーグで16年以上指揮を執ってきたマネージャーの言葉は、最初から含蓄があります。
「スティーヴンがコーチングを楽しんでいるのは、本当にうれしいことだね。彼のような(ワールドクラスの)サイズの選手が、このレベル(ユースの監督)から始めることはあまりないから。私は、この仕事は常に学ばなければならないといっている。学ぶ準備さえできていれば、天才である必要はない」「彼がワールドクラスの選手だったことは、大きな支えになる。ゲームのすべてを知り、自分なりのアイデアを持っているからね。でも、次のステップに向けて学ぼうとせず、ワールドクラスだったことが唯一の拠り所なら、それは役に立たないだろう」(ユルゲン・クロップ)
13歳年下の新米マネージャーの試行錯誤について、「ファンタスティックな時間だ。スティーヴンには、私がしょっちゅうできなくなること、すなわちトレーニングをちゃんとやれるんだと実感してもらいたいね」とポジティブに語る名将の存在は、クラブにとってもジェラード本人にとっても絶大でしょう。
「いろいろなスタイルの選手を見てきた。それぞれの強みと弱みを見出し、適性に沿って育てないといけない。マネのように走れ、フィルミーノみたいにやれというのはフェアじゃない。彼らは既にトッププレーヤーになる準備ができているのだからね。選手について毎日学べるなんて、素晴らしい仕事だろう!」
クロップの背中を見ながら、マネージャーとして何をすべきかを考えられるジェラードは、いずれレッズのファーストチームの指揮官としてアンフィールドに姿を見せてくれるでしょう。「スティーヴンズ・ベイブズ」がプレミアリーグを席巻するシーズンの到来を、楽しみに待ちたいと思います。いやー、いいですね、ユルゲン・クロップ!
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更新ご苦労様です。
ジェラードがユースからしっかり監督業を始められたのはレッズにとって将来大きな財産になると思ってます。また、相談する先がクロップというのが私個人は最高に嬉しい限りです。
そんな彼でも、ロジャーズやラファに謝りたいと言うコメントも面白いですね。誰しもピッチでは俺がNo1と思いますからね。