新監督への大事なアピールチャンス。米国ツアーメンバーに選ばれた香川真司、がんばれ!
地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」によると、マンチェスター・ユナイテッドは、予算250億円以上といわれる大型補強をする一方で、7人程度の放出を検討しているようです。候補となるのは、既にユヴェントスから話があるといわれているナニとエヴラのほか、クレヴァリー、アシュリー・ヤング、フェライニ、アンデルソン、ベベ、チチャリート、そして香川真司。ワールドカップでその実力を世界にも新監督にもアピールできなかった香川は、先日、クラブ首脳陣に直談判を申し入れたと伝えられています。今季の積極的な補強に危機感を煽られ、「自分が必要とされないのなら移籍も辞さず」という構えなのでしょう。確かに、出てくる名前は皆、トップ下かサイドアタッカーです。疑心暗鬼になるな、といわれても難しいですね。
マンチェスター・ユナイテッドの新ユニフォームのポスターでは最前列を飾り、ファン・ハール監督の好む選手と報道され、ツアーのメンバーにも選ばれるなど、今のところ、香川真司は残留寄りのポジションにいると思われます。とはいえ、本人は「とにかく試合に出てゴールを重ねたい」一心でしょうし、日本のファンのなかにも「試合に出られないなら移籍してほしい」という声があります。しかし、私が思うのは、「香川真司が移籍していいのは、過去に話があったアトレティコ・マドリードや古巣ドルトムントなど、4大リーグでチャンピオンズリーグに出場するレベルのクラブから請われたときのみ。そうでなければ、残って世界水準の選手たちと切磋琢磨し、レギュラー争いにチャレンジすべし」です。
一度中位のクラブに身を置けば、プレミアリーグやリーガ・エスパニョーラのトップクラブに再度オファーをもらえる可能性は薄くなります。ましてやトルコやギリシャにいこうものなら、完全に片道切符でしょう。飼い殺しといわれようがベンチ要員といわれようが意に介さず、チームから捨てられない限りは「高いレベルでサッカーをする」ことにこだわってほしいと思います。マンチェスター・ユナイテッドは、実力と運が両方なければ、入れるクラブではないのですから。
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