トークが絶好調のマンチーニ監督「私が育てたマンチェスター・シティはプレミアリーグで優勝する」
このところのマンチーニ監督は、チャンピオンズリーグでチェルシーと戦ったことも手伝って、プレミアリーグについての発言が増えていました。彼がいっていたのは、簡単にいうと2つです。「今季のプレミアリーグは、マンチェスター・シティが優勝する」「マンチェスター・シティが強いのは自分のおかげ」。うーん、ピュアで熱いマンチーニ氏らしいですね。昨季まで情熱を傾けた愛するクラブに未練たっぷりなのでしょう。
「私は、昨季まで指揮をとったマンチェスター・シティでいい仕事をした。マンチェスター・シティの歴史を変える仕事をしたことを、今でも誇りに思っている。今シーズン、マンチェスター・シティがプレミアリーグを勝ち取るのは簡単だ。3年前から、彼らのメンタリティーは大きく変わっている。そして今は、以前にもましていい選手たちがいる。勝つのは難しいことではないと思う」
私は、バロテッリやテベスという扱いが難しい選手をうまくのせながら、プレミアリーグとFAカップのダブルを達成したマンチーニは素晴らしい監督だと思います。ただし一方で、後任が攻撃の戦略に長けたペジェグリーニで、ここまでの戦い方を見るにつけマンチーニ以上の成果を出す可能性は十分にあるので、監督交代については成功だったといわざるをえません。やはり、2年連続でチャンピオンズリーグのグループリーグ敗退を喫し、昨シーズンは無冠となれば、解任はやむなしだったでしょう。マンチーニ本人は、「
FAカップ準優勝、プレミアリーグ2位だって立派じゃないか」といいたいのでしょうが、世界一といっていい大きな投資をしたチームにおいては、2位は評価の対象にならないのだと思います。
それにしても、フツーの監督ならここまではいわないだろうという、自画自賛大爆発です。嫌味をいおうという気持ちはなく、率直に感じたことをいっているだけなのでしょうね。やはり、このキャラクターはプレミアリーグに残ってほしかったと思います。
「私はサッカーというものをよく知っている。監督という仕事をすると決めたときに、勝てないときはクビになってしまうことがあると理解しなければならない。ときには理由がないときだってあるものだ」
…いまだに、理由なく解雇された、という不満が残っているのですね。現在はガラタサライで、ドログバやエブエといった元プレミアリーグの選手や、スナイデル、フェリペ・メロのセリエA組を見事に束ね、人身掌握術に長けたところをみせています。一昨日のチャンピオンズリーグ、チェルシー戦後のインタビューでは「モウリーニョにディナーに誘われたよ」と相好を崩していたホームチームの指揮官でしたが、チェルシー相手にドローに持ち込んだのが相当うれしかったのでしょうね。この調子だと、しばらくはトルコに落ち着きそうですが、近い将来、再びイングランドに戻ってきていただいて、独特のふわっとした語り口でペジェグリーニやモウリーニョとのトークバトルを展開してほしいものです。
トッテナムあたり、どうですかね?レヴィー会長、シャーウッド監督に物足りなさを感じた際には、ぜひご一考を!
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