2024.09.07 アーセナルの話題
デクラン・ライスとウーデゴーアの代役は?スリムになったアーセナルの中盤の選択肢を考える。
「アスレティック」がグーナーに行ったアンケート調査の結果を見ると、大半が夏の補強に手応えを感じているようです。「トランスファーウインドウに満足しているか」という問いに対して、「Very happy」「Happy」を足すと75.1%。「補強を始める前より強くなったか」という設問には、83.2%がイエスと答えています。
「プレミアリーグ制覇をめざせるスカッドか?」も変わらず、82.7%がイエス。スミス・ロウ、エンケティア、ミカ・ビエレス、ブルック・ノートン=カフィー、パティーノの売却は、93.9%が成功といっています。ベストの補強を聞くと、ミケル・メリノが47.9%でカラフィオーリは42.9%。課題があるポジションに最適な人材を引き入れたという評価が大勢を占めています。
7つの問いのうち、6つは納得ですが、ひとつだけ違和感がありました。「さらなる強化が必要なポジション」はアタッカーが79.2%で、ミッドフィールダーは17.6%。ここはもっと拮抗するものと思っていました。スターリングの獲得で前線に対する不安は緩和され、ファビオ・ヴィエイラのローン移籍で層が薄くなった中盤はリスキーと見ていたからです。
デクラン・ライスの欠場は、ミケル・メリノ、トーマス、ウーデゴーアでカバーできるでしょう。下位のクラブ相手に攻めたいときは、アンカーにジョルジーニョ。8番にはカイ・ハヴェルツ、トロサール、ジンチェンコをまわすこともできます。問題は、ウーデゴーアの不在です。ファビオ・ヴィエイラがポルトに行ったため、攻撃的なMFが足りなくなっています。
昨シーズンのプレミアリーグで、キャプテンが腰痛でリタイアした3試合を見ると、シェフィールド・ユナイテッド戦はスミス・ロウ、デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ。ニューカッスル戦とバーンリー戦は、デクラン・ライス、ジョルジーニョ、カイ・ハヴェルツという布陣でした。今季のベストはデクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ、ミケル・メリノでしょうか。
この3枚を並べるなら、最前線はスターリングかジェズス。先発メンバーはいけそうですが、劣勢になった際の交代策は限定的です。カイ・ハヴェルツを代えるとすれば、ヌワネリかトロサール。中盤の底にトーマスを入れて、ジョルジーニョを前に出すという策もありますが、自らゴールを狙える攻撃的なMFが17歳の逸材のみというスカッドは、不安なしとはいえません。
ミケル・メリノとカラフィオーリは素晴らしい補強で、前線ならどこでもできるスターリングも機能するでしょう。しかし、攻撃的なMFを2人手離したことで、ゲームチャンジャーの顔ぶれは偏ってしまった感があります。アルテタ監督は、試合の展開を変えたいときの打ち手をどれほど用意しているのでしょうか。ヌワネリがうまくはまれば、この話は杞憂に終わるのですが…。
次節のノースロンドンダービーは、デクラン・ライスとミケル・メリノを欠く布陣となります。今季プレミアリーグでNo.1のポゼッション69.2%のチームに対して、守備重視の中盤で臨むのか。ウーデゴーアのパフォーマンス、スターリングとカラフィオーリの出番の有無、後半の交代策など興味は尽きません。アルテタ監督の構想の一端が見えてくる一戦に注目しましょう。
「プレミアリーグ制覇をめざせるスカッドか?」も変わらず、82.7%がイエス。スミス・ロウ、エンケティア、ミカ・ビエレス、ブルック・ノートン=カフィー、パティーノの売却は、93.9%が成功といっています。ベストの補強を聞くと、ミケル・メリノが47.9%でカラフィオーリは42.9%。課題があるポジションに最適な人材を引き入れたという評価が大勢を占めています。
7つの問いのうち、6つは納得ですが、ひとつだけ違和感がありました。「さらなる強化が必要なポジション」はアタッカーが79.2%で、ミッドフィールダーは17.6%。ここはもっと拮抗するものと思っていました。スターリングの獲得で前線に対する不安は緩和され、ファビオ・ヴィエイラのローン移籍で層が薄くなった中盤はリスキーと見ていたからです。
デクラン・ライスの欠場は、ミケル・メリノ、トーマス、ウーデゴーアでカバーできるでしょう。下位のクラブ相手に攻めたいときは、アンカーにジョルジーニョ。8番にはカイ・ハヴェルツ、トロサール、ジンチェンコをまわすこともできます。問題は、ウーデゴーアの不在です。ファビオ・ヴィエイラがポルトに行ったため、攻撃的なMFが足りなくなっています。
昨シーズンのプレミアリーグで、キャプテンが腰痛でリタイアした3試合を見ると、シェフィールド・ユナイテッド戦はスミス・ロウ、デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ。ニューカッスル戦とバーンリー戦は、デクラン・ライス、ジョルジーニョ、カイ・ハヴェルツという布陣でした。今季のベストはデクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ、ミケル・メリノでしょうか。
この3枚を並べるなら、最前線はスターリングかジェズス。先発メンバーはいけそうですが、劣勢になった際の交代策は限定的です。カイ・ハヴェルツを代えるとすれば、ヌワネリかトロサール。中盤の底にトーマスを入れて、ジョルジーニョを前に出すという策もありますが、自らゴールを狙える攻撃的なMFが17歳の逸材のみというスカッドは、不安なしとはいえません。
ミケル・メリノとカラフィオーリは素晴らしい補強で、前線ならどこでもできるスターリングも機能するでしょう。しかし、攻撃的なMFを2人手離したことで、ゲームチャンジャーの顔ぶれは偏ってしまった感があります。アルテタ監督は、試合の展開を変えたいときの打ち手をどれほど用意しているのでしょうか。ヌワネリがうまくはまれば、この話は杞憂に終わるのですが…。
次節のノースロンドンダービーは、デクラン・ライスとミケル・メリノを欠く布陣となります。今季プレミアリーグでNo.1のポゼッション69.2%のチームに対して、守備重視の中盤で臨むのか。ウーデゴーアのパフォーマンス、スターリングとカラフィオーリの出番の有無、後半の交代策など興味は尽きません。アルテタ監督の構想の一端が見えてくる一戦に注目しましょう。
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