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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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チェルシーのカウンターに翻弄されたリヴァプールが、2戦連続の完封負けでFAカップ敗退!

南野拓実が、スタメンに名を連ねています。FAカップ5回戦、スタンフォード・ブリッジのチェルシーVSリヴァプール。プレミアリーグ28節のワトフォード戦を3-0で落とし、無敗をストップされたばかりのレッズに対して、ブルーズもバイエルンに惨敗した後、ボーンマス戦をドローと足踏みしています。勝利という最高の処方箋を得て、トップフォームを取り戻したいチーム同士の一戦。クロップ監督は、若手とサブの選手を6人起用しています。

GKアドリアン、DFネコ・ウィリアムズ、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン。MFファビーニョ、カーティス・ジョーンズ、ララナ。3トップは南野拓実、オリギ、マネという並びです。ホームで迎え撃つランパード監督もまた、ゴールマウスにケパを復帰させ、中盤にギルモアを抜擢しています。GKケパ、DFアスピリクエタ、リュディガー、ズマ、マルコス・アロンソ、MFコヴァチッチ、ギルモア、ロス・バークリー、FWウィリアン、ジルー、ペドロ。キックオフから押しているのはリヴァプールです。

3分のショートカウンターは、左サイドでオリギが奪われかけたところをララナがインターセプト。左足で浮かしたボールをマネがトラップしてノーステップのボレーで狙うと、ケパの正面にいってしまいました。チェルシーの最初のチャンスは7分。自陣右サイドにいたロス・バークリーの素晴らしいサイドチェンジがペドロに届きますが、ドリブルでボックス左に入った11番は、打つ寸前にネコ・ウィリアムズにカットされます。CKで競り勝ったアスピリクエタのヘッドは右にアウト。11分のロス・バークリーのロングシュートは、アドリアンがボールの勢いに押されながらもセーブしました。

12分、左から上がったペドロが、ジルーをポストに使って右にラストパスを通すと、ウィリアンの強烈なシュートはアドリアンがセーブ。すぐにビルドアップを始めたレッズは、ファビーニョがボックスのすぐ外で奪われてしまいました。ウィリアンのシュートはアドリアンの正面でしたが、久しぶりにプレイするGKはこれをファンブル。ボールはゴール左に突き刺さり、スタンフォード・ブリッジが沸き返ります。17分のマルコス・アロンソのFKは、カーブがかかりすぎてポストの右にアウト。ここまでは、完全なるチェルシーペースです。

19分、右から上がったネコ・ウィリアムズが速いクロスを入れると、こぼれ球に反応した南野はコヴァチッチに詰められて空振り。マネ、オリギ、カーティス・ジョーンズの連打はすべてケパが体を張ってブロックし、プレミアリーグ首位チームは同点に追いつけません。25分にボックス右に出た南野は、切り返しからリュディガーを抜きかけるも、粘られて打てず。29分にジルーが仕掛けたカウンターは、ペドロの落としを受けたマルコス・アロンソが左足を振り抜きますが、中央にいたファン・ダイクが足に当てました。

30分、ボックスの左脇にいたマネがドリブルで4~5人を次々とかわし、右足でシュート。ケパが弾いた後のこぼれ球がネコ・ウィリアムズに渡りますが、右足のボレーは明らかにミスキックです。37分のCKは、ニアで南野がヘッドでスライドさせたボールをオリギがボレー。今季プレミアリーグで3ゴールに留まっているアタッカーは、枠に収めることができませんでした。42分、コヴァチッチが負傷リタイアとなり、メイソン・マウントがピッチへ。南野とマネのパス交換でゴールに迫った47分のチャンスは、10番に密着したギルモアにカットされました。

後半開始から、リヴァプールがラッシュ。南野、オリギ、カーティス・ジョーンズが中央をこじ開けようと短いパスをつなぐも、ボックスの入り口に築かれた青い壁は堅く、フィニッシュに持ち込めません。50分にウィリアンが足を痛めてしまい、ジョルジーニョが中盤へ。56分、センターサークルで縦パスを受けた南野がカーティス・ジョーンズに落とし、一気にスピードアップ。左からスプリントしたロバートソンのグラウンダーは南野に合わず、ネコ・ウィリアムズのシュートは左に流れていきます。

62分、メイソン・マウントのFKはクロスバーを叩いてゴール裏へ。64分、カーティス・ジョーンズが左サイドで奪われ、自陣中央のロス・バークリーにボールが渡ると、ドリブルで突破を図ったアタッカーがファビーニョとジョー・ゴメスを翻弄しながら右足一閃。アドリアンの指先を抜けたボールがゴール左に刺さり、ホームチームのリードは2点となりました。67分にもネコ・ウィリアムズから奪ったペドロがひとり旅となりますが、飛び出したアドリアンが足でブロック。クロップ監督は、70分にオリギとカーティス・ジョーンズを下げ、フィルミーノとミルナーを投入しました。

74分、アスピリクエタのロングフィードでジルーが裏に抜け出し、ジョー・ゴメスをかわして放ったシュートがクロスバーにヒット。クロップ監督の最後のカードは、80分にララナをサラーです。83分のCKはフィルミーノのヘッドが左に逸れ、1分後にはメイソン・マウントにボックス左に入られてしまい、フリーのシュートがアドリアンの頭上に消えていきます。レッズらしいプレスがようやく見られたのは、89分になってからでした。ジルーに代わってリース・ジェームズは、ランパード監督の勝利宣言でしょう。追加タイムのセットピースも活かせなかったリヴァプールは、2戦連続でゴールレスの完敗となりました。

ビルドアップのミスと、最終ラインの脆さを突かれるカウンター…いずれもプレミアリーグで連勝記録を伸ばしていたときのレッズにはなかった失点パターン。前線のチェイシング、中盤の執拗なプレス、奪われた後の対応がいいときの彼らではないのは明らかです。ワトフォードと同様に、チェルシーもファン・ダイクのいないサイドを狙って速攻を仕掛けており、パスの出元を抑えられなかったのが再三のピンチにつながっていました。クロスとラストパスにミスが目立ったアタックも、強者のマインドに支えられた判断スピードを取り戻せなければ、改善しないのではないでしょうか。

MVPは、ロス・バークリー。先制ゴールを生んだファビーニョのミスを誘い、単独カウンターで決定的なゴールを奪ったアタッカーを推さない理由はないでしょう。裏のMVPとして、前線でボールを収めてカウンターの仕掛け人となったオリヴィエ・ジルーも指名したいと思います。フランク・ランパードは、就任初年度にタイトルを手に入れることができるでしょうか。アーセナル、シェフィールド・ユナイテッド、ニューカッスル、チェルシーとプレミアリーグ勢ばかりが勝ち上がった今季のFAカップは、ここ数年では最高にエキサイティングな大会になるのではないかと期待しています。


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“チェルシーのカウンターに翻弄されたリヴァプールが、2戦連続の完封負けでFAカップ敗退!” への2件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    キャプテンヘンダーソンの存在をここ2戦感じます。色々とありますが、勝利こそ最高の薬でしょう。長いシーズンこういうこともあると思います。もう一度チームとして建て直しボーンマス戦へ向かいたいところです。

  2. n より:

    ギルモアも良かったですね。今回は相手のモチベーションに助けられた部分もありますが、こういう試合の積み重ねでなんとかCL枠を目標にチームを立て直してほしいです。

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