遅かった反撃…トッテナム、昨季準優勝チームを追いつめるもヨーロッパリーグ8強ならず!
トッテナムの問題は、自分たちのスタイルがなく、アデバヨルのポストプレーやシュート、エリクセンのキラーパス、レノンやタウンゼントのドリブルなど個人技担保の攻撃。コンビネーションがないので効率が悪く、点を奪うのに時間と労力がかかってしまいます。プレミアリーグでも、セインツやニューカッスルを含むトップ9で最低の37得点という数字が、彼らの悩みを物語っています。
ファーストレグを本拠地ホワイト・ハート・レーンで1-3。ヨーロッパリーグにおけるプレミアリーグ最後の砦、トッテナムのベスト8進出は、ベンフィカのホーム・リスボンに向かう前から風前の灯でした。さらに、この日のゲームで先に点を獲ったのはベンフィカです。右サイドでアーロン・レノンがエドゥアルド・サルビオに簡単にかわされてしまい、中にふわっと挙げたボールに合わせたのはDFガライ。ジャストミートのヘッドをど真ん中から打たれては、GKフリーデルもなす術なしです。後半に入り、70分を過ぎてもスコアは1-0から動かず。誰もがベンフィカがこのまま楽勝で、ベスト8へのチケットを手に入れると思っていたでしょう。
2試合合計で180分も時間があったのに、トッテナムが鬼のような反撃をみせたのは、残り15分を切ってからでした。タウンゼントをエリクセンに代えた直後の77分。GKフリーデルのキックをソルダードに代わって入っていたハリー・ケインが後ろにそらすと、これを受けたシャドリがドリブル開始。シャドリは左から中に軽く切れ込み、思い切ったミドルをGKオブラクが予想していなかったであろうニアサイドに叩き込みます。しかしこれでもまだ、ベンフィカには2点の貯金があります。ラッキーパンチが一発入ったくらいでは、ホームチームに焦りは生まれません。
ところが、トッテナムの2点は直後の78分。決めたのはまたもやシャドリです。右サイドでフリーになったレノンが上げたクロスをハリー・ケインがヘッドで落とすと、最前線にいたシャドリは後ろからのボールを巧みにボレー。これがゴール右に入って1-2、あと1点でトータル同点です!こうなると、ベンフィカは選手もサポーターも気が気ではありません。時間は、残り12分。同点どころか、逆転すら可能な長さでしょう。
しかし、トッテナムの逆襲はここまで。追加タイムの終わりにサンドロが無理な態勢からのタックルでPKを献上してしまい、結局2-2で着地。昨季ヨーロッパリーグのファイナリストをぎりぎりまで追いつめたのですが、左右からクロスを上げる以外に攻撃の手がなく、敵地で3点はやはりハードルが高かったですね。それでも、ホームでの惨敗とはうって変わってこの日はおもしろいゲームでしたし、最後まで夢は見せてくれたと思います。
さて、ヨーロッパリーグも8強が出揃いました。顔ぶれは、AZ(オランダ)、バレンシア、セビージャ(スペイン)、ベンフィカ、ポルト(ポルトガル)、オリンピック・リヨン(フランス)、ユヴェントス(イタリア)、バーゼル(スイス)です。ナポリはポルトに勝てなかったんですね。組み合わせが決まったら、そろそろ優勝チームの予想などをしてみようかと考えておりますが、決勝がポルトガル対決となってもちっとも驚きはないですね。ユヴェントス、セビージャと彼らのなかから優勝チームは出るのではないでしょうか。それにしても、プレミアリーグからゼロは悔しいです。トッテナム、惜しかった!
※19日から20日午前中まで、コメントを書き込めなかったみなさんへ
今週、上記期間にコメント欄に不具合があったようで、書き込みができなくなっていました。不愉快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。おそらくもう問題ないかと思われますので、これに懲りず、今後ともどうぞよろしくお願いします。
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更新お疲れ様です
スパーズ負けてしまいました、、、
でもここまで粘ると思ってなかったのでそれは嬉しいところですが、
結局エリクセン、アデバヨールかMF陣のミドルしかないんでね。
来期は一から作り直しでしょうね。
これではまた同じことの繰り返し、今シーズンは布石の年だと諦めることも重要ですよ。
レヴィ会長も結果が欲しいのはわかりますけど、トップ4に入るためには継続性が必要では?
そう考えるとAVBの解任すら正しかったのか解らなくなってきますよ。
はあ。気が重いですね。
スパーズは来期頑張るからっ!!>
早くチームの方向性や骨格をはっきりさせたいですね。今いるメンバーも、個々は悪くはないと思います。
スパーズの記事ありがとうございます。
スパーズは、カウンターのチームだと思ってます…メンバー的にも…
エリクセンはハゲじゃない さん>
カウンターを極めるなら、チェルシーのようにより前でボール奪取できる戦略を構築できるとよいですね。