来季補強予算は4000万ポンド⁉ 緊縮財政アーセナルでエメリ監督が勝つための2大ポイント!
アーセナルがチャンピオンズリーグ出場権を獲得するためには、ELマイスターのエメリ監督が欧州で自身4回めの優勝を飾るほうが可能性が高いのかもしれません。2018-19シーズンを5位以下で終えれば、スペイン人指揮官にはさらなる茨の道が続いています。「デイリー・ミラー」によると、エメリ監督に与えられる夏の補強予算は4000万ポンド(約57億円)に留まるとのこと。ジョルジーニョ、ナビ・ケイタ、フレッジ、マフレズなど5000万超クラスはもちろん、ウェストハムのフェリペ・アンデルソンにも手が届かないレベルです。デニス・スアレスの買い取りに1800万ポンドはかかるといわれており、このオプションのボタンを押せば、残金は2200万ポンド。最近値段が高騰している大物CBを買うのは不可能です。
緊縮予算の背景にあるのは、FFPおよびプレミアリーグのサラリー総額規制といわれています。後者のルールは、サラリー総額を前年プラス700万ポンドに抑えなければならないというもので、これを超える場合はテレビ放映権料以外の売上増加分を充当することになっています。「デイリー・ミラー」は、補強費用を捻出したいエメリ監督がメスト・エジルの売却を画策していると報じており、ユーヴェに移籍するといわれているアーロン・ラムジー以外にも何人かの選手を手離すことになるかもしれません。
ベジェリンとレノのバックアッパー、スピードに長けたウインガー、統率力のあるCBなど、補強したいポジションが複数あるガナーズは、予算が取れないなどといって立ち止まれば、あっという間にライバルに置いていかれてしまうでしょう。30歳になったメスト・エジルやヘンリク・ムヒタリアンに今以上のパフォーマンスは期待できないと考えるならば、思い切って売却して若いタレントの獲得をめざすという手もあります。コシールニー、モンレアル、リヒトシュタイナーも、来季残すべき選手かどうかを検討すべき選手です。彼らのサラリーが浮けば、補強予算を増やすことができるはずです。
もうひとつ、注目したいポイントは若手の成長です。マヴロパノス、グエンドゥジ、ルーカス・トレイラ、メートランド=ナイルズ、イオビ、サカ、エンケティア。22歳以下の選手の出場時間がレスターに次いでプレミアリーグ2位のチームは、彼らのブレイクでクオリティが格段に上がる可能性を秘めています。補強するポジション、自前のタレントを抜擢すべきポジションを見定め、かつてのハリー・ケインやラシュフォードのような彗星を輩出することができれば、早いタイミングでCL復帰を果たせるのではないでしょうか。…いや、今季もまだTOP4フィニッシュを諦めるタイミングではありません。苦境をどう乗り越えるのか、引き続きエメリ監督の工夫と若手の起用法に注目してまいります。
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アーセナルのCB問題はホールディングがどこかの10番にぶっ壊されてから起こってるんだよなぁ。
あ、よく考えたらアーセナルが目に見えて崩れたのもあのタイミングだったような…
なるほど策士ですなぁ。モウの置き土産ってやつかな。やらなきゃ意味ないよ!!