2020.03.09 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2019-20
【MAN.UTD×MAN.CITY】堅守崩れず…マンチェスター・ユナイテッドがダービーでダブル達成!
4位チェルシーに3ポイント差のマンチェスター・ユナイテッドが、オールド・トラフォードに昨季プレミアリーグ王者を迎えるマンチェスターダービー。12月のエティハドでは1-2で快勝したスールシャール監督は、デブライネ不在のチームにダブルを喰らわすことができるでしょうか。この日の布陣は、予想通りの3バック。GKデ・ヘア、最終ラインはリンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー、WBにワン・ビサカとブランドン・ウィリアムズ、中盤センターはフレッジ&マティッチ。ブルーノ・フェルナンデスとダニエル・ジェームズの前にマルシアルを配する3-4-2-1です。
CLO制覇に照準を定めるマンチェスター・シティは、今季プレミアリーグアシスト王とラポルテを欠き、ダヴィド・シルヴァ、カイル・ウォーカーとバンジャマン・メンディがベンチスタートです。エデルソン、ジョアン・カンセロ、フェルナンジーニョ、オタメンディ、ジンチェンコ、ロドリ、ギュンドアン、フィル・フォーデン、ベルナルド・シウヴァ、アグエロ、スターリング。キックオフからしばらくは、マン・ユナイテッドの厳しいプレスをシティがかいくぐっており、予想とは逆の展開となっています。
5分過ぎからは、マン・シティのポゼッション。9分にアグエロが右から仕掛けたカウンターは、ニアのフォーデンから逆サイドのスターリングにラストパスが通り、右隅を狙ったコントロールショットはデ・ヘアがセーブ。13分にはエデルソンのキックが左のスターリングに通り、落としを受けたアグエロがマグワイアを股抜きで置き去りにしますが、リンデロフが戻ってCKに逃れます。16分、ホームチームに最初の決定機。敵陣で奪ったボールがフレッジ、ブルーノ・フェルナンデスと縦につながり、右から上がったダニエル・ジェームズにダイレクトパスが通ると、右足のシュートはエデルソンの正面に飛んでしまいました。
22分、ブランドン・ウィリアムズがボックス左に浮かしたボールを、走り込んだマルシアルがトラップし、振りの速いシュートを放つもオタメンディがブロック。27分に左サイドでフェルナンジーニョを抜いたマルシアルは、フリーだったブルーノ・フェルナンデスに任せず自ら右足で狙いますが、オタメンディの股間を通したボールはエデルソンの守備範囲に飛んでしまいました。30分、左からのFKはブルーノ・フェルナンデス。縦に走ったマルシアルにふわりと浮かすサインプレーが決まり、9番がニアに打ったシュートがエデルソンのグローブの下をすり抜けていきました。
1-0としたマン・ユナイテッドがラッシュし、昨季プレミアリーグ王者が耐える展開。37分に右から仕掛けたワン=ビサカは、鮮やかなダブルタッチでスターリングとジンチェンコをごぼう抜きにしますが、高速クロスをカットされて追加点はなりません。前半のマン・シティは、スターリングのシュート1本に抑えられました。47分にスターリングのスルーパスで裏に出抜けたアグエロがネットを揺らしますが、VARとマイク・ディーンさんのジャッジはオフサイド。直後にエデルソンのトラップミスをマルシアルが追いますが、ゴールポストの前で先に触ったのはマン・シティの守護神でした。
56分、フォーデンの強烈なミドルはデ・ヘアが上に弾き出します。ペップが動いたのは59分。アグエロとベルナルド・シウヴァを下げ、マフレズとガブリエウ・ジェズスを投入する2枚代えです。63分のマン・シティの速攻は、右のマフレズが中央に流したボールをフォーデンが左足で狙いますが、高く浮いてしまいました。マフレズが右サイドを制圧し、マン・ユナイテッドはゴール前でクリアするシーンが増えています。70分、自陣でカットしたワン=ビサカがダニエル・ジェームズを縦に走らせると、オタメンディを抜いたウインガーのシュートはエデルソンが上に弾いてCKに逃れました。
75分、右からスプリントしたマフレズが高速グラウンダーを入れると、スターリングのボレーはつま先に当たって左に流れ、拾ったガブリエウ・ジェズスが切り返しから右足を振り抜くと、デ・ヘアが指先で止めるビッグセーブ。ペップの最後のカードは、77分にジンチェンコをバンジャマン・メンディ。スールシャール監督は、マルシアルとブランドン・ウィリアムズに代えてバイリーとマクトミネイで後ろを固めます。5-3-2のチームは防戦一方。カウンターにも出られないまま、ひたすらクリアし続ける時間が続いています。
87分、ブルーノ・フェルナンデスに代わってイガロが登場。89分、ダニエル・ジェームズが最終ラインの裏に出た瞬間、エデルソンが素晴らしいダッシュを見せてクリアしました。雨のオールド・トラフォードに響くホームサポーターのチャント。5分の追加タイムは、前でブロックを創ってパスコースを切る守り方が冴えています。97分、エデルソンが痛恨のスローミス。バンジャマン・メンディの前に突進したマクトミネイがダイレクトで蹴り込み、マンチェスター・ユナイテッドが10年ぶりのダブルを決めました。
ポゼッションは27%対73%、しかしシュート数は12対7。マン・ユナイテッドの最終ラインは集中力が高く、フリーで打たせたシュートは1本もありませんでした。デブライネとダヴィド・シルヴァを欠いたチームは、スペースに侵入した選手にパスが入らず、危険なクロスをフィードしていたのはマフレズのみ。読みやすいラストパスをクリアされ続け、赤い壁を崩せないままでタイムアップの笛を迎えました。
サー・アレックス・ファーガソンが去りし後、マン・シティを上回れずに7年が経とうとしていますが、ダービーでダブルというのはやはりうれしいものだなとあらためて感じました。暫定ながらレスターと5ポイント差、チェルシーと3ポイント差は充分射程圏内です。プレミアリーグ24節のバーンリー戦で敗れてから、公式戦10戦連続で無敗のチームは、クリーンシート8回&2失点という無類の堅守でTOP4フィニッシュと2つのトーナメントの戴冠を狙っています。次節のトッテナムとのアウェイゲームは、EL直後で中2日の苦しいゲームですが、今日のようなアグレッシブな攻守で5戦連続勝利なしのチームに引導を渡していただければと思います。ブルーノ・フェルナンデス、マルシアル、マクトミネイ…ありがとう!
CLO制覇に照準を定めるマンチェスター・シティは、今季プレミアリーグアシスト王とラポルテを欠き、ダヴィド・シルヴァ、カイル・ウォーカーとバンジャマン・メンディがベンチスタートです。エデルソン、ジョアン・カンセロ、フェルナンジーニョ、オタメンディ、ジンチェンコ、ロドリ、ギュンドアン、フィル・フォーデン、ベルナルド・シウヴァ、アグエロ、スターリング。キックオフからしばらくは、マン・ユナイテッドの厳しいプレスをシティがかいくぐっており、予想とは逆の展開となっています。
5分過ぎからは、マン・シティのポゼッション。9分にアグエロが右から仕掛けたカウンターは、ニアのフォーデンから逆サイドのスターリングにラストパスが通り、右隅を狙ったコントロールショットはデ・ヘアがセーブ。13分にはエデルソンのキックが左のスターリングに通り、落としを受けたアグエロがマグワイアを股抜きで置き去りにしますが、リンデロフが戻ってCKに逃れます。16分、ホームチームに最初の決定機。敵陣で奪ったボールがフレッジ、ブルーノ・フェルナンデスと縦につながり、右から上がったダニエル・ジェームズにダイレクトパスが通ると、右足のシュートはエデルソンの正面に飛んでしまいました。
22分、ブランドン・ウィリアムズがボックス左に浮かしたボールを、走り込んだマルシアルがトラップし、振りの速いシュートを放つもオタメンディがブロック。27分に左サイドでフェルナンジーニョを抜いたマルシアルは、フリーだったブルーノ・フェルナンデスに任せず自ら右足で狙いますが、オタメンディの股間を通したボールはエデルソンの守備範囲に飛んでしまいました。30分、左からのFKはブルーノ・フェルナンデス。縦に走ったマルシアルにふわりと浮かすサインプレーが決まり、9番がニアに打ったシュートがエデルソンのグローブの下をすり抜けていきました。
1-0としたマン・ユナイテッドがラッシュし、昨季プレミアリーグ王者が耐える展開。37分に右から仕掛けたワン=ビサカは、鮮やかなダブルタッチでスターリングとジンチェンコをごぼう抜きにしますが、高速クロスをカットされて追加点はなりません。前半のマン・シティは、スターリングのシュート1本に抑えられました。47分にスターリングのスルーパスで裏に出抜けたアグエロがネットを揺らしますが、VARとマイク・ディーンさんのジャッジはオフサイド。直後にエデルソンのトラップミスをマルシアルが追いますが、ゴールポストの前で先に触ったのはマン・シティの守護神でした。
56分、フォーデンの強烈なミドルはデ・ヘアが上に弾き出します。ペップが動いたのは59分。アグエロとベルナルド・シウヴァを下げ、マフレズとガブリエウ・ジェズスを投入する2枚代えです。63分のマン・シティの速攻は、右のマフレズが中央に流したボールをフォーデンが左足で狙いますが、高く浮いてしまいました。マフレズが右サイドを制圧し、マン・ユナイテッドはゴール前でクリアするシーンが増えています。70分、自陣でカットしたワン=ビサカがダニエル・ジェームズを縦に走らせると、オタメンディを抜いたウインガーのシュートはエデルソンが上に弾いてCKに逃れました。
75分、右からスプリントしたマフレズが高速グラウンダーを入れると、スターリングのボレーはつま先に当たって左に流れ、拾ったガブリエウ・ジェズスが切り返しから右足を振り抜くと、デ・ヘアが指先で止めるビッグセーブ。ペップの最後のカードは、77分にジンチェンコをバンジャマン・メンディ。スールシャール監督は、マルシアルとブランドン・ウィリアムズに代えてバイリーとマクトミネイで後ろを固めます。5-3-2のチームは防戦一方。カウンターにも出られないまま、ひたすらクリアし続ける時間が続いています。
87分、ブルーノ・フェルナンデスに代わってイガロが登場。89分、ダニエル・ジェームズが最終ラインの裏に出た瞬間、エデルソンが素晴らしいダッシュを見せてクリアしました。雨のオールド・トラフォードに響くホームサポーターのチャント。5分の追加タイムは、前でブロックを創ってパスコースを切る守り方が冴えています。97分、エデルソンが痛恨のスローミス。バンジャマン・メンディの前に突進したマクトミネイがダイレクトで蹴り込み、マンチェスター・ユナイテッドが10年ぶりのダブルを決めました。
ポゼッションは27%対73%、しかしシュート数は12対7。マン・ユナイテッドの最終ラインは集中力が高く、フリーで打たせたシュートは1本もありませんでした。デブライネとダヴィド・シルヴァを欠いたチームは、スペースに侵入した選手にパスが入らず、危険なクロスをフィードしていたのはマフレズのみ。読みやすいラストパスをクリアされ続け、赤い壁を崩せないままでタイムアップの笛を迎えました。
サー・アレックス・ファーガソンが去りし後、マン・シティを上回れずに7年が経とうとしていますが、ダービーでダブルというのはやはりうれしいものだなとあらためて感じました。暫定ながらレスターと5ポイント差、チェルシーと3ポイント差は充分射程圏内です。プレミアリーグ24節のバーンリー戦で敗れてから、公式戦10戦連続で無敗のチームは、クリーンシート8回&2失点という無類の堅守でTOP4フィニッシュと2つのトーナメントの戴冠を狙っています。次節のトッテナムとのアウェイゲームは、EL直後で中2日の苦しいゲームですが、今日のようなアグレッシブな攻守で5戦連続勝利なしのチームに引導を渡していただければと思います。ブルーノ・フェルナンデス、マルシアル、マクトミネイ…ありがとう!
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ユナイテッドやはり強豪相手に気合入るとめちゃくちゃ強いですね…スパサポですが全くもって勝てる気しません。せめて他の5位候補も直接対決できちんと潰してください…
はっきり言ってレッドデビルがすごく魅力的な試合をしていたと思います。
ペースが早すぎて後半も見ていて飽きませんでしたね。あっという間の試合。。
シティは今結構絶望だと思いました。。 CLも出れなくなるし、夏の移籍とか結構気になりますね。監督含め。
ユナイテッドはこうでなくちゃ!というファイティングスピリットに満ちた試合でした。
これぞダービーという、熱いでした。
シティも大駒を欠いていながらという点では、良いサッカーをしたと思います。
アグエロの幻ゴールもありましたしね。
エデルソンは叩かれそうだなぁ。