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ヴィラとレスターに快勝!3位が見えるアーセナルは、得点力を高める新システムに注目!

ワトフォード戦はウーデゴーアか、ラカゼットか。プレミアリーグで7戦連続無敗のアーセナルは、8月のアルテタ解任騒動が嘘だったかのように、ポジティブなニュースばかりになりました。ノリッジとバーンリーに1-0で連勝したときは、メディアもグーナーも半信半疑。降格ゾーンであえぐチーム相手に最少得点差では、手離しでほめるわけにはいきません。

ターニングポイントは、プレミアリーグ6節のノースロンドンダービー。スミス・ロウ、オーバメヤン、サカが鮮やかなゴールを決めた3-1の快勝で、評論家やファンのガナーズを見る目が変わりました。冨安健洋、ラムズデール、ベン・ホワイトといった後方の新戦力をリスペクトする記事が増えたのは、この頃からです。

その後のブライトン戦は、スコアレスドロー。クリスタル・パレス戦は終了間際にラカゼットのゴールで何とか追いついた2-2でした。この結果を見た多くのグーナーが、もの足りないと感じたのではないでしょうか。しかし前者は、10節にアンフィールドに乗り込んで1ポイントをゲット。後者は、エティハドでマンチェスター・シティを0-2で屠った侮れないチームです。

元気な中堅クラブとの激戦を負けずにやり過ごしたアーセナルは、アストン・ヴィラを3-1で倒すと、レスター戦は0-2の完勝。7試合のうちクリーンシートが4つで、スパーズ戦以降の5戦で10発と得点力も上がってきています。直近2試合における最大の収穫は、オーバメヤンとラカゼットが並ぶ4-4-2に目処が立ったことでしょう。

左サイドから攻めるときは、ヌーノ・タヴァレスがオーバーラップして冨安が中央に絞る3-5-2への可変式システム。このオプションが機能すれば、起用しづらい選手がいなくなります。守りを固めたければ、5-3-2あるいは5-4-1。何としてもゴールがほしいシーンでは、セントラルにウーデゴーアを入れてサカとスミス・ロウが左右に構える4-1-3-2という応用バージョンもあります。

新システムで戦った2試合で、スミス・ロウが連続ゴール。左のフルバックが高いポジションをキープしてくれれば、中央で動く時間が増えるプレーメイカーは、プレミアリーグ10戦3発2アシストで既に昨季のゴール数を上回っています。「フットボールロンドン」を筆頭に、現地では冨安とラムズデールがベタぼめ状態になっていますが、ドリブルで前線をかき回す10番にもっとスポットが当たってもいいのではないでしょうか。

勝ち点20で並ぶ3位マンチェスター・シティと4位ウェストハムは、それぞれダービーとリヴァプール戦という難しいゲームをクリアしなければなりません。彼らがポイントを落とし、アーセナルがワトフォードに勝てば、たった2ヶ月で最下位から3位争いという夢のような展開になります。ヴェンゲル時代は鬼門だった11月。アルテタはスムーズに乗り切ることができるでしょうか。日曜日のゲームは、指揮官のフォーメーション選択に注目しましょう。


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“ヴィラとレスターに快勝!3位が見えるアーセナルは、得点力を高める新システムに注目!” への1件のコメント

  1. ルーニー より:

    アーセナルとスパーズは正しい監督を選びましたね。今後伸びていくはずです
    我らがユナイテッドは…。そもそもクラブとしての方向性がおかしいですが。

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