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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

代表チームの辞退と離脱が総勢10人!「アーセナルは大ピンチ!」か、あるいは…?

最初のニュースは、ウィリアム・サリバ。カラバオカップの決勝でマンチェスター・シティに敗れた直後に、フランス代表の招集を辞退というニュースが飛び込んできました。「テレグラフ」のサム・ディーン記者は、「ウェンブリーからの帰路の途中だった」と述懐しています。ユリエン・ティンバーのオランダ代表不参加が発表されたのは、その日の夜でした。

8日前のエヴァートン戦で38分にモスケラと交代したSBは、CLとカラバオカップを欠場しており、当然のリタイアです。翌日になると、ガブリエウ・マガリャンイスのブラジル代表への合流が見送られ、レアンドロ・トロサールはベルギー代表を辞退。ふくらはぎを痛めて最大6週間の離脱と報じられていたエベレチ・エゼも、今回のイングランド代表のリストから外れています。

プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップ、カラバオカップですべて優勝を争っているアーセナルは、シーズンが終われば欧州の5大リーグで最も試合が多いクラブになるでしょう。CLのレヴァークーゼン戦で美しいゴールを決めたデクラン・ライスは、「もうへとへとだ。休みがない。10月から3日おきに試合があった。できる限りの対応をしてきた」とこぼしています。

立て続けに5人が代表チームへの不参加を表明したアーセナルは、その後も5人がそれぞれのチームのキャンプから離脱しています。金曜日のウルグアイ戦でロドリゴ・アギレと激突したノニ・マドゥエケは、膝を固定する器具を装着し、足を引きずりながらスタジアムを後にしました。土曜日には、ブカヨ・サカとデクラン・ライスがアウトとなっています。

彼らの離脱の理由は、「メディカルチェックを受けるため」。トーマス・トゥヘルのチームは、ジョン・ストーンズ、アダム・ウォートン、カルヴァート=ルーウィン、フィカヨ・トモリ、ラムズデールも同時にリタイアとなっています。できるだけ多くの候補をテストするために、35人を招集したイングランドは、主力に無理をさせたくなかったのでしょう。

土曜日のモロッコ戦で73分までプレイしたインカピエは、ハムストリングを痛めたようで、3日後のオランダ戦を回避するとアナウンスされました。10人めはマルティン・ズビメンディ。スペインサッカー連盟は、「右膝に違和感が生じている。あらゆるリスクを避け、選手の健康を守るために所属クラブに帰した」と発表しています。

個別の状況には「なるほど」といえても、総勢10人となると、穿った見方をされてしまいます。ゴシップが大好きなメディアだけでなく、グーナーのなかにも「ミケル・アルテタのサー・アレックス・ファーガソン・モーメント?」という声があるようで、ライバルクラブのサポーターたちからも「10人て、ホンマか?」とツッコミが入っています。

外野から見ると、いろいろいいたいことがありそうですが、アーセナルが厳しい状況に置かれていたのは間違いありません。11月のインターナショナルブレイクから今回までの17週間で、アーセナルは33試合を消化しています。これを上回るのは、ひとつ多いニューカッスルのみ。あちらも主力が続々と離脱しており、直近のプレミアリーグ9試合で6敗を喫しています。

アーセナルに所属する各国の代表選手を出場時間が多い順に並べると、ズビメンディ、デクラン・ライス、ティンバー、サリバ、ガブリエウ、サカ。なかには軽傷を抱えながらプレイしていた選手もいるでしょう。ウェンブリーでカラバオカップの準優勝メダルを受け取ったデクラン・ライスは疲労困憊で、手すりを握り締めてゆっくり階段を下りていました。

主力の負傷を回避したいという思いは、ワールドカップを控えた代表チームもビッグタイトルを獲得したいクラブも同じで、フレンドリーマッチなら軽傷の治療を優先したい選手もいるでしょう。残るにしても離れるにしても、全員が納得しているなら話は終わりです。それぞれの代表チームの承諾を得た離脱でもあり、いじるなら明るくやりましょうと思う次第であります。

最後にひとつだけ、マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしていいたいことがあります。サー・アレックス・ファーガソンは、とばっちりです。ニッキー・バットに代表辞退を強要したという話は事実のようですが、15年も前のお話で、時効ということでよろしいでしょうか?そうか、ちょっと待ってください。ミケル・アルテタも裏では…いや、まさか。


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