2025.03.22 アーセナルの話題
現地ジャーナリストは冷静にレポート!「アル・ナスルのガブリエウに対する破格のオファーは…」

唯一無二のCBを失うわけにいかないアーセナルは必死に抵抗し、残留が決まった後、アルテタ監督は彼を定位置に戻しました。そして今年もまた、同じ話が繰り返されようとしています。「フットボールロンドン」「Goal」「CaughtOffside」でアーセナルに関する記事を配信し続けてきたジャーナリストは、「彼らをディールに応じさせるには、1億ポンドが必要」といっています。
「GiveMeSport」で特派員を務めるベン・ジェイコブス氏によると、アル・ナスルは既にガブリエウとコンタクトを取っており、年俸1680万ポンド(約32億4000万円)という破格の条件を提示しようとしているそうです。アーセナルは当然、拒否するでしょう。サリバとのプレミアリーグ最強コンビは、タイトルを獲得するための必須アイテムといっても大げさではないはずです。
リールからアーセナルに移籍したのは2020年9月。アルテタ監督の初めてのフルシーズンで、エドゥTD(当時)とともに仕掛けた最初の本格的な投資は、最高のサインだったといえるでしょう。22歳に対する移籍金2314万ポンドは、バーゲン価格。公式戦209試合20ゴール2アシストという実績を積み上げた今は、ファン・ダイクを超えるタグが付いても違和感はありません。
ハードマークとセットピースからのヘッダーを強みとするガブリエウは、最初の数年は後手にまわった際のラフな対応がウイークポイントでした。しかし直近の2シーズンは、PKにつながるようなチャージやレッドカードはゼロ。勝っている試合の追加タイムにイエローをもらうという悪癖も、見られなくなっています。
ノースロンドンで英語をマスターした最終ラインのリーダーは、自らの守備力とフィードの精度を高めるだけでなく、サリバやルイス=スケリーら若い選手たちの成長を支えてきました。勝利に向かうパッション、ボールを前に進めようとする意欲、先読みによる冷静なコーチングは、1億ポンドを用意しても買えるものではありません。
チャールズ・ワッツ氏は、「ガブリエウを新たな契約で縛り付けるべき」といっています。2027年まで契約を延長したのは2022年10月。その1年後に更新したサリバより、サラリーは安いようです。現状の3倍以上の額を提示しようとしているアル・ナスルも、2030年まで契約が残っているといわれれば、レーダーの向きを変えるしかありません。
過去2シーズンで3失点を喫した試合は2つしかなく、いずれもキヴィオルがいた試合でした。冨安健洋、ティンバー、ベン・ホワイト、カラフィオーリを入れ替わりで欠いても崩れない堅守は、プレミアリーグやチャンピオンズリーグを制するにふさわしいクオリティといえるでしょう。このうえは、レアル・マドリードの前線を封じて、頂点に駆け上がっていただければと思います。
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