【Hull City×Arsenal】エジル復活、ラムジー&ポルディ好調!FAカップ決勝の前哨戦はアーセナル圧勝!
アーセナルは、プレミアリーグ上位対決で大量失点を喫したゲームのように、中盤での獲られ方の悪さから、イェラヴィッチ、シェーン・ロングというハル・シティ自慢の強力2トップに危険なシーンを創られます。攻撃は、エジルが絡むと間違いなく変化が生まれ、ダイレクトパスから決定的なチャンスの予感はありますが、最初の数回はことごとくオフサイドとなり、ハル・シティを脅かすには至りません。14分には、ハーフライン付近からの直接FKを縦に走ってもらったイェラヴィッチがそのまま左足でダイレクトシュート。GKシュチェスニーのビッグセーブがなければ、先制点はハル・シティのものでした。
アーセナルも16分に反撃。パスカットから、中央をドリブルで上がったエジルのパスを受けたポドルスキの右足シュートは、GKハーパーがクリア。23分、リヴァモアのスルーパスから右サイドでフリーになった、シェーン・ロングの強烈な右足シュートは力み過ぎでゴールの上。一進一退のゲームが動いたのは、30分でした。右にいたラムジーが中央のエジルにパスを通すと、ドリブルで上がったエジルからペナルティエリア手前にいたカソルラにつながり、スペイン代表MFからの美しいラストパスが再度、オーバーラップしたラムジーに届きます。フリーで1本持ったラムジーは、落ち着いて左隅に流し込み、ガナーズ先制!エジルとラムジーが戻ってきたこのチームは、やっぱり魅力的です。
20分を過ぎてからは落ち着いたアーセナルの最終ラインでしたが、1点を追いかけるハル・シティの反撃は35分。シェーン・ロングの落としをリヴァモアが狙った強烈なシュートは惜しくもポスト!42分にも、右クロスからシェーン・ロングがヘディングで狙うも枠を捉えず。44分、今度は左からゴールに向かって曲がってくるボールをシェーン・ロングが太ももで合わせますが、これはシュチェスニーの懐に収まります。
アーセナルが攻勢のハル・シティの裏をついたのは、45分でした。アルテタのチェックから、右サイドに流れたジルーが中央のラムジーにロングパス。ラムジーのトラップは大きく跳ね、うまく決まらなかったものの、これに走り込んだポドルスキが右隅にズドン!結局、前半は0-2。セーフティリードを奪ったアーセナルがゲームを支配したまま、後半に入ってもしばらくは、ホームチームはペースをつかめず。47分に、イェラヴィッチが単独突破からGKの頭越しを狙ったヘッドがクリアされると、ハル・シティにこれといったチャンスはありません。
すっかり自分たちのサッカーを思い出したガナーズが、このゲームの勝利を決めたのは、54分。モンレアルが縦パスでカソルラを走らせ、ゴールライン際からのマイナスのボールをダイレクトで打ったのはラムジー。このシュートはGKフーパーが足で止めますが、リバウンドを左足で押し込んだのはポドルスキです。彼の今季プレミアリーグ8ゴールめは、とどめの一発であると同時に、FAカップで再び当たるハル・シティに恐怖感を植え付けるゴールでもありました。
63分には、ジルーがフーパーのゴールキックをブロック。ゴールラインを割ろうとしているルーズボールをスライディングで狙うと、これは惜しくもバー直撃。ここからの30分は、さながらアーセナルのフォーメーション練習です。ハル・シティにはこの後、ハドルストーンのミドルぐらいしかチャンスはありませんでした。
この試合の最大の収穫は、エジル復帰もさることながら、ラムジーの「点を獲れる動き」が復活したことではないでしょうか。先制点の飛び出しといい、後半、再三放ったミドルといい、秋のゴールラッシュ時のプレイが戻ってきました。ガナーズは、今日のサッカーができれば、ニューカッスル、WBA、ノリッジと続くラスト3試合は負けないでしょう。プレミアリーグが終わった直後の、ハル・シティ戦も、もちろん!
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