ロケットスタートでGKレッスルを手に入れたエヴァートンが、ウェルベックも獲得間近!
記事によると、ウェルベックのプライオリティは出場機会を確保できること。ウルヴスが保持しているヨーロッパリーグ出場権は魅力に映らず、ヒメネスとジョッタのチームでレギュラーを獲得できるイメージはないということなのでしょうか。エヴァートンなら、リシャルリソンが最前線に入れば左サイド、サイドにまわればトップに収まる形になりそうです。ベルナルジ、ウォルコット、シグルズソン、カルヴァート=ルーウィン、ジェンク・トスンと駒は揃っており、ポジション争いは簡単ではありませんが、トスンとカルヴァート=ルーウィンの得点力が課題となっているなか、決定力をアピールできれば常時出場をめざせるでしょう。
一方、エヴァートンから見たウェルベックの懸念は、8年の長きにわたってフルシーズン活躍したといえるシーズンがないことです。2011-12シーズン、サー・アレックス・ファーガソン時代のマンチェスター・ユナイテッドで、プレミアリーグ30試合9ゴールという数字を残したのが最後の輝き。その2年後にモイーズ監督の下でも9ゴールを挙げていますが、12月に6戦6発という狂い咲きを見せただけで、主力といえる立場ではありませんでした。アーセナルに移籍した2014-15シーズンは、前半戦はレギュラーとして15戦4ゴールでしたが、後半戦は負傷欠場が多くノーゴール。ヴェンゲル監督の最後の年となった2017-18シーズンは、プレミアリーグとヨーロッパリーグで1試合2ゴールが3回あったものの、年間8ゴールは満足いく結果とはいえません。
「イヴニング・スタンダード」は、エヴァートンがアーセナル時代と変わらない週給10万ポンド(約1390万円)を用意していると報じていますが、28歳になったアタッカーは期待に応えられるでしょうか。テオ・ウォルコットという気心の知れたパートナーを得て復活を遂げ、ユーロ2020に出場するというのが当面の目標ですが、早期にマルコ・シウヴァを納得させられなければ、6歳下のカルヴァート=ルーウィンをベンチから眺める日々が待っています。
移籍金をかけずに獲れるのは魅力的ですが、6億円超の年俸に見合う活躍を見せられるかどうか。負傷によって20代の多くの時間を奪われた選手だけに、まずはコンスタントにプレイできる状態を築くことがテーマとなります。すんなりエヴァートンに決まりそうですが、どこに行ったとしても、どれだけ長くトップフォームをキープできるかが勝負。アカデミー時代から注目していたマンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、新天地でのリフレッシュがプラスに作用することを祈るほかはありません。本件、続報を待ちましょう。
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