サカ&エンケティア!若手躍動のアーセナルが1-2完勝で5回戦進出!
GKマルティネス、最終ラインはベジェリン、ムスタフィ、パパスタソプーロス、サカ。中盤センターはグエンドゥジとジャカというラインナップです。序盤から厳しいプレスでボーンマスのパスコースを切っていたガナーズは、5分にあっさり先制します。ハーフライン付近のニコラ・ペペ、ウィロック、マルティネッリと左に流れたボールがボックス左のサカに渡ると、強烈な左足シュートがニアからクロスバーの下を叩きました。ライアン・フレイザーとソランケを軸に速攻を仕掛けるホームチームは、最終ラインをフォローするグエンドゥジに潰されています。プレスを続けるアーセナル、シュートが打てないボーンマス。相変わらずチェックが軽いムスタフィは、的確なフィードで攻撃に貢献しています。
19分、ボックス右でナタン・アケをかわしたウィロックが角度のないところから打ったシュートは、GKトラヴァースが体を張ってセーブ。26分、ムスタフィがエンケティアにぶつけたボールをウィロックが左のサカに展開。ニアに走ったマルティネッリの裏を突いたグラウンダーがフリーのエンケティアにピタリと合い、20歳のストライカーがイージーな左足ボレーをゴール左に流し込みました。29分、エンケティアが3人に囲まれながらもキープし、ニコラ・ペペにつなぐと、ボックス右に侵入したドリブラーの一撃はニアにアウト。プレミアリーグと比べても、さほどメンバーを落としていないボーンマスに対して、今日のアーセナルはアルテタ就任以来最高のフットボールを展開しています。
マルティネッリやベジェリンが繰り出すクロスは狙いが明確で、右サイドのニコラ・ペペはホームチームの脅威となっています。38分にクロスのクリアを叩いたハリー・ウィルソンのチーム初シュートは、マルティネスがセーブ。前半は0-2、シュート3本に終わったボーンマスは、セカンドハーフもチャンスを創れず苦しんでいます。53分にサーマンが左から蹴ったFKも、ゴズリングの頭上を越えてマルティネッリがクリア。アーセナルがもう1点獲れば、勝負は決するでしょう。
58分、ボールを追ってGKマルティネスと接触したムスタフィが、着地の際に左足を捻って担架で運ばれました。代役は、今季プレミアリーグで出場2試合のホールディング。66分のボーンマスのCKは、マルティネスの前で放ったシンプソンのヘッドが左に外れます。アルテタ監督は69分にニコラ・ペペをダニ・セバージョスにスイッチ。エディ・ハウ監督のほうは、76分にハリー・ウィルソンとシンプソンに代えてカラム・ウィルソンとサイモン・フランシスという2枚代えを敢行します。81分の競り合いで頭を強打したスティーヴ・クックとパパスタソプーロスは大事には至らず。ポゼッションにこだわらず、速攻に徹するガナーズが悠々と勝利に近づいています。
94分、ライアン・フレイザーがゴールに向かうボールを蹴ると、ゴスリングがスルーした裏に途中出場のサリッジが入り込み、右足で無人のゴールに流し込みました。8分の追加タイムで一気に同点というドラマはなく、アルテタ監督のチームが1-2のアウェイ勝利で5回戦に駒を進めました。サカの素晴らしいプレイと厳しいプレスで0-2と優位に立った前半と比べると、サイドで勝てなくなった後半は今ひとつでしたが、前線のチェイシングと中盤のポジショニングは悪くなかったと思います。若手の成長が感じられる新しいチームが楽しみになってきました。次戦のプレミアリーグは、アウェイでバーンリーです。
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