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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

限界だったデクラン・ライスとブカヨ・サカ。壊れかけていたアーセナルは復活を遂げるのか?

「デクランも、ブカヨも重要な選手だ。なぜ、リスクを冒す必要があるのか​​?今は無理をさせる時ではない。アーセナルは、ケガの状況を話したら喜ばないと思う。デクランは以前から違和感を覚え、我慢してプレイしていた。今、まさに限界に達していて『70%の力で無理してプレイし、自分を追い込み続ける意味があるのか?』と考えている。ブカヨも同じだ」(トーマス・トゥヘル)

「われわれは、ほとんどの代表チームとの間で良好なコミュニケーションとリレーションシップを築いている。トーマスとの関係も、間違いなくグッドだ。選手たちを全面的にサポートし、個々の状態を伝える際には常に率直に対応している。最終的には医学的な判断を下さなければならず、結論は明確になる」(ミケル・アルテタ)

イングランド代表の指揮官と、アーセナルの監督の言葉は符合しており、邪推が入る余地はありません。メディカルチェックのために日本戦をキャンセルしたデクラン・ライスとサカに対して、クラブのためにスリーライオンズから離脱したかのように糾弾する声がありました。しかし今までの彼らの姿勢を見れば、ワールドカップに本気で向き合っているとわかるはずです。

インターナショナルブレイクに入ると同時に、ウーデゴーア、サリバ、ガブリエウ、エゼ、ティンバー、トロサールは母国の代表を辞退。イングランド代表のキーマンたちがノースロンドンに戻ってきた後、ノニ・マドゥエケとインカピエは試合中の負傷で離脱を余儀なくされ、右膝にテーピングをしながらプレイしていたズビメンディもリタイアしました。

続々と入ってくるネガティヴな情報を追いかけながら、カラバオカップのファイナルで敗れたアーセナルは満身創痍だったのだと気づきました。ウーデゴーアとミケル・メリノに続いてエゼとティンバーを失い、屈強なCBコンビと中盤のキーマンは、ぎりぎりセーフの状態でプレイしていたようです。後半に入って押し込まれたのは、戦術的な理由だけではなかったのでしょう。

これまでの戦いを振り返ると、アルテタ監督はいくつかのピンチを緊急対応で切り抜けています。開幕から2人のセンターフォワードを欠き、11月のサンダーランド戦はギョケレスとウーデゴーアをはじめ、前線の6人がリタイア。本職のストライカーが全員不在となった最悪の時期に、最前線で公式戦7試合4ゴール3アシストのミケル・メリノは救世主でした。

12月に入ると、サリバ、ガブリエウ、モスケラ、カラフィオーリ、ベン・ホワイトが次々に負傷し、ブライトン戦はデクラン・ライスが右のフルバックにまわっています。最終ラインが崩壊寸前だった年末の7勝1敗は、驚異的です。夏のトランスファーマーケットで総勢8人の即戦力を獲得していなければ、目標はTOP4フィニッシュに切り替わっていたかもしれません。

インターナショナルブレイクで「12人が集団リタイア」と聞くと、「ホントはプレイできる人、手を挙げて!」などといじりたくなりますが、あのベン・ホワイトが代表に復帰したぐらいなのに、ワールドカップのピッチに立つチャンスを自ら手離そうとする選手などいないでしょう。ロドリのパフォーマンスを映像で見るしかなかったズビメンディは、相当悔しかったはずです。

トレブルの可能性を残しながら、壊れかけていたアーセナルは、恵みの雨のような12日のリフレッシュ期間を得て復活するでしょうか。本日はセント・メアリーズでサウサンプトン。勝てば6年ぶりのFAカップ制覇まで、あと2つとなります。最終ラインはサブの選手だらけか、トップ下はウーデゴーアか、右サイドには誰が入るのか。キックオフのピッチに立つ顔ぶれに注目です。


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