大胆な戦力整理と明確な若手シフト…現地メディアがエメリ監督のチーム作りを徹底分析!
オスピナ、モンレアル、リヒトシュタイナー、ジェンキンソン、チャンバーズ、コシールニー、ムスタフィ、エルネニー、ジャカ、ムヒタリアン、エジル。5月中旬に「スカイスポーツ」がグーナーに投票を呼びかけた「Stay or Go」で、11人の選手が売却候補に挙げられておりましたが、最終的にはジャカやエジルを除く7人が新天地に旅立ちました。シュコドラン・ムスタフィが残ったのを不満に感じるサポーターが多いようですが、総額5600万ポンドの売却選手リストを見ると、クラブと彼らの評価は概ねフィットしていたといっていいでしょう。
「Arsenal put the emphasis on youth in summer of change(変化の夏、アーセナルは若手重視)」。ガナーズの戦力の変化と夏の収支を紹介している「スカイスポーツ」のレポートを読むと、ウナイ・エメリ監督がいかに若手に期待を寄せているのかがわかります。たった2年半前、FAカップを制したときのメンバーのなかで、現在も所属しているのはエジル、ベジェリン、ジャカ、ホールディングのみ。ベンチにいた選手が全員いなくなっているという事実に、あらためて驚かされます。
最も古株となったエジルは、今季プレミアリーグで出場ゼロ。3節のリヴァプール戦の先発メンバーは、レノ、パパスタソプーロス、ダヴィド・ルイス、ダニ・セバージョス、グエンドゥジ、ニコラ・ペペと半数以上がエメリ就任以降の新戦力です。この夏の補強は、ダヴィド・ルイスを除く全員が24歳以下。彼らに加えて注目したいのが、ウィロック、ネルソン、ティアニー、メートランド=ナイルズ、ホールディング、スミス=ロウといった「NEWブリティッシュコア」の面々です。
こちらも23歳以下の有望株ばかりで、エメリ監督が数年先を見据えて強化に取り組んでいるのがよくわかります。プレミアリーグ開幕節のニューカッスル戦で、ウィロックとネルソンが抜擢されましたが、先発メンバーに10代が2人いたのは1998年2月以来だそうです。今季の目標は、プレミアリーグTOP4フィニッシュと若手の見極めでしょう。チャンピオンズリーグ出場権を獲得しつつ、CBホールディング、左SBティアニー、トップ下のウィロック、ウイングのニコラ・ペペといった要所でタレントが成長を遂げれば、実り多き1年といえそうです。
インターナショナルマッチウィーク明けの相手は不振のワトフォードで、もちろん必勝。ELのフランクフルト戦をドローで終え、新戦力のフィットに時間がかかりそうなアストン・ヴィラと冴えないマンチェスター・ユナイテッドを撃破できれば、昨季の前半戦と同様に「負けないアーセナル」を実現できるのではないでしょうか。オーバメヤン、ラカゼット、エジル、ダヴィド・ルイスらワールドクラスと若手の融合を目論むエメリ監督の采配に注目したいと思います。
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気がつけば、エジルが最古参ですが…
びっくりです。
でも冷静に考えれば、コッシーもモンレアルももう居ないから、当たり前ですよね…
インビンシブルズ以前こらからのグーナーなので、色々と思いを巡らせますが、監督が変われば選手も変わる。
当たり前ですよね…
サポーター側もこういうのに慣れていかなきゃいけないですね。
でもでも、若い世代が出て来てるのは確かだし、そこは本当に楽しみですよね。
結果を出して、監督交代、世代交代…
全てが上手く行くことを切に願います。