移籍市場で苦戦のアーセナル。「マフレズ獲得で問題解決」はありや、なしや?
アーセナルの弱点として語られていたのは、ストライカーとCBです。オリヴィエ・ジルーは素晴らしい選手ですが、毎シーズンどこかに深い谷があり、シーズン20ゴールに届きません。2014-15シーズンは、最後の7試合を沈黙。昨季は1月13日のリヴァプール戦以降、プレミアリーグ15試合ノーゴールのスランプに陥り、ウォルコットとウェルベックはその穴を埋めきれませんでした。今季はまたもやウェルベックが年内絶望。ジルーの不調時、あるいは抑えられたゲームでゴールを奪えるストライカーがいなければ、勝ち点3を稼げない時期を過ごす可能性が高まります。
コシールニーがいないととたんに不安定になるCBも含め、新戦力を獲得できれば期待は高まるのですが、現地紙から聞こえてくる話は芳しくありません。イグアインのユーヴェ入団が決まり、ラカゼットへの3500万ユーロ(約40億2000万円)のオファーはリヨンが拒否。イカルディはインテルがステイといっており、ルカクの名前は聞かれなくなりました。今、いちばん確実に獲れそうなのは、リヴァプールからあぶれたベンテケ&バロテッリのコンビではないでしょうか。いいときのプレイを取り戻せずにいる元イタリア代表はないとしても、ゲーム終盤のオプションとして使えそうなベンテケはあるかもしれません。いや、それよりも実際に動いている話にフォーカスしましょう。獲得に向かっているといわれているリヤド・マフレズです。
イギリスメディア「スカイスポーツ」が、「Riyad Mahrez to Arsenal? Leicester winger would make a difference(リヤド・マフレズはアーセナルへ?レスターのウインガーは違いをもたらすはずだ)」という興味深い記事を掲載しています。アダム・ベイト記者の主張は、「アーセナルの右サイドにはゴールを奪える選手がいない」。記事中に、昨季プレミアリーグにおいて右サイドで先発した6人のデータを掲載しているのですが、トップスコアラーは本来は左にいるアレクシス・サンチェスの6ゴール。ジョエル・キャンベル、ラムジー、ウィルシャー、ウォルコット、チェンバレンのなかには3発決めた選手すらいません。
このポジションに、昨季プレミアリーグで17ゴール11アシストを決めたマフレズが入れば…。エジルとマフレズの2方向からパスがもらえるジルーのゴール数は上がり、突破力があるマフレズが右から崩してアレクシス・サンチェスが中に入るシーンも増えるはずです。「ジルーがスランプに陥ったときのトップは、アレクシス・サンチェスである」と腹をくくれば、マフレズ獲得は得点力UPの切り札になりえるでしょう。あくまでも目的は、ストライカーの獲得ではなく、ゴール数の最大化です。「メトロ」によると、マフレズ待望論を唱える現地のサポーターが日に日に増えているとのこと。まずまずのストライカーに手を出して帳尻合わせをするよりも、プレミアリーグで確固たる実績を築いたPFA最優秀選手の獲得のほうが、得点力もエジルのモチベーションも、さらにはグーナーの気分も高まるかもしれません。
コシールニー、ジルー、エジル、ラムジーのユーロ2016上位進出組はアメリカ遠征に帯同しておらず、リヴァプールとのプレミアリーグ開幕戦にも欠場の見通し。アレクシス・サンチェスも負傷で緒戦は微妙といわれており、メルテザッカーの膝は全治5ヵ月と報道されました。扁桃腺を腫らしたガブリエウは間に合うのでしょうか。厳しい状況で8月14日を迎えるガナーズですが、多くのサポーターが望むスタメンは、例えばこんな顔ぶれなのではないかと思われます。
GKチェフ、DFベジェリン、ムスタフィ、モンレアル、ギブス、MFマフレズ、ジャカ、コクラン、カソルラ、ウィルシャー、FWラカゼット
仮にストライカーやCBが獲得できなかった場合は、マフレズを何とか押さえて、以下のようなギャンブル気味のフォーメーションでリヴァプール戦、レスター戦を乗り切るというのはいかがでしょうか。
GKチェフ、DFベジェリン、ホールディング、モンレアル、ギブス、MFチェンバレン、ジャカ、コクラン、カソルラ、ウィルシャー、FWマフレズ
ラカゼットが獲れれば御の字、イカルディもいいと思います。ただしストライカーのレベルを落とすなら、最前線は諦めて何が何でもマフレズでしょう。そしてもうひとつのポイントは、「ホールディングがどこまでやれるか」ですね。「デイリー・スター」はバレンシアのドイツ代表CBムスタフィ狙いと報じておりましたが、どうも厳しそうです。昨季のプレミアリーグTOP4のなかで唯一20ゴール以上のストライカーがおらず、ゴール数が最少だったアーセナルは、得点力の大幅な向上か失点を減らすか、いずれかが実現しないと優勝は難しくなります。ストライカーか、CBか、右サイドのゴールゲッターか。「アクティブに動いている」「適切な選手にはお金は惜しまない」と語るヴェンゲル監督の次の一手に期待します。
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いつも通りの歯がゆい夏ですねー(笑)
マフレズとCFの獲得で御の字というところでしょうか。
イグアインがユーベに決まったことでザザかマンジュキッチが出そうですね。うーん微妙です(笑)
CBも即戦力が取れれば一気に盤石になるのですが全てにおいて8月末までもつれそうですね
CFにファン・ペルシー加えて優勝したら感慨深いのですがねー。ヴェンゲルさん取ってくれないかなぁ
レスターの情報通の方によれば、今のところマフレズの移籍は「なし」みたいです。
バイアウト条項もないし、契約も2019年まで残ってますから、スカッドのバランスを考えると早々売らないと思います。
個人的にもアーセナルのマフレズは見たくないので、頓挫しないかなぁと祈ってます笑
エジルを獲得したときは、まさかの急転直下だったので、今回もそうしたビッグサプライズがあると信じます。そう思わないと、やってられないです。
(去年も同じことを思ってましたが…)
メルテザッカーが長期離脱したこの状況では、FWに60億以上つぎ込むよりはCBの即戦力を獲得して欲しいです。
ポストや守備を含めて考えると、好調時のジルーほど確実に活躍できる人材が市場に残っているとは思えないので。ジルーの好調時には今まで通りの戦い方で、不調時にはサンチェスとの2topで戦うのも有りかなと。中盤ダイアモンド型の442は、ラムジーを真ん中で使え、ジルーはポストに専念して貰え、サンチェスとエジルを縦の関係で使える面白いオプションかなと。
アデバが抜けた時は、ロビンのコンバート。ロビンが抜けた時はMF陣に点を取らせることで対処したアーセナル。開幕時の予想スタメン厳しいですね。4位以内はまだしも優勝を狙うには、CB・マフレズ・FW位は取ってくれないと。マフレズはアーセナルならスタメンに近く、新たなチャレンジをする意欲も沸きますし来てくれませんかね。 他のポジションは名前の挙がっていない選手を密に狙っていると信じます。
マフレズ、来て欲しいですねー。ポジションが丸かぶりするウォルコットは来ても来なくても今期が正念場です。
マフレズが来ても、来なくても二列目過剰。余剰人員を売却し、頭数が足りないCBとCFを早く補強しないと、今年こそ4位は厳しいかと。
CF獲得の見込みがかなり低くなっている状況を考えればマフレズ、懸案の右ウイング、及び開幕時ゼロトップフォーメーションの柱として是非とも欲しいですね!ただ、獲得はかなり難しいと思うので次点はサンチェス右で左にドラクスラーを希望します。
万が一、得点力のあるウインガー獲得が難しい場合にはチェンバレン≫イオビ≫アクボン≫アデレードのヤンガナ躍進に期待するしかないですね!この中で二人覚醒してくれたら何とかなるのですが…
なお、補強急務のCBは開幕時、フィジカルが強く期待の背番号16をつけたホールディングとドビュッシーのコンビに自分は期待したいです。センターバックのセンスならモンレアルよりドビュッシーの方が自分は上だと思っています。本当はチェンバースと言いたいところですが、ポカミスが多すぎて…
いずれにしても移籍リミットまでに少なくとも強力なウインガー1枚とフィジカルに優れたセンターバック1枚の獲得を切に願います!
他サポから見れば、CFとコシの相棒になるCB買うだけで、ぶっちぎりの優勝候補なんですがね。難しいもんですね。自前で育てた選手を中心に足りないところを外注するって方法をもっと積極的に押し出せれば、より強いチームなのにと毎年思っています。