さよなら吉田麻也…ちょっぴりせつないプレミアリーグのデッドラインデーLIVE!
13時に届いたのは、シェフィールド・ユナイテッドが前線を強化したというニュースです。中国の長春亜泰からやってきたリハイロ・ジヴコヴィッチは、18歳の頃にレアル・マドリードやバルセロナが狙った逸材。アヤックスを選んだストライカーは、7試合1ゴールと結果を出せず、ベルギーのオーステンデから中国の甲級リーグ(2部)に流れていました。極東のクラブで25試合15ゴールとゴールセンスが錆びていないと証明した23歳は、初めてのプレミアリーグで真価を発揮することができるでしょうか。クリス・ワイルダー監督のチームは、レヴァークーゼンで3試合しか出番がなかったギリシャ人DFパナギオティス・レトソスを引き入れ、店仕舞いとしました。
13時30分、サウスエンドのネイサン・ビショップがマンチェスター・ユナイテッドに移籍決定。イングランドU-20代表のGKは、シェフィールド・ユナイテッドに貸し出されているヘンダーソンとともに、デ・ヘアの後を継ぐ存在になりえると期待されているのでしょう。6時間の沈黙を経たマーケットが再び動き出したのは、19時を過ぎてからでした。ウルヴスがロッチデールの17歳DFマテソンを100万ポンドで獲得すると、チェルシーのタリク・ランプティはブライトンへ。年末にプレミアリーグデビューを果たしたばかりの生え抜きSBは、契約延長を期待していたフランク・ランパードに背を向けて、出場機会を得られそうなクラブを選んだようです。
21時過ぎに、われわれ日本人ファンにとってビッグニュースが飛び込んできました。吉田麻也、サンプドリアにローン移籍。レスターにホームで0-9という記録的な惨敗を喫するまでは、レギュラーポジションをつかんでいた31歳のベテランは、ベドナレク、スティーヴンス、ヴェステルゴーアに弾き出されて4番めのCBとなっていました。イタリアでの出来がどうあろうと、セインツの古株に9シーズンめは訪れないでしょう。プレミアリーグ154試合出場は、もちろん日本人選手として最多です。
ウルヴスからレスターに移ったライアン・ベネットは、500万ポンド(約7億2000万円)の買い取りオプション付きのレンタルです。ジョニー・エヴァンスとソユンチュのCBコンビに何かあれば、36歳のウェズ・モーガンに頼らざるを得なかったロジャース監督は、即戦力の獲得でひと息つきました。おお、マンチェスター・ユナイテッドがストライカーを獲得したようです。午前中に噂になっていたジョシュア・キングではなく、中国スーパーリーグの上海緑地申花に所属していたオディオン・イガロです。
2014年の夏にワトフォードに移籍したナイジェリア生まれのゴールゲッターは、2015-16シーズンにはプレミアリーグ37試合15ゴールという数字を残しています。トロイ・ディーニーとのコンビで、リヴァプールやチェルシーから勝ち点をもぎ取っていた頃なら盛り上がれたのですが、中国での3シーズンは彼をどう変えたのでしょうか。74試合46ゴールというスタッツだけでは、現在の状態を窺い知ることはできず、「マン・ユナイテッドの大ファンで、家族は現在もマンチェスター在住」「1年前にバルサのオファーを断っていた」といった話を頼りに信じるほかはありません。
23時の締め切り直前に、スウォンジーでチャンピオンシップ12試合6ゴールと復活の兆しを見せていたボルハ・バストンのヴィラ移籍が決定。ハル・シティのFWジャロッド・ボーウェンに2000万ポンド(約28億6000万円)のオファーを提示していたウェストハムが間に合い、デッドラインデーは終わりを告げました。リヴァプールは初日の南野で終了。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、トッテナムが精力的に動いた一方で、チェルシーとマンチェスター・シティはリスクのある補強を見送り、既存の戦力をキープしています。最後に笑うのは、ニューフェイスを獲得したチームか、現在のスカッドでいけると判断したクラブか。プレミアリーグの残り試合は14。TOP4争いの結末は、未だ予測不能です。
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更新ご苦労様です。
デッドラインデーの記事は毎度読み応えがあり、うなずきながら読んでおります。吉田残念ですよね、、、。あの0-9がなければ、と今でも思います。プレミアではCBとして確かな足跡を残したと思いますし、チームからのコメントも切なく暖かい感じを受けました。新天地では再度輝きを取り戻して欲しいです。期待してます!
監督交代を何度も経験しながら7年半…凄い事ですよね。