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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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「BelUSA!」アメリカ代表GKティム・ハワードが、1試合16セーブのワールドカップ新記録達成!

チェルシーのチェフを筆頭に、プレミアリーグにはいいGKが揃っているので、エヴァートンに所属するティム・ハワードを特段すごいと思ったことはありませんでした。彼が元マンチェスター・ユナイテッドの選手で、スランプに陥ってキャロル、ファン・デル・サールにポジションを奪われ、クラブを去ったという記憶が邪魔をしているところもあるかもしれません。

しかし、昨季のプレミアリーグで、ジャギエルカやディスタンとともにゴールに鍵をかけ、エヴァートンの躍進を支えたのは間違いなくティム・ハワードでした。ここ数年で最高の出来だった彼は、いい状態でブラジルに入れたのでしょう。ワールドカップブラジル大会、決勝トーナメント1回戦でベルギーと戦ったアメリカは、38本のシュートを浴びましたが、90分を0-0でフィニッシュ。ティム・ハワードはこの試合で16本のセーブをみせ、これはワールドカップ新記録になるそうです。いや、すごかった。大会が終わったら、再放送があるはずですので、見てない方はぜひ見てみてください。決して大げさではなく、「こんなにすごいGKを、今まで見たことない」と感動するのではないかと思います。

前半終了間際のデブライネとの1対1は、よくぞあそこで左足が出た、と思わず拍手をしてしまうビッグセーブ。さらに素晴らしかったのは後半です。アメリカのDFは完全に足が止まり、オリギ、ミララス、アザール、フェルトンゲンらにことごとくフリーでシュートを打たれますが、ハワードはそのすべてを冷静にセーブ。ポジショニングもさることながら、シュートのタイミングとコースを完璧に読み切っているのが圧巻です。延長戦に入り、結局はデブライネとルカクにゴールを許してアメリカは敗退しますが、今大会ナンバーワンGKの称号は、コスタリカのナバスでもメキシコのオチョアでもなく、ハワードが受けるべきでしょう。こうして並べてみると、北米、中米にはいいGKが多いんですね。

試合後、プレミアリーグでも鎬を削っているベルギー代表のCBコンパニが、ツイッターで残した言葉がまた感動的でした。

「Two words.. TIM HOWARD #Respect #BelUSA」
(2つの言葉を捧げたい。ティム・ハワードにリスペクト、そして素晴らしきアメリカ)

最高のゲームをありがとう!ティム・ハワード。今季のプレミアリーグでも、ワールドクラスのストライカーとの息詰まる駆け引き、試合を盛り上げるビッグセーブをぜひ見せてください!

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“「BelUSA!」アメリカ代表GKティム・ハワードが、1試合16セーブのワールドカップ新記録達成!” への2件のフィードバック

  1. リバサポ より:

    これは、知ってます。ハワードは良いGK

  2. makoto より:

    リバサポさん>
    ですよね。

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