さすがにツッコまざるをえない…フラムを2ヵ月で解任!「間違いだらけのミュレンステーン語録」
「フラムはプレミアリーグ降格への恐怖で感情的になり、パニックボタンを押したのだと思う。マッキントッシュCEOは、いきなりマガト新監督が就任すると電話してきた」
→最近の成績があんまりなので、冷静判断ボタンを押したのだと思います。フラムはここしばらく、適役を探しながら周到に準備していたのでしょう。
「月曜日のミーティングは非常によかった。率直なコミュニケーションといいディスカッションがあった」
→解任決定秒読み状態で、わざわざ事を荒立てる方はいないと思われます。「解任通告直前のミーティングはよかった」という、同じようなことをマンチェスター・シティを解任されたロベルト・マンチーニ氏も、トッテナムを去ったヴィラス・ボアス氏もいってましたが…。
「12月の時点で、前監督のマルティン・ヨル氏の仕事を引き継ぐのは簡単ではなかった」
→とはいえ、最初の6試合は3勝3敗です。問題は、その後方針が定まらなかったことでしょう。
「われわれは、最近パフォーマンスがよくなりつつあった。結果には結びつかなかったが自信がつき始めていた。私には充分な時間が与えられなかった」
→マガト新監督は、「プレミアリーグは12試合残っている。充分だ。われわれは自信を持たないといけない」といってます…。
「マンチェスター・ユナイテッド戦やリヴァプール戦で違いを見せたことは理解してもらえるだろう」
→ええっ!マン・ユナイテッド戦はベタ引き&相手の拙攻、リヴァプール戦の2点はコロ・トゥレとシュクルテルからの贈り物…。
ミュレンステーン前監督のコメントからわかるのは、ミッションを会長と握れておらず、危機感や現状認識が足りなかったということですね。「長期的なプランを立て、それは正しい方向へいっていた」「時間がなかった」とおっしゃっていますが、1月にあれだけの補強をして、その投資を確実に回収しようとすれば、当然「プレミアリーグ残留はmust。とにかく目先の勝ち点。待ったなし」となるでしょう。中長期的な視点も重要ですが、危機的な状況のなかでは、目の前の課題解決と折り合いをつけながら進めていかないといけません。
その意味では、「ドイツでも(降格ピンチという)似たような状況で成果を挙げたことがある。イングランドでも同じことができると確信している」と語っているマガト監督は、やらなければならないことがわかっており、相当、覚悟感があるようです。いやー、これはおもしろくなりますね。1月に獲得したギリシャ代表FWミトログルやホルトビー、ハイティンハ、デンプシーが活躍してくれないと盛り上がりません。フラムには、ほかにもスコット・パーカーやダミアン・ダフ、カカニクリッチ、ダレン・ベント、リーセ、ステケレンブルクと、元代表やインターナショナルクラスが揃っているので…って、何でプレミアリーグ最下位なんですか!?
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