イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

武藤嘉紀、クヤテ、マックス・マイヤー…プレミアリーグの中小クラブが即戦力獲得を連発!

武藤嘉紀のニューカッスル移籍が正式に決まったと報じられています。労働許可証が取れたということですね。おめでとうございます。プレミアリーグ初体験のアタッカーが「目標は2ケタゴール」とコメントすると、地元メディアは「ベニテスの救世主がそんな数字では困る」と煽っていたようですが、期待が大きいのはいいことです。

武藤には「最初の5試合、目いっぱい突っ走れ!」と発破をかけたいと思います。トッテナム、チェルシー、マンチェスター・シティ、アーセナル。最初の5試合のうち、4試合がプレミアリーグのTOP6という最悪のドローとなったニューカッスルですが、ペップ以外はすべてセント・ジェームズ・パークです。ここで結果を出せば、指揮官、チームメイト、熱狂的サポーターの信頼をまとめてゲットできるでしょう。ユーヴェとの開幕戦で2ゴールという衝撃のデビューを果たした中田英寿のようなロケットスタートで、目の肥えたプレミアリーグサポーターを盛り上げていただければと思います。

さて、8月になっても、上位クラブの補強関連ニュースがなかなか聞こえてこないプレミアリーグですが、中小クラブは最初の3日で6人の移籍を発表しています。エヴァートンは、1800万ポンド(約26億円)でバルセロナの左SBリュカ・ディニュを獲得。リール、パリ、ローマで経験を積み、2016年にスペインの強豪クラブに移籍したフランス代表DFは、ジョルディ・アルバとポジションを争う過酷な立場ながら、ラ・リーガ通算29試合出場という記録を残しています。エヴァートンにもレイトン・ベインズという名手がいますが、25歳のディニュがメインで、ここぞという試合はベインズとなれば理想的でしょう。リシャルリソンに続く2人めの補強に成功したトフィーズは、既にルーニー、クラーセン、フネス・モリを放出しており、昨日はアシュリー・ウィリアムズをストークにレンタルすると発表。マルコ・シウヴァ監督は、中盤と最終ラインにさらなる新戦力を加えるはずです。

ウェストハムからクリスタル・パレスに移籍したのは、シェイフ・クヤテ。昨季プレミアリーグで33試合2ゴールのセントラルMFは、ジャック・ウィルシャーに押しだされてキャバイェ退団の穴に収まる格好となりました。ロシアではセネガル代表のキャプテンとして活躍した28歳のMFは、新天地の中盤をうまく束ねてくれるのではないでしょうか。ザハを狙われているサウスロンドンのクラブは、シャルケ04からマックス・マイヤーという即戦力を連れてきました。ブンデスリーガで6シーズンを過ごし、146試合に出場しているドイツ代表MFは、何と22歳!クラブともめてしまい、退団を余儀なくされていたセントラルMFは、ロシアで戦った23人に選ばれておらず、心身ともにリフレッシュしているのではないでしょうか。クヤテやミリヴォイェヴィッチとともに中盤を仕切る若きタレントも、今季プレミアリーグの見どころのひとつです。

昇格組では、実力者を次々と獲得しているフラムの積極的な動きが目立ちます。ニースからル・マルシャン&ジャン・ミシェル・セリ、ドルトムントからアンドレ・シュールレを引き入れたウェストロンドンのクラブは、2000万ポンド(約29億円)を投じてスウォンジーのCBモーソンを獲ってきました。昨季プレミアリーグでフルタイム出場の24歳は、3月にイングランド代表デビューを果たしており、マンチェスター・ユナイテッドもリストアップしていたといわれています。最終ラインの強化が重要課題だったヨカノヴィッチ監督にとっては最高の新戦力でしょう。クリスタル・パレス、トッテナムと続く開幕からのロンドンダービー2連発では、夏に加わったインターナショナルクラスたちのプレイに注目しましょう。

トランスファーマーケットは残り1週間。ブルーズ、スパーズとマンチェスター勢が動かないのが気になりますが、最後にサプライズはあるのでしょうか。カウントダウンが始まったプレミアリーグのクラブの立ち回りを、最後までしっかり追いかけられればと思います。締め切りの早期化とワールドカップが重なったからか、不気味に静かですね…。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“武藤嘉紀、クヤテ、マックス・マイヤー…プレミアリーグの中小クラブが即戦力獲得を連発!” への3件のフィードバック

  1. ぐら より:

    フラムはワクワクするような補強を続けてますね
    同じ昇格組ではウルヴァーハンプトンも(メンデス案件とはいえ)実力者を着々と揃えてますし、今シーズンも楽しみです

  2. タムコップ より:

    マックス・マイヤーと、かねてよりターゲットと言われ続けていたルーヴェン・ネヴェスはレッズで観たかったです…泣

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    今をときめく青年監督のテデスコからホジソンのチームへ。マイヤーはクリスタルパレスで成長を続けられるのか楽しみですね。

コメントを残す