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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

失点につながるミスは今季プレミアリーグ最多の5回。ウーゴ・ロリスは名守護神か?

プレミアリーグの名守護神といえば、誰を思い浮かべるでしょうか。セーブ率No.1のデ・ヘア、優勝に貢献したエデルソン、イングランド代表のゴールマウスを争うピックフォードとバトランド。デ・ヘアに次ぐセーブ率を誇るバーンリーのニック・ポープや、スウォンジーのファビアンスキを想起した人は、なかなかのプレミアリーグ通です。そして、ウーゴ・ロリス。チェフに衰えが感じられるようになり、ジョー・ハートのセーブミスが話題になるなか、スパーズのGKについても賛否両論ありそうです。イギリスメディア「スカイスポーツ」によると、2015-16シーズン以降のプレミアリーグで、ゴールに直結するミスが最も多いGKは誰あろうロリスだそうです。

直近3シーズンで、ロリスが犯した失点を呼び込むエラーは10。2位はライバルクラブの大黒柱ペトル・チェフの9、3位はリヴァプ―ルのシモン・ミニョレとボーンマスのアルトゥール・ボルツの7となっています。ロリスのミスのうち、半分の5つまでが今季プレミアリーグで積み上げたもの。チェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティといった強豪との直接対決で、自らのプレイから失点を許しており、ネガティブな見出しが現地メディアを飾ることが増えています。

フィールドプレーヤーも対象に入れて、「2015-16シーズン以降のシュートにつながるミス」をカウントしても、ロリスはプレミアリーグNo.1の20回を記録。2位はチェフの13回、3位はボーンマスのサイモン・フランシスとスパーズのエリック・ダイアーの12回となっており、ロリスがいかにミスが多いプレイヤーかがわかります。これらの数字からは、スパーズで6シーズンめを迎えた31歳のGKが下り坂に差しかかっているように見えるのですが、「スカイスポーツ」の主張はさにあらず。アダム・ベイト記者は、「なぜロリスが数多くのミスを犯しているのか、その背景に目を向けるべき」としています。

ロリスの特徴のひとつとして、「ボックスを飛び出し、スイーパーのようにラインの裏に出るボールをクリアする」プレイがあります。マンチェスター・シティのエデルソンもまた、高いラインの裏をカバーするのを得意としていますが、今季プレミアリーグNo.1の40回の飛び出しを記録しているブラジル人GKに次いで、ロリスは2位の32回。過去3年間の106回はリーグ1位で、96.2%という高い成功率を誇ります。さらに注目すべきは、パス本数です。3シーズンで味方に出したパスは700本を超えており、最多の244本をミスしているのですが、今季プレミアリーグに絞れば、パス本数はエデルソンの次に多く、4人しかいないパス成功率90%以上のGKのひとりはロリスです。「ゴールライン上にいれば、批判を呼び込む可能性は下がるが、(ポチェッティーノ監督のスタイルにおいては)それは正しいことではない」。積極的にDFをサポートするからこそ、ミスが多くなるとして、メディアはその姿勢を称えています。

マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、ダヴィド・デ・ヘアこそがプレミアリーグNo.1と主張したいのですが、稀代のショットストッパーである一方で、前に飛び出すプレイは少なく、味方に確実につなぐよりもルカクめがけて大きく蹴ることが多いクラシックなスタイル。チームに対する貢献度をエデルソンやロリスと比較すると、熱い議論を呼び起こしそうです。ロリスに懐疑的な「besoccer」は、「The double-edged sword(両刃の剣)」と評していますが、スパーズサポーターのみなさん、いかがですか…?

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“失点につながるミスは今季プレミアリーグ最多の5回。ウーゴ・ロリスは名守護神か?” への5件のフィードバック

  1. ホタ より:

    直近で言うとストーク戦のディウフのゴールを許したエラーですかね

    前に飛び出して、ビルドアップに積極的に関与するプレースタイル上、失点に繋がるミスが増えると言う理論は正しいと思いますが、今季は飛び出すタイミングやキックの強さの選択、ハイボールに対してDFと被ってしまう等判断ミスが目立ちますね。

    跳躍力やキック、スプリントの強度が本人も自覚せぬ内に落ちているのか、、?と勘ぐりたくなりますが、どうでしょう

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    デヘアはモウリーニョに言われてルカクにロングフィードを蹴ってるだけでキック精度も高いですし、
    スペイン代表戦ではアシストまでしてますよ。あとフィル・ジョーンズやスモーリングの鬼バックパスを足技で処理できる技術も持ち合わせてます。
    ロリスは積極的にビルドアップに参加していますし、飛び出しの回数も多いのでその面でのミスの回数が多くなるのは仕方ないですし、キーパーとして一流なのは間違いないと思います。
    ただ相手のクロスに対して高さを見誤ってキャッチミス、またはパンチングすらできずに決められるシーンもあるのは見過ごせないと思います。

    —–
    スパーズファンです。
    NO.1とはいわずともロリスは間違いなくワールドクラスのGKです。
    記事にあるミスもありますが、それ以上に目を見張るほどのビッグセーブで何度も助けられました。
    若い選手が多い中経験も豊富でチームを精神的にも支えてくれていたと思いますし、彼がいなければCL出場もなかったでしょう。
    ポチェッティーノが来てからビルドアップへの貢献も大きくなりさらに成長していると思います。
    AVBの頃はフリーデルの控えに甘んじることもありましたが、このクラブに長年いてくれてよかったと改めて感じています。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    スパーズファンです。
    NO.1とはいわずともロリスは間違いなくワールドクラスのGKです。
    記事にあるミスもありますが、それ以上に目を見張るほどのビッグセーブで何度も助けられました。
    若い選手が多い中経験も豊富でチームを精神的にも支えてくれていたと思いますし、彼がいなければCL出場もなかったでしょう。
    ポチェッティーノが来てからビルドアップへの貢献も大きくなりさらに成長していると思います。
    AVBの頃はフリーデルの控えに甘んじることもありましたが、このクラブに長年いてくれてよかったと改めて感じています。

  4. goo より:

    管理人さんはスパーズ嫌いですよね、ずっと笑
    特にベイル移籍以後はマイナスの記事が非常に多くなりました。
    こないだのケインが触ったかどうかの記事とか、、笑
    やっぱり堅実経営かつイングランドの若手が多いのが気障りな感じですか、、、?

  5. B より:

    管理人さんはスパーズ嫌いというわけではないと思いますよ。ポチェの手腕やスパーズの選手についても評価をしてくださってますし、一部で言われているスパーズが荒いとかいう言いがかりにも根拠を示して取り合っていなかったように思われます。
    毎回更新を楽しみにしていますし、スパーズの事を書いて貰えるのは個人的には嬉しい事です。

    ロリスは間違いなくワールドクラスであり、スパーズの守護神だと思います。キック精度と飛び出しに時々ヒヤヒヤさせられますが、人格者ですしチームの苦しい時を支えてくれたとても大好きな選手ですね。

    —–
    面白い記事ですね
    やはり一流のチームには一流のキーパーがいる。何をもって一流というのかはアレですが。そして我がブルーズのクルトゥワは良くも悪くも話題にならず笑。
    件のロリス、ブルーズには合わないでしょうけど確かにスパーズのサッカーには必要だと思いますし、若い選手が多い中単純なキーパーとしての能力以上の影響力がありそうですよね

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