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リヴァプールの補強第2号は、プレミアリーグ最年少デビューの新星ハーヴェイ・エリオット!

リヴァプールの2人めの補強も、将来を見据えた10代のタレントでした。7月6日にU-19オランダ代表CBゼップ・ヴァン・デン・ベルグをメルウッドに迎え入れたとき、既に噂になっていたハーヴェイ・エリオット。クイーンズ・パーク・レンジャースのユースチームからフラムに移籍した16歳のFWは、2018年9月26日のカラバオカップ3回戦のミルウォール戦で、15歳174日というファーストチーム最年少デビューを達成。プレミアリーグ最終節のウルヴス戦でも、16歳30日でトップリーグ最年少出場を果たしています。

フラムとの契約延長を拒否していた逸材には、バルセロナ、レアル・マドリード、ライプツィヒ、マンチェスター・シティ、アーセナルといった錚々たる顔ぶれが興味を示していたのですが、ピッチの感触を確かめたばかりのプレミアリーグで自らの力を試したかったのでしょうか。当初よりトップランナーと報じられたリヴァプールが、あっさりポール・トゥ・ウィンを決めました。フットボール史上初めて10代でCLファイナルに2年連続先発という記録を残したトレント・アレクサンダー=アーノルドを輩出したクラブは、17歳CBの後、16歳のウインガーと補強コンセプトは明快です。

2003年生まれのレフティのストロングポイントは、繊細なタッチから繰り出すドリブルと、視野の広さに驚嘆させられるキラーパスです。左右のウイングに加えてトップ下もこなし、ひとたびボールをキープすると、サラーよりメッシを想起させる軽快なステップでマーカーを翻弄します。ワンタッチであっさりDFを抜き去ってしまう瞬発力を見れば、多くのプレミアリーグファンが「サラーの後継者」として注目するはずですが、ラインの裏に走り込んだ選手にピンポイントで合わせるスルーパスがあまりにも美しく、フィルミーノの役割をまかせるのもおもしろいのではないかと思います。

U-17イングランド代表の選手ゆえ、ユースチームからのスタートとなるかと思いきや、ナポリとのフレンドリーマッチが開催されるエディンバラでトップチームに合流。先に入団したヴァン・デン・ベルグとともに79分にピッチサイドに呼ばれ、ララナやジョー・ゴメス、デヤン・ロブレンとともにプレイしています。この後、エヴィアンで行われるトレーニングキャンプにも参加することになっており、8月1日にジュネーヴで開催されるオリンピック・リヨン戦でも出番があるかもしれません。

最強3トップとシャキリ、オリギ、チェンバレンを擁するチームで初年度からプレミアリーグ出場を果たすのは難しそうですが、カラバオカップでチャンスを与えられた際には、ぜひ爪痕を残していただければと期待しています。リヴァプールの補強はこれで打ち止めか、あるいは左SBやアタッカーを獲りにいくのか。マン・シティを蹴落としてプレミアリーグ制覇を果たすためには、即戦力を数枚加えたいところではありますが…。

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“リヴァプールの補強第2号は、プレミアリーグ最年少デビューの新星ハーヴェイ・エリオット!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    可能性をおおいに感じる選手ですね。今期は若手への投資なのでしょうね。しかしサポーターの心情としては心配なところもありますが、チームと監督を信じるしかないですね。でも即戦力が欲しいのが本音ですが、、、。

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