マンチェスター勢は圧勝!リヴァプールは…日曜日のFAカップ明暗レポート
FAカップ4回戦の3日めに登場したのは、マンチェスターの2クラブと世界王者リヴァプール。現在チャンピオンシップ3位で、プレミアリーグ昇格をめざすフラムは、エティハドに乗り込んだマン・シティとの一戦を6分で終わらせてしまいました。ギュンドアンのスルーパスで抜け出したガブリエウ・ジェズスを、主将のリアムが腕をつかんでねじ伏せてしまい、レッドカード&PKという最悪のジャッジ。ギュンドアンが決めて1-0、11人VS10人では勝負ありです。19分にはカヴァレイロを翻弄したベルナルド・シウヴァが右隅に蹴り込んで2-0。72分には右からのクロスに反応したガブリエウ・ジェズスがヘッドで叩き込み、3分後にフォーデンのシュートをGKロダックが前に弾くと、頭で押し込んだのはまたもジェズスです。4-0で締めたマン・シティは、シュート数20対1の楽勝でした。
シュルーズベリーの本拠地モンゴメリー・ウォーターズ・メドーで戦ったリヴァプールは、15分に先制。南野の落としを受けたチリベジャが見事なスルーパスをボックス左に通すと、抜け出したカーティス・ジョーンズが右隅に流し込みました。南野のポジションはフィルミーノの偽9番。3バックの間で受けようと腐心していた日本代表を意図的に使うのはファビーニョだけで、エリオットとオリギにもチャンスボールが入りません。前半は0-1。後半が始まって間もなく、ネコ・ウィリアムズのクロスをドナルド・ラブが自陣のゴールに蹴り込んでしまいました。これで0-2。プレミアリーグで最少失点のチームと、リーグ1で2番めに得点が少ないチームなら勝負ありと見るのが妥当ですが、何が起こるのがわからないのがFAカップの醍醐味です。
64分、裏に出たパスを追ったローレンをラローチが後ろから倒してしまい、途中出場のジェイソン・カミングスがPKを決めて1-2。同点ゴールは、オリギの素晴らしいミドルをGKオレアリーがビッグセーブで阻んだ直後でした。デヤン・ロブレンが軽いタックルでジェイソン・カミングスに抜き去られ、アドリアンのニアが空いていると見たスコットランド人が冷静に右足で流し込みました。オンターゲットで5対4と下回ったリヴァプールは、2-2のドローで済んだのを喜ぶべきでしょう。大健闘のシュルーズベリーは、アンフィールドで行われるリプレイのチケット代の取り分というデカいボーナスを手に入れました。
マグワイア、ジオゴ・ダロト、リンガードが次々と決めたマン・ユナイテッドは、40分のCKをフィル・ジョーンズがヘッドで押し込んで0-4。45分にはルーク・ショーのパスを受けたマルシアルがDFにぶつけながらも右隅に収め、前半で0-5の大差となりました。ハーフタイムにマティッチとマルシアルが下がり、フレッジとタヒス・チョン。55分にはタヒス・チョンがGKと交錯してPKとなり、グリーンウッドが今季公式戦10発めをゴール右に沈めました。0-6で圧勝したプレミアリーグ5位は、ミッドウィークにカラバオカップ準決勝セカンドレグのマンチェスターダービーを戦うことになっています。ホームでの初戦は1-3完敗でしたが、今日の勢いをエティハドに持ち込みたいところです。
ハマーズとバーンリーが敗れ、セインツ、スパーズ、マグパイズ、レッズがリプレイへ。マンデーナイトのボーンマスVSアーセナルも、昨季プレミアリーグで順位が低いほうが事件を起こすかもしれません。レッズやスパーズが戦うリプレイは2月4日、5日に開催される予定です。2週間のウインターブレイクが10日に減るのは、CLが控える両者にとってはノーサンキューでしょう。われわれプレミアリーグファンにとっては、南野を見られるチャンスが増えるのは大歓迎です。アンフィールドのシュルーズベリー戦も、しっかり追いかけたいと思います。
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更新ご苦労様です。
何が起こるかわからないFA Cupを体現してしまったレッズ。GKアドリアンにお礼を言わないといけない結果ですね。負けてもおかしくなかった!さてアンフィールドではU23で戦うことを明言してますがどこまでのスカッドになるか気になるところです。アンフィールドだし勝って欲しいなぁと思うのです。