やっとチャンスをつかんだ香川真司…フラム戦で求められる「ゴール」という目に見える成果
ただし、今の状況は、あくまでもまだ「チャンスをつかんだ」という段階です。前節のストーク戦では、ルーニーやチチャリートがゴールを重ねるなか、香川はつなぎ役でしかなく、ゴールに絡むプレイを見せることはできませんでした。後半、ヤヌザイやバレンシアが投入されてからは、「いちばんさえない選手」だったといってもいいでしょう。モイーズ監督がシンプルにゴールに向かう選手、精神的にもフィジカル面でもコンディションがいい選手を優先的に起用する以上、ここからの数試合でいいプレイを見せなければ、簡単に元のローテーション要員に戻されることは覚悟しないといけません。フラム戦で求められるのは、ゴールという目に見える成果。アシュリー・ヤングやナニが勝利につながるプレイをできなかったから転がり込んできたチャンスでもあります。このままモイーズ監督の信頼を勝ち取ってルーニーやファン・ペルシとのコンビネーションを磨いていけるのか、FAカップやキャピタルワンカップでしかその姿を見られなくなるのかは、彼のパフォーマンス次第です。
フラムは現在、13位と決していい状態とはいえず、この試合は昨季、香川がプレミアリーグでの初ゴールを奪った縁起のいいカードでもあります。今までの出場試合でいちばん気になるのは、シュートの本数が少なく、打てるシーンで思い切ったプレイができていないこと。今夜のゲームでは、積極的な飛び出しによる4~5本のシュートと、チームの勝利につながるゴールを期待したいですね。キックオフは、日本時間の3日0時。今から、楽しみです。
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