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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプールより断然有利!年末年始をロンドンで過ごすアーセナルの反攻が始まる!

プレミアリーグ13節を終えて、首位リヴァプールに9ポイント差の2位。アルテタ監督も選手たちもグーナーも、現在のポジションをイメージ通りとはいえないでしょう。最大の誤算は、3枚のレッドカードがきっかけとなった7ポイントのロスト。ブライトン戦、マン・シティ戦は10人になるまでリードしており、ボーンマス戦はサリバ退場までの30分で許したシュートは1本でした。

負傷者の続出も、想定外でしょう。ミケル・メリノはデビュー前に肩を痛めてしまい、カラフィオーリはノースロンドンダービーとリヴァプール戦、チェルシー戦を欠場。復活が期待された冨安健洋は、プレミアリーグで6分プレイしただけです。ベン・ホワイトは膝を2回痛め、8試合アウト。最大の激痛は、ウーデゴーアが2ヵ月も不在だったことです。

キャプテンを欠いたプレミアリーグ7試合は、12ゴールしか決められず、3勝2分2敗。復帰後の連勝で2位に浮上したものの、アルネ・スロットのチームは4連勝中で、トロフィーを争っているといえるギャップではありません。そもそも今シーズンは、序盤のドローが最悪でした。5節までのアストン・ヴィラ戦、ノースロンドンダービー、マン・シティ戦はすべてアウェイです。

そんなこんなで、ひとつも落とせなくなったアーセナルですが、年末年始は最高のスケジュールといっていいでしょう。年内のプレミアリーグ5試合は8位以下のみ。アウェイの2試合はフラム、クリスタル・パレスでいずれもロンドンダービーです。CLのモナコ戦はホームで、カラバオカップ準々決勝のクリスタル・パレス戦もエミレーツを引き当てています。

2024年を遠征ゼロで過ごした後、ニューイヤーズデーのブレントフォード戦もウェストロンドンのダービーマッチ。20節のブライトンは電車でも1時間程度で、東京から鎌倉、大阪から関空に行くぐらいの感覚です。その後、FAカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド、プレミアリーグのノースロンドンダービーとアストン・ヴィラ、CLのザグレブはすべてホームです。

スケジュールの話ばかり、長々と恐縮ですが、まとめるとこうなります。「アーセナルは、1月22日に開催されるザグレブ戦までの13試合のうち、ロンドン以外はブライトンのみ」。リヴァプールは、今後のプレミアリーグ10試合のうち6試合がアウェイで、総移動距離は約1886km。東京から上海が1790kmなので、鎌倉よりだいぶ遠いですね…。

しかもこれに、CLのジローナ戦が乗っかってきます。ソリッドなスカッドで戦っている首位チームは、アリソン、ツィミカス、コナテ、ブラッドリー、ジョッタを欠いており、やりくりに追われるのではないでしょうか。一方、負傷者とスケジュールに限っていえば、アーセナルの目下の懸念は、ベン・ホワイト、冨安健洋、1月6日のカラバオカップ準決勝だけです。

クリスタル・パレスとの準々決勝に勝てば、ホーム&アウェイのセミファイナルのファーストレグで、セント・ジェームズ・パーク、アンフィールド、オールド・トラフォードを引く可能性があります。まあ、12試合の悠々ロンドンライフのなかに、ひとつ放り込まれても、「フッ、じゃまくさいぜ。せいぜい勝っとくか」で済んでしまうかと…。

「アーセナルの反攻が始まる」と煽ってみたものの、カレンダーに終始してしまい申し訳ございません。次にアーセナルについて書くときは、「ジョルジーニョが、サカはバロンドールを獲るっていってます」ぐらいは、フットボールに寄せたいと思います。ちなみにマンチェスター・ユナイテッドは、12日のチェコ遠征の後、マンチェスターダービーとスパーズがアウェイ…!


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“リヴァプールより断然有利!年末年始をロンドンで過ごすアーセナルの反攻が始まる!” への1件のコメント

  1. asu より:

    カレンダーと地理の見直しができましたw
    いつも記事楽しみにいています。
    ありがとうございます。

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