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アルテタ決裂!? 「スカイスポーツ」が、アーセナルの新指揮官にウナイ・エメリと報道!

ショッキングなニュースです。ミケル・アルテタは、リタイアしてしまったようです。「スカイスポーツ」が、アーセナルの新監督選びにおけるフロントランナーが、パリ・サンジェルマンを辞任したばかりのウナイ・エメリに取って代わったと伝えています。ロルカ・ディポルティーバ、アルメリア、バレンシア、スパルタク・モスクワ、セヴィージャの指揮官を歴任した46歳は、プレミアリーグ経験はゼロ。セヴィージャで達成したヨーロッパリーグ3連覇という偉業が輝いています。2016‐17シーズンから指揮を執ったパリ・サンジェルマンでは、初年度はモナコの後塵を拝し、フランスカップとリーグカップ制覇に留まったものの、2017-18シーズンは国内3冠をゲット。公式戦87勝14分12敗、勝率77%という素晴らしい数字を残しながらも2年でクラブを去らなければならなくなったのは、チャンピオンズリーグの早期敗退を咎められたからでしょう。

2016‐17シーズンは、ラウンド16で当たったバルセロナにホームで4-0と圧勝。カンプ・ノウで残り2分まで3-1と2点のアドバンテージをキープしながら、追加タイムを含む7分で3失点という歴史的な逆転を許して大会を去りました。今季はバイエルンとの首位争いを制してラウンド16に進出しながら、レアル・マドリードという最悪のドローを引き当ててしまいました。アウェイでは3-1で敗れ、ホームでも1-2。クリスティアーノ・ロナウドに3発も決められては、勝ち抜くのは困難です。2年連続でスペインの強豪相手に敗退という結果は、クジ運の悪さを嘆くしかありませんが、ネイマール、ムバッペ、ダニエウ・アウヴェスを獲得したクラブとしては、看過するわけにはいかなかったのでしょう。

カバーニ、ネイマール、ムバッペといった強力なストライカーを擁したパリよりも、多様なフォーメーションを駆使したセヴィージャ時代の采配のほうが記憶に残っています。サイドアタックの鋭さと、流動性が高い中盤で紡ぐ攻撃的なサッカー。リヴァプールに完勝した2015-16シーズンのEL決勝を観て、プレミアリーグでもぜひ見てみたいと思いました。話がまとまれば、22年前にアーセナルにやってきたときのヴェンゲル監督と同年齢での就任となります。プロフィールと戦術を見れば、アーセナルの指揮官にふさわしい人物だと思えるのですが…。アルテタという夢を見てしまった後だけに、歓迎する気分になるには多少の時間が必要です。

「スカイスポーツ」によると、36歳のクラブOBは、5000万ポンドしか補強予算がないといわれるクラブに対して、選手を売却して資金を作る保証を求めたとのこと。自らの思い通りにチームを作れなければ、プレミアリーグ6位のチームの立て直しは難しいと考えたのでしょう。気持ちはわかるものの、指揮官への権限の集中を排してクラブを運営していこうとするガナーズの経営ボードにとって、呑めない条件だったということも容易に想像できます。

残念ですが、冷静に考えれば、アルテタ抜擢はギャンブルであり、欧州戴冠の経験がある指導者を選ぶのが妥当です。「セヴィージャでのラストシーズンのアウェイ勝利ゼロ」「CLはラウンド16突破経験ゼロ」は、グーナーとしては眉毛が震えるイタいデータですが、何しろELマイスター。来季の欧州は期待していいのではないでしょうか。メディアは、エメリは唯一の候補者であり、今週中に発表される見通しと報じています。(ウナイ・エメリ 写真著作者/Богдан Заяц)

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“アルテタ決裂!? 「スカイスポーツ」が、アーセナルの新指揮官にウナイ・エメリと報道!” への3件のフィードバック

  1. トマシュ より:

    エメリ・・・面白いと思います。(自分はまだジャルディムがいいんですが lol)

    アルテタはアーセナル晩年からヴェンゲルから指導者としての資質を認められ、入閣が何度も報じられていましたが結局マンシーに行ってしまいました。グァルディオラの下で貴重な経験を積んだ、ということなんでしょうが、わざわざ国内のライバルチームに行ってしまった人間に頼む必要があるのか、と。それがたとえ指導者としてであれ。

    ライバルチームの間での選手や監督の移動に強い違和感を感じる自分としては、「は?それの何が悪いの?」という人たちとは一生相容れないのだと思うんだけれども。

    エメリに関していえば、46歳という年齢、これまでの経歴、十分な資格はあるでしょう。PSGでの”失敗”も経験と考えれば決してネガティブ要素ではないのではないでしょうか。

    欧州戴冠の経験がある指導者を選ぶのが妥当…私もそう思います。

  2. グーナーです より:

    経歴を見る限り、長期政権向きではないタイプの監督なのでしょうか(基本的にはステップアップしていっているのでマイナスの意味だけではありませんが)。
    どうしても「この人に5年任せて大丈夫なのか?」と思ってしまうのですが、そもそも今のヨーロッパに5年チームを率いる監督自体が稀なので、それはワガママなんだろうなとも思います。

    それにしても、予想よりも監督選びが難航しているアーセナルですねぇ。。。
    正直、あっさり決まるものだと思っていたので少し悲しいです(ヴェンゲル退任の時点で、後任はほぼ決定している段階とすら思っていました)。

    もっと「アーセナル!?俺に監督やらせろ!」と手を挙げて欲しかったのですが。

    優秀な選手以上に、優秀な監督は都合良く市場に出ていないということなんでしょうかね。

  3. Davinci より:

    ヴェンゲルにはない戦術的な多様性を持つエメリには近年の戦いぶりに不満を抱いていたグーナーにとっては魅力的に映ります。過剰気味な中盤とオーバメヤン、ラカゼットの起用法など、どう整理していくのか気になります。

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