イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アーセナルの4冠の確率は5%?現地メディアの怪しい記事を読んで、思わず爆笑してしまった件。

毎日、プレミアリーグに関する記事をアレコレとピックアップしていると、ときどきやられることがあります。「1本、取られた!」というヤツですね。「アーセナル4冠のオッズ:4大会すべてで優勝候補の筆頭!歴史的偉業達成の確率は5%」というタイトルを見ると、読まずにはいられません。「Opta」あたりが精緻にシミュレーションしたのかと思い、クリックしてみると…。

「アスレティック」に寄稿したピーター・サウスさんは、ガナーズの担当記者でもデータアナリストでもなく、テレビの放映スケジュールや次の解任監督予想など、ライトな記事を配信している方です。書き出しを見て「つかまされた?」と思いました。「バスを待っていたら、一気に3台来ることがありますよね?」。4冠獲得の話なので、その例えなら4台でしょう。何か、雑です。

2019-20シーズンのFAカップ制覇から、5年を無冠で過ごしてきたクラブが、6年めにドカドカとタイトルを獲りまくる可能性があるというクダリは、素直にうなずきながら読んでいました。プレミアリーグは2位マン・シティに6ポイント差の首位。チャンピオンズリーグは8戦全勝で、アトレティコ・マドリード、バイエルン、インテルを撃破しています。

カラバオカップは、チェルシーとのセミファイナルで連勝し、ウェンブリーでマン・シティとの決戦に臨むことになりました。グヴァルディオルとマーク・グエイを起用できないペップは、ブカヨ・サカのサイドで苦戦を強いられそうです。FAカップはポーツマス、ウィガンとクジ運に恵まれており、こちらも優勝候補の本命の一角です。

記事を読み始めてから1分もしないうちに、サウスさんは突如、「おそらくアーセナルは4冠を達成できないだろう」といい出しました。どうした、いきなり?次の一文を見て、爆笑してしまいました。「最大の理由は、何というか、達成したクラブがないから」。いやー、いいですね。前例がないから、今回もない。歴史と伝統を重んじるお国柄がうっすらと漂う心地よい結論です。

さすがにコレだけで終わらせるわけにはいかないサウスさんは、ブックメーカーの「Betfair」が算出した「4冠の確率5%」という数字を紹介しつつ、「4つの大会でトータル65試合を戦うのは、想像以上に大変なことで、完璧なパフォーマンスを維持するのは至難の業」と付け加えています。やはり、つかまされたようですが、爆笑した私の負けです。コレは1本、取られました。

この稿もここで終わると、読んでいるみなさんに「中身がないやんけ!」といわれてしまいそうなので、「アーセナルの4冠チャレンジは、実現性はともかく視界良好ではある」という話をしましょう。残り試合は最大26戦と、タイトなスケジュールであることは間違いありませんが、ポジティブな要素が多いのも事実です。

まずは、負傷者が少ないこと。ミケル・メリノの長期離脱以外に、大きな懸念はありません。マックス・ダウマンは2月中旬には完治といわれており、ウーデゴーアは来週のブレントフォード戦には間に合うでしょう。サカの復帰時期が気になりますが、2月22日のノースロンドンダービーに出場できれば問題なしです。

2つめは、CLが再開される前に、リーグのTOP8とのゲームを軒並み終えていること。33節にマンチェスター・シティとのシックスポインターを残していますが、7ポイント以上のギャップをキープできていれば、負けても圧倒的有利です。ペップは最終節がヴィラ戦ですが、こちらはラスト10試合のうち7試合がボトム10で、9位フラムと10位エヴァートンはエミレーツで戦えます。

昨シーズンのパリとのホーム&アウェイは、CBはサリバとキヴィオルで、最前線はミケル・メリノとトロサールの二択でした。しかし今は、最終ラインの8人が全員戦える状態で、ストライカーは3人のポジション争いとなっています。ミケル・メリノに続くアクシデントがなければ、相手の状況や試合の展開に応じて戦術を選ぶことができます。

最初の重要なポイントは、2月下旬に開催されるスパーズとブルーズとの連戦で、うまくクリアして下位との差を広げることができれば、4冠チャレンジはリアルな目標となります。ビミョーな記事にうっかりつられてしまったのですが、アーセナルの今後の展開について調べるいいきっかけをいただけたということで、よしとしましょう。

そもそも、ノースロンドンの記事なのにサウスさんって!いや、それはいいか。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す