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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ついに海を渡るか!? プレミアリーグで不遇のストライカーたちを誘う、魅力的なオファー!

「アトレティコ・マドリードのDF・MF陣にプレミアリーグのビッグクラブが殺到」「パリ・サンジェルマンの19歳ラビオをプレミアリーグ4クラブが狙う」…。バイエルン・ミュンヘンとレアル・マドリードが静かなこともあって、2014-15シーズンに向けた移籍市場では、プレミアリーグのチームの活発な動きが目立ちます。チェルシーを筆頭に、景気がいいのはウェルカムなのですが、一方で、実力はあるのにチームであまり評価をされず、海外からオファーを受けて「プレミアリーグを離れるんじゃないか」と噂されているFWがいるのも事実。アーセナルやトッテナム、エヴァートンなど、ストライカーを欲しがっているクラブにとっては、プレミアリーグで実績がある選手にいま一度声をかける、という手もあるのではないかと思います。

ここ数年、「今年こそマンチェスター・ユナイテッドを出るんじゃないか」といわれ続けていたハビエル・エルナンデスは、この夏こそマンチェスターに別れを告げるのではないでしょうか。チチャリートを狙っているのは、ヨーロッパリーグ出場権を持つセリエAのインテル。マンチェスター・ユナイテッドでは、ファン・ペルシ、ルーニー、ウェルベックの次という評価で、昨季プレミアリーグでの先発はわずか6試合。来季はチャンピオンズリーグ出場がなくなり、さらに出番が少なくなるのは容易に想像できます。

ファン・ペルシとルーニーが同時に負傷していたシーズンでも10試合も使われないマンチェスター・ユナイテッドよりも、欧州でのゲームがあるインテルで、イカルディやパラシオとレギュラー争いをするほうが、どう見ても幸せでしょう。出場152試合のうち半分近い69試合が途中出場にも関わらず、59ゴールを決めているメキシコ代表のストライカーには残ってほしいと思いつつ、彼が出たいといえば、もはや誰にも止められません。マンチェスター・ユナイテッドの来季の4番手は、プレミアリーグ34節のハル・シティ戦でいきなり2ゴールデビューを飾ったジェームズ・ウィルソンになる可能性が濃厚です。

そしてお次は、モウリーニョ監督の評価がなぜか上がらないストライカー、ロメロ・ルカク。彼は、何が足りないのでしょうか。守備をしないということなのか、何でも一人でできるから何でも一人でやろうとしてしまう、ということなのか。ルカクを狙っているといわれているのは、レヴァンドフスキをバイエルン・ミュンヘンに持っていかれたドルトムント。彼らは、40億円を超える移籍金が必要なら動かないと思われますが、今季はエヴァートンにレンタルされていたルカクがプレミアリーグ開幕になっても処遇が決まらなかったら、安くオファーを出してモウリーニョに決断を迫るという展開がありそうです。

おそらく8月になれば、チェルシーはいくつか高いお買い物を済ませているので、何人か売りたいという状況にもなっているでしょう。昨夏はデンバ・バのアーセナル行きをストップするなど、プレミアリーグのライバルに選手を売りたくないモウリーニョが「ドイツならOK」という可能性は高いとみます。

そしてデンバ・バといえば、モウリーニョ監督が彼に残留要請をしたとイギリスメディアに報道されていましたが、これは間違いなく「バックアッパーとして」というお話でしょう。本人も、他にめぼしい話がなければ残るのでしょうが、トルコで3位のベジクタシュが、来季のストライカー候補としてデンバ・バに狙いを定めているようです。ジエゴ・コスタ奪取を狙い、パリ・サンジェルマンのラベッシ獲得の話もあり、「F.トーレスはおそらく残る」とモウリーニョ監督が語っており、ときどきシュールレもトップにまわる、というチーム事情のなか、どんなにゴールを挙げても序列は変わらないチェルシーより、自分をファーストチョイスとしてくれるクラブのほうがいいと考えるのが普通だと思います。こちらは今後のチェルシーの商談次第ですが、私は来季、デンバ・バをプレミアリーグで観ることはないと踏んでいます。

以前、アーセナルがデンバ・バを、トッテナムがチチャリートを狙っているといわれており、ルーニーやスアレスの移籍話もありましたが、ライバルクラブに選手を出して活躍されるのが嫌なのでしょうか、上位のクラブがコンペティティブなプレミアリーグでは、クラブ間移籍が成立しにくいですね。個性的な選手がプレミアリーグの外に出ていってしまうのは寂しいのですが、彼らの未来を考えれば、「かんばれ!」と背中に声をかけて、送り出してあげるのがいいのでしょうね。

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“ついに海を渡るか!? プレミアリーグで不遇のストライカーたちを誘う、魅力的なオファー!” への4件のフィードバック

  1. londres nord より:

    ベンゲルくらいですね、得点王をライバルに売るのは。だけど、マンチェスターにあれだけトップ選手を供給して、4位確保は流石です。
    玉突き人事じゃないですが、上にコメントしたレミーやヴェラ、キャンベルなどがガナーズに入ったら、ポドルスキーがドイツに帰る気がします。

  2. ダプ より:

    ドルがルカクに40億ですか…。セリエA得点王のインモレビーノがドルと合意した?とかしないとかありますし、ヘルタからラモスも来ますしね。CLのさらなる躍進のため、レバの後釜として上手くフィットできるかはわからないのでFW候補を集めたい気持ちはわかります。
    でも私はクロップ&香川コンビが大好きな身としては、ファンハールが現状きちんと香川を使うかはわかりませんし、何となくマンUの体質として大物選手の優先度が高いですし、フロントの行き当たりばったりな体制で香川がまた犠牲になってしますのではないかと不安なので、ルカクに40億なら香川に20億位積んでドルに連れ戻してほしいなんて思ってしまいます。(レンタルでもおkです)

  3. makoto より:

    londres nordさん>
    ポドルスキには残ってほしいですね。本人は移籍しない、といっておりましたが…。

  4. makoto より:

    ダプさん>
    お気持ちわかるのですが、ドルトムントは「今はもう香川を必要としていない」といってるんですよね…。いずれにしても、来季香川に活躍してほしい、と私も思います。

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