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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ガレス・ベイルがスパーズ復帰⁉ 見たいような、見たくないような…!

7月から噂になっている話で、サポーターのみなさんは「またか!」と思われるのかもしれません。しかし、実現したらおもしろいのは確かですので、「エクスプレス」がぶち上げていたゴシップを紹介させていただく次第であります。トッテナムとレアル・マドリードが、ガレス・ベイルの完全移籍について話し合っているとのこと。プレミアリーグの後半戦を1勝2分2敗と苦しんでいるノースロンドンのクラブについては、「ジョゼ・モウリーニョが獲得を熱望」というひとことが添えられた話があまりにも多く、どれも真偽のほどは定かではありません。

「ミラー」が主張しているのはPSVアイントホーフェンのスティーヴン・ベルフワインに3000万ポンド。「スカイイタリア」は、ACミランのクリシュトフ・ピョンテクの獲得交渉を再開と伝えており、「デイリー・スター」はポーランド代表FW争奪戦はチェルシーが1歩リードと煽っています。信用してもよさそうなのは、「クリスティアン・エリクセンのインテル移籍は秒読み状態」という一斉報道ぐらいです。「フットボールロンドン」など一部のメディアでしか取り上げられていないガレス・ベイルの話は、眉に唾をつけてスルーすべきなのかもしれません。

レアル・マドリードで7シーズンめとなったガレス・ベイルは、公式戦245試合104ゴールという数字を残していますが、2019-20シーズンは14試合2ゴールと停滞。相変わらず負傷が多く、今季も既に4回リタイアしており、スペインにおける故障者リスト入りは26回、プレミアリーグ時代を合わせれば50の大台に乗りました。サッカーよりもゴルフに関する話題のほうが目立つようになったレフティは、ロンドンに戻ってきても、ウェールズの自宅にある3ホールでクラブを握る姿ばかりが報じられる可能性も低いとはいえません。

現在の移籍報道にはベイルがもらっているサラリーしか数字がなく、現実感はないのですが、実現したらもうひと花咲かせるのではないでしょうか。根拠は1点、ジョゼ・モウリーニョ監督が以前から高く評価していること。2017年の夏、マンチェスター・ユナイテッドで指揮を執っていたときも「彼が出口に向かっているなら、他の監督たちと争うだろう」とコメントしており、名将に全幅の信頼を置かれれば情熱を取り戻すのではないかと密かに期待しているのです。

プレミアリーグに復帰しても、負傷が減ることはないでしょう。リーグ戦25試合、トータル40試合出場が精一杯なのではないかと思います。しかしそれでも、得点力不足に悩むスパーズに25ゴールをもたらしてくれれば、ポチェッティーノ監督の下では無冠だったクラブはトロフィーを獲得できるかもしれません。

「エクスプレス」が土曜日に配信した記事に続報はなく、今のところはオオカミ少年の寓話をトレースしているだけともいえるでしょう。「ピョンテク入団」というニュースが飛び込んでくれば、ページビューがほしいメディアが引き続き使う怪しいネタと化してしまいます。私は、ぎりぎりまで朗報を心待ちにしていようと思っています。ノースロンドンに戻ってくるのが、リヴァプールとのCL決勝で素晴らしいバイシクルを叩き込んだモンスターなのか、ゴルフにしかパッションを見出せなくなったかつての天才なのかは、プレイを見てみないとわかりませんが…。

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