【Saints×Tottenham】ハリー・ケイン負傷リタイア…狙いなきスパーズ、1-0で敗戦!
スパーズの最初のチャンスは5分。フェルトンゲンがヘッドで出した縦パスを収めたハリー・ケインは、すぐ脇から走り込んだデル・アリへのラストパスをカットされますが、すかさず拾って右足で狙うとGKマッカーシーが左に飛んでセーブ。セインツのCBコンビはスティーブンスとベドナレクですが、ボールを持っていない10番を離しすぎるのが気になります。12分、アームストロングのパスを左でもらったレドモンドは、切り返し2発でエンドンベレとアルデルヴァイレルトをかわして左足でシュート。ガッサニーガが弾いたところにアームストロングが詰めるも、アルデルヴァイレルトが1歩早く、冷静にCKに逃れました。
17分、先制はセインツ。スティーブンスのロングフィードが最前線のダニー・イングスに届くと、好調のストライカーは巧みに浮かしてアルデルヴァイレルトを抜き去ります。左足の一撃に、ガッサニーガはまったく動けず。リヴァプールでは負傷に苦しんだ9番は、直近のプレミアリーグ10試合で9ゴールという出色のスタッツを残しています。1点を追う展開を強いられたスパーズ。20分のエリクセンのFKは、壁に当たって右に逸れていきます。24分、鼠径部を痛めたエンドンベレがリタイアとなり、モウリーニョ監督はロ・チェルソをピッチに送り出しました。
27分、ハリー・ケインをポストに使ったロ・チェルソが、ボックス手前から打った左足シュートはバートランドが足に当ててCK。32分にウォード=プラウズが右に浮かしたボールをアームストロングが縦に持ち込み、ニアにグラウンダーを通すと、フリーで入ってきたレドモンドのボレーはアルデルヴァイレルトにヒットして枠を外れます。38分、ハリー・ケインのミドルをマッカーシーが弾き、こぼれ球をデル・アリが追うもGKが先着。直後のCKをゴール前のデル・アリが腹で落とすと、フリーだったフェルトンゲンはボレーを打ち上げてしまいました。
44分に左から上がったセセニョンが入れた高速クロスは、デル・アリのラボーナがブロックされ、フォローしたロ・チェルソのシュートも右にアウト。前半は1-0、シュート数は9対8とほぼ互角の展開です。後半開始直後にアームストロングのアーリークロスを右足で合わせたレドモンドは、右隅にコントロールできずに浮かしてしまいました。49分にバートランドのクロスがアルデルヴァイレルトの手に当たりますが、VARのチェックでノーペナルティ。52分、インターセプトに成功したルーカス・モウラがそのまま持ち込んだカウンターは、左にいたデル・アリが淡白なラストパスをDFに引っかけてしまいました。
57分、左サイドで脅威となっていたジェネポが下がってシェーン・ロング。エリクセンがパスを散らしてセインツの守備に穴を開けようと奮闘していますが、デル・アリとルーカス・モウラに好調時の大胆なプレイがありません。69分に右から蹴ったロ・チェルソのFKは、フェルトンゲンのヘッドがGKの正面。モウリーニョ監督が切れる攻撃的なカードはラメラだけです。73分、エリクセンのFKをハリー・ケインが押し込んだ瞬間、オフサイドの旗が上がり、エースは左のハムストリングを押さえています。プレー続行不可能、代役はラメラ。縦を急ぎ過ぎるスパーズに残された時間は、10分を切りました。
86分、CKに競り勝ったシェーン・ロングのヘディングは惜しくも右にアウト。直後、セセニョンのクロスが中央に転がると、ルーカス・モウラの1発めはレドモンドが足元に入り、こぼれ球に反応した2発めはバートランドがコースを塞ぎました。右からのアタックの精度が低く、デル・アリにミスが目立った必然の敗戦。エリクセンの配球を活かせる選手がおらず、連携して崩すシーンもないまま、スパーズは1点も取れずにタイムアップを迎えました。勝ち点3とハリー・ケインを同時に失ったモウリーニョ監督は、次節のリヴァプール戦でどんな布陣を選ぶのでしょうか。4位チェルシーとの差は6ポイント。厳しい戦いが続きます。
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アルテタやランプスを手放しに礼賛するのは無邪気が過ぎるし、他人にそれを強要するのは迷惑行為だと思いますが、かねてからスパーズにモウはインパクトこそあれど、本当に適切な人事だったのかなと少しばかり疑問を抱いております
ポチェの退団、2CBやロリス、ケイン、エリクセンの昨今のパフォーマンスを見るに今のスパーズに必要なのは一時代を築いた主力陣からの世代交代だったと改めて思います
おそらくモウのオーダーであろうトビーとの契約延長を見るに、世代交代の速度を遅らせようとしている様に見受けられます。スタジアム関連で決して裕福とは言えない懐事情にあって、本来得られる筈の移籍金収入が上手く得られないという事が無ければ良いのですが
現在最高のチームと比べていいものかわかりませんが、やはりリバプールの試合を見ていると、SBの質の差を感じずにはいられませんね。
左のフェルトンゲンはまだいいとしても、オーリエでは本当に厳しい…。
なぜトリッピアーを安価で出したのか、しかも同じポジションに補強しなかったのか、いまとなっては大きなマイナスポイントに。
フィジカルこそ優れているものの、守備がスペシャルというわけでもなく、なにより精度の低いクロスが何本相手キーパーの手元に届いたか。
ルーカスモウラにももう一皮剥けてもらわなければなりません。
カウンター時のドリブルと勝負強さ以外の部分でも攻撃で違いを見せてくれるようにならないと、ソンがいないときはとりあえずケインを抑えておけばオーケーのチームになっています。
チェルシーがぐらつきはじめているので、なんとかCL圏内&CLベスト4を達成してほしいですが、いまのままでは少々厳しいですかねぇ。