イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ロンドンのおいしいもの (5)何食べようか迷ったら、迷わずケバブ!

今日の夜ゴハン、何にしようかな。これといって食べたいものはないし、新しい店を開拓するとか、思い切って冒険しようというほど、元気ないんだけど…そんな気分になること、ありますよね?もしあなたがそう思ったのが、ロンドンにいるときだったなら、悪いことはいいません、ケバブにしておきましょう。私の”ロンドン格言”ですが、

「ケバブには、大当たりなし、ハズレなし」です。

年末にロンドンに行ったとき、最初にアーセナルの本拠地、エミレーツ・スタジアムを観にいこうとしていたので、ロンドンのやや北のエリア、フィンズベリー・パークに宿をとりました。ロンドン・イズリントン特別区にあるこの街は、ピカデリー・ライン、ヴィクトリア・ラインと2本の地下鉄が走っており、マンチェスターやリヴァプールへの北の玄関、ユーストンまで3駅と便利なロケーション。エミレーツまでは徒歩7~8分と申し分なしです。泊まったホテルは、キッチンも洗濯機・乾燥機もあり、窓がないことを除けば、快適なホテルでした。

この日はクリスマス、翌12月26日は”ボクシング・デイ”。クリスマスプレゼントの「箱」を開ける日、ということでBox-ingなわけですが、地下鉄の運転手が全面ストを行うくらい、キリスト教の人々にとっては、この2日間は”働かない日”なのです。ただでさえ静かな街が、もう、完全に静まり返っています。ヒースロー空港からバタバタとホテルに着き、長時間移動で疲れた体で、さてこれからどうしようか、とりあえず何か食べたいけど、街は真っ暗で音もせず、小さなスーパーしかやってなさそうだな…と逡巡しつつ、とにかく探すしかない、と勢いをつけてホテルを出たものの…ホントに真っ暗。

こっちだ、とアタリをつけて、通りを歩きます。5分ほど、歩いたでしょうか。2~3軒、オープンしているレストランらしき店を発見。何が食べられるんだろう?と看板を見ると、おお、みんなケバブ!

結構なボリュームです。これで6~7ポンド(約900円~1050円)ぐらいだったかと思います。

おそらく、イスラム圏の方が多いエリアなのでしょう。彼らは、クリスマスもボクシング・デイも関係なし。プレゼントの箱を開けたりなどしません。普段どおり、鶏やラムを黙々と焼いています。店はどこもリーズナブル。5ポンド~10ポンドも出せば、肉と大量のサラダやマッシュポテトとライスがのっかったプレートを出してくれます。レストランで出すフィッシュ&チップスと同じか、店によっては安いくらいです。量もテキトーで、多めで、とか何とかいえばそうなります。これはいい。

外食続きになると、野菜がなかなか食べられなかったり、こってりした味に飽きたりして難儀しますが、ケバブのいいところは、生野菜やお米をたくさん食べられて、味もシンプルな塩・コショウやカレーだったりするところ。見た目よりあっさりめで、なじんでいる食材や味を楽しめ、しかも日本によくある食事でもなく、そのうえ安い、と日本人ツーリストのニーズに絶妙なパワーバランスで応えてくれるのがいいんじゃないでしょうか。ロンドンの中心部には、5分歩いたら必ず1軒は目にするといってもいいくらい、ケバブ屋さんがあります。ご飯と食べてもよし、パンにのせてラップしてもよし。間違いなく、中華料理より安いです。中華は、バイキングスタイルの店じゃなければ、結構なお値段ですから。

そう、何食べようか迷ったら、迷わずケバブ、いっときましょう。味の心配はご無用。「ケバブには、大当たりなし、ハズレなし」です。

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