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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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スペイン発の怪しい最新ゴシップ…古巣トッテナムがガレス・ベイルの復帰を検討⁉

月曜日の朝、紹介させていただいたハリー・マグワイアのマンチェスター・ユナイテッド移籍合意は、やはり「ザ・サン」のフライングだったようです。プレミアリーグのDF史上最高となる8000万ポンドの移籍金について「すぐに支払うのは6000万ポンド、2000万ポンドはオプション」などと妙にリアリティがあったのですが、記事が報じた週明けすぐのメディカルチェックは実現しませんでした。「レスターマーキュリー」「マンチェスター・イブニングニュース」「テレグラフ」らは「交渉は続いているが、未だ合意に至っていない」と主張しており、実際のところは彼らがいうとおり、諸条件のせめぎ合いが続いているのでしょう。

みなさま、お騒がせしました。お騒がせついでに、「ザ・サン」に負けず劣らずやらかしてくれるスペインメディア「マルカ」発の最新ゴシップを紹介しましょう。ガレス・ベイルがプレミアリーグに復帰する可能性があり、受け入れ先は古巣トッテナムというお話です。怪しい説をイングランドに輸入した「エクスプレス」と「ガーディアン」を読んだのですが、後者は「Football transfer rumours」と但し書きを入れたエンタメ記事。「ジネディーヌ・ジダンはレアル・マドリードのクローゼットの埃っぽい棚にベイルを置いた」「ノースロンドンでイカしたケーキとおしゃれな誕生日を喜び、毎週サッカーをするだけで銀行口座に届くグレイトなプレゼントを楽しみにする」などと表現し、5400万ポンド(約72億円)の移籍金と週給60万ポンドという盛り気味のサラリーをいじり倒しています。

ガレス・ベイルの突破力や惚れ惚れするフィニッシュを思い出せば、5400万ポンドなら…と気持ちが動きますが、マドリードにおけるスタッツを見て負傷の多さに気づかされると、やはりこれは勝ち目が薄いギャンブルであると首を振るしかありません。元よりダニエル・レヴィ会長はプレミアリーグNo.1の高額サラリーを払う気はないと思われますが、ベイルに大盤振る舞いをした瞬間、ロッカールームの空気が微妙になるのは間違いありません。ハリー・ケイン、デル・アリ、ソン・フンミン、ルーカス・モウラは、「ベイルにそれだけ出すなら…」と賃上げ闘争を始めるのではないでしょうか。

「エクスプレス」を読むと、「スパーズは5400万ポンドを払っても構わないと考えているが、サラリーの半額しか払えないとレアル・マドリードに明言した」とありますが、自分はまだまだやれると考えているガレス・ベイルがこの条件を呑むとは到底思えません。若手特化の補強戦略をとっているノースロンドンのクラブがレフティのドリブラーを獲るなら、以前に噂になっていたフラムの怪物ライアン・セセニョンを優先するでしょう。

ガレス・ベイルのプレミアリーグ復帰説は、もしかしてエリクセンの移籍絡みで出てきた話なのでしょうか。「エリクセンとベイルのスワップ、あるいはレアル・マドリードがベイルのサラリーの半額相当を支払う」…いやいや、ヨヴィッチやアザールに高い移籍金を払ったクラブは、FFPを守るために2億ユーロを回収しなければならず、売却可能な選手は確実にキャッシュに換えたいところでしょう。どこからどう見ても、ベイルの帰還はなさそうですね。5シーズン連続のプレミアリーグTOP4フィニッシュをめざすスパーズには、活きのいい若手獲得でメディアを盛り上げていただければと思います。すみません、うまいオチが思い浮かばず。

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