2024.09.12 アーセナルの話題
非常事態でカイ・ハヴェルツが中盤なら…ラヒム・スターリングは、恩師アルテタを救うのか?
現地メディアが「ウーデゴーアの捻挫は思いのほか重傷で、3週間程度の離脱となる可能性がある」と報じています。これを受けて、「アスレティック」と「スカイスポーツ」は、8番不在の中盤を予想する記事を配信。「アスレティック」のアール・ド・ロシェ記者は、「ブカヨ・サカをインサイドMFにまわすべき」として、スターリングを右サイドに据えた布陣を提唱しています。
前線はスターリング、トロサール、マルティネッリ、中盤はトーマス、サカ、カイ・ハヴェルツ。これに対して「スカイスポーツ」のニック・ライト記者は、「確実にいえるのは、アンカーにトーマス。デクラン・ライスは復帰したら8番」といっています。昨季のキャプテン不在時は、3試合ともカイ・ハヴェルツが代役でしたが、好調のストライカーを下げるのは勇気が要ります。
昨日、私もアーセナルの中盤に関する記事を書きました。こちらは攻撃的な布陣と守備的な戦い方をそれぞれ想定しただけでしたが、現地の記者に刺激されて、ノースロンドンダービーの先発を当てにいきたくなりました。アルテタ監督はレギュラー重用、経験・実績主義、守備重視で、大事な試合で初めてのチャレンジはしないはずです。参考になるのは、前年の対応でしょう。
中盤センターは、今季プレミアリーグで全試合出場のトーマス。カイ・ハヴェルツは、昨シーズンの前半戦と同様に左にまわし、右にはジョルジーニョを入れるのではないでしょうか。アルテタ監督は、左のフルバックを偽SBとして中央に絞らせる際に、左のインサイドは守備力に長けたMFと決めています。
グラニト・ジャカ、デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツはいずれも長身でフィジカルが強く、ミケル・メリノも条件を満たしています。ぴったりはまりそうなジンチェンコすら入れない指揮官は、自らのコンセプトから逸脱する起用は極力避けようとするでしょう。前線は、左右がサカとトロサール。冒険は最前線のみで、スターリングを抜擢と予想します。
ミケル・アルテタとラヒム・スターリングは、「マンチェスター・シティで一緒に戦っていた時期がある」と紹介されることが多いのですが、普通のコーチと選手の関係ではありません。2015年にリヴァプールから移籍したスターリングが、シーズン20発のゴールゲッターになれたのは、アルテタの情熱的な指導があったからです。
ガナーズOBがマンツーマンで指導していたのは、サイドから中央に斬り込むタイミングと入り方です。スターリングが自信をもってプレイできるようになるまで、2年かかりました。入団初年度はプレミアリーグ6ゴール、翌シーズンは7ゴールだったウインガーは、2017-18シーズンから18発、17発、20発と完全に開花しました。
スターリングとレロイ・サネを育てたコーチが、アーセナルの監督に就任したのは2019年12月でした。ブレーンを失ったイングランド代表は、2020-21シーズンからの2年は10ゴールと13ゴールとペースダウンしています。チェルシーで本領を発揮し切れなかったのは、監督がコロコロ変わる環境は初めてだったからでしょうか。
今季に賭ける思いが強かったスターリングは早期に仕上がっており、指揮官の考え方もインストールされています。アーセナルに来てからは、右サイドでトレーニングを続けているので、サカを休ませてくれる存在と目されているようです。しかし、カイ・ハヴェルツを後方に置きたい今は、最前線でチームを救ってくれるかもしれません。日曜日のスタメンに注目しましょう。
前線はスターリング、トロサール、マルティネッリ、中盤はトーマス、サカ、カイ・ハヴェルツ。これに対して「スカイスポーツ」のニック・ライト記者は、「確実にいえるのは、アンカーにトーマス。デクラン・ライスは復帰したら8番」といっています。昨季のキャプテン不在時は、3試合ともカイ・ハヴェルツが代役でしたが、好調のストライカーを下げるのは勇気が要ります。
昨日、私もアーセナルの中盤に関する記事を書きました。こちらは攻撃的な布陣と守備的な戦い方をそれぞれ想定しただけでしたが、現地の記者に刺激されて、ノースロンドンダービーの先発を当てにいきたくなりました。アルテタ監督はレギュラー重用、経験・実績主義、守備重視で、大事な試合で初めてのチャレンジはしないはずです。参考になるのは、前年の対応でしょう。
中盤センターは、今季プレミアリーグで全試合出場のトーマス。カイ・ハヴェルツは、昨シーズンの前半戦と同様に左にまわし、右にはジョルジーニョを入れるのではないでしょうか。アルテタ監督は、左のフルバックを偽SBとして中央に絞らせる際に、左のインサイドは守備力に長けたMFと決めています。
グラニト・ジャカ、デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツはいずれも長身でフィジカルが強く、ミケル・メリノも条件を満たしています。ぴったりはまりそうなジンチェンコすら入れない指揮官は、自らのコンセプトから逸脱する起用は極力避けようとするでしょう。前線は、左右がサカとトロサール。冒険は最前線のみで、スターリングを抜擢と予想します。
ミケル・アルテタとラヒム・スターリングは、「マンチェスター・シティで一緒に戦っていた時期がある」と紹介されることが多いのですが、普通のコーチと選手の関係ではありません。2015年にリヴァプールから移籍したスターリングが、シーズン20発のゴールゲッターになれたのは、アルテタの情熱的な指導があったからです。
ガナーズOBがマンツーマンで指導していたのは、サイドから中央に斬り込むタイミングと入り方です。スターリングが自信をもってプレイできるようになるまで、2年かかりました。入団初年度はプレミアリーグ6ゴール、翌シーズンは7ゴールだったウインガーは、2017-18シーズンから18発、17発、20発と完全に開花しました。
スターリングとレロイ・サネを育てたコーチが、アーセナルの監督に就任したのは2019年12月でした。ブレーンを失ったイングランド代表は、2020-21シーズンからの2年は10ゴールと13ゴールとペースダウンしています。チェルシーで本領を発揮し切れなかったのは、監督がコロコロ変わる環境は初めてだったからでしょうか。
今季に賭ける思いが強かったスターリングは早期に仕上がっており、指揮官の考え方もインストールされています。アーセナルに来てからは、右サイドでトレーニングを続けているので、サカを休ませてくれる存在と目されているようです。しかし、カイ・ハヴェルツを後方に置きたい今は、最前線でチームを救ってくれるかもしれません。日曜日のスタメンに注目しましょう。
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