2020.03.05 選手トピックス
「後半は消えた」「周囲が悪い」…現地メディアのミナミノ採点は賛否両論!
プレミアリーグ28節でワトフォードに3-0完敗。ついにつまずいたリヴァプールは、FAカップ5回戦でもチェルシーからゴールを奪えず、2戦連続でクリーンシートの敗戦となりました。現地メディアがさまざまな評価や分析を繰り広げておりますが、われわれにとっての関心事のひとつとして「ミナミノは、どうだったのか」も気になります。
試合後の会見では、ユルゲン・クロップ監督が「タクミは本当にいい試合をした。もっと彼を使うべきだった」と絶賛。「ネコ(ウィリアムズ)が1回でも2回でも南野を見ていればね。ボックスの端っこで完璧にフリーだったこともあった。多かれ少なかれ、クロスを出せていただろう。もし、彼がタクミを確認していれば、援護できたはずだ」と、連携に難があったことを認めています。
メディアの評価は、賛否両論です。10点満点で4点と厳しい評価だったのは、ロンドンの「イブニング・スタンダード」。活発な動きを見せた前半はロベルト・フィルミーノのようだったとしながら、「後半は試合から完全に消えた。レッズでのキャリアはスロースターター」と、これまでのパフォーマンス全体に対して不満を表しています。「ミラー」も同様に5点という低い数字で、「慌てて対応している最中」と冷たいコメント。「デイリー・メール」も、「イングランドサッカーのスピードに適応しようとしている。ワークレートは高いが、クオリティは低かった」と、シュートもチャンスメイクもゼロだったアタッカーは発展途上という見立てを示しています。
彼らとは逆にまずまずの評価だったのは、6点をつけた「Squawka」。平凡なパフォーマンスだったとチーム全体を評したメディアは、悪かったのは南野ではなく周囲だったと主張しています。「チェルシー守備陣の裏にセンセーショナルなパスを数本出したが、チームメイトが棒に振った。リヴァプールに入団してから手探りが続いているが、輝かしい出来だった」。地元メディア「リヴァプール・エコー」の名物記者であるイアン・ドイルさんも、南野を高く査定しています。彼の記事の見出しをみれば、問題がどこにあったと見ているかが一目瞭然です。
「Liverpool analysis – Takumi Minamino drops hint as Divock Origi continues bad habit(リヴァプール分析~ディヴォック・オリギが続けている悪い習慣によって、タクミ・ミナミノが提示したヒントは消されてしまった)」
プレミアリーグとリヴァプールをよく知るジャーナリストのアナライズに、耳を傾けてみましょう。「ナンバー9の役割を担った彼は、立ち上がりから鋭い動きを見せており、アントニオ・リュディガーのクリアを封じてチャンスを創出した。サディオ・マネへのパスは素晴らしかったけれど、チェルシーGKケパ・アリサバラガによって早い時間での成功を拒否されたひとりとなった」。チームメイトとの連携は改善し、マネとのリンクプレーが印象的と語ったドイルさんは、他のメディアが「消えた」と評した後半についても、ポジティブな面を見出しています。
「周囲の停滞に引きずられたが、ラインの間に降りてプレーした際は、常に危険な存在だった」。現地の評価は、オフ・ザ・ボールの動きや周囲を走らせるプレイを称賛するメディアと、決定的な仕事がなかった時間帯をもの足りないという向きに分かれたという印象です。ただし、ドイルさんが語る南野の今後については、多くの専門家とサポーターの賛同を得られるのではないでしょうか。
「It’ll be next season before the Japanese is fully up to speed. But his encouraging display was a rare slither of light on a dark evening.(日本人がフルスピードで駆け抜けるのは来季になるだろう。彼の勇敢なディスプレイは、暗い夜に差したわずかな光だった)」
判断スピードに難があり、強引なプレイが目立ったオリギについては「ティモ・ヴェルナー獲得の噂が勢いを増している今、彼は終わりではないと証明する必要がある」と厳しかったジャーナリストは、18番についてはクロップ戦術に対する親和性に希望を感じているのでしょう。プレミアリーグやチャンピオンズリーグで目に見える結果を出せば、低評価だった現地メディアも、是々非々のスタンスできっちり手のひらを返してくれるものと思われます。がんばれ、タキ。来季につながる結果を残すチャンスは、最大で16試合です。
「後半は消えた」「周囲が悪い」…現地メディアのミナミノ採点は賛否両論!
試合後の会見では、ユルゲン・クロップ監督が「タクミは本当にいい試合をした。もっと彼を使うべきだった」と絶賛。「ネコ(ウィリアムズ)が1回でも2回でも南野を見ていればね。ボックスの端っこで完璧にフリーだったこともあった。多かれ少なかれ、クロスを出せていただろう。もし、彼がタクミを確認していれば、援護できたはずだ」と、連携に難があったことを認めています。
メディアの評価は、賛否両論です。10点満点で4点と厳しい評価だったのは、ロンドンの「イブニング・スタンダード」。活発な動きを見せた前半はロベルト・フィルミーノのようだったとしながら、「後半は試合から完全に消えた。レッズでのキャリアはスロースターター」と、これまでのパフォーマンス全体に対して不満を表しています。「ミラー」も同様に5点という低い数字で、「慌てて対応している最中」と冷たいコメント。「デイリー・メール」も、「イングランドサッカーのスピードに適応しようとしている。ワークレートは高いが、クオリティは低かった」と、シュートもチャンスメイクもゼロだったアタッカーは発展途上という見立てを示しています。
彼らとは逆にまずまずの評価だったのは、6点をつけた「Squawka」。平凡なパフォーマンスだったとチーム全体を評したメディアは、悪かったのは南野ではなく周囲だったと主張しています。「チェルシー守備陣の裏にセンセーショナルなパスを数本出したが、チームメイトが棒に振った。リヴァプールに入団してから手探りが続いているが、輝かしい出来だった」。地元メディア「リヴァプール・エコー」の名物記者であるイアン・ドイルさんも、南野を高く査定しています。彼の記事の見出しをみれば、問題がどこにあったと見ているかが一目瞭然です。
「Liverpool analysis – Takumi Minamino drops hint as Divock Origi continues bad habit(リヴァプール分析~ディヴォック・オリギが続けている悪い習慣によって、タクミ・ミナミノが提示したヒントは消されてしまった)」
プレミアリーグとリヴァプールをよく知るジャーナリストのアナライズに、耳を傾けてみましょう。「ナンバー9の役割を担った彼は、立ち上がりから鋭い動きを見せており、アントニオ・リュディガーのクリアを封じてチャンスを創出した。サディオ・マネへのパスは素晴らしかったけれど、チェルシーGKケパ・アリサバラガによって早い時間での成功を拒否されたひとりとなった」。チームメイトとの連携は改善し、マネとのリンクプレーが印象的と語ったドイルさんは、他のメディアが「消えた」と評した後半についても、ポジティブな面を見出しています。
「周囲の停滞に引きずられたが、ラインの間に降りてプレーした際は、常に危険な存在だった」。現地の評価は、オフ・ザ・ボールの動きや周囲を走らせるプレイを称賛するメディアと、決定的な仕事がなかった時間帯をもの足りないという向きに分かれたという印象です。ただし、ドイルさんが語る南野の今後については、多くの専門家とサポーターの賛同を得られるのではないでしょうか。
「It’ll be next season before the Japanese is fully up to speed. But his encouraging display was a rare slither of light on a dark evening.(日本人がフルスピードで駆け抜けるのは来季になるだろう。彼の勇敢なディスプレイは、暗い夜に差したわずかな光だった)」
判断スピードに難があり、強引なプレイが目立ったオリギについては「ティモ・ヴェルナー獲得の噂が勢いを増している今、彼は終わりではないと証明する必要がある」と厳しかったジャーナリストは、18番についてはクロップ戦術に対する親和性に希望を感じているのでしょう。プレミアリーグやチャンピオンズリーグで目に見える結果を出せば、低評価だった現地メディアも、是々非々のスタンスできっちり手のひらを返してくれるものと思われます。がんばれ、タキ。来季につながる結果を残すチャンスは、最大で16試合です。
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更新ご苦労様です。冬の移籍は即戦力という側面があるので、どうしても厳しい評価が出るのは仕方ない反面、選手をじっくり育てる事ができるクロップなので、来シーズンに期待してます。
日本人という贔屓目も多少はあるかもしれませんが、南野はかなり良かったですよね?
イアン・ドイルさんの記事通りの印象を受けました。
後半は消えた、って他にも消えた選手が多いから攻められまくるわけで、チームとして悪かったですよね。
というか、チェルシーも見事だったですが。
リヴァプールは、前半のラッシュかけてた時間帯に得点出来てたら、結果は変わってたかも?と思います。
南野を頑なに使いたくないヤツがいましたけど、文句言われるべきはそいつです(笑)
来季、マジで期待出来ますね。
南野選手!頑張れ!!