変わったのは走る意識と中盤センター。「BBC」のコラムニストが、アルテタの改革をリスペクト!
「マンチェスター・シティと同じような戦い方を志向するアルテタ監督が求めているのは、ハイプレス、攻撃的なプレイ、そして継続的なスプリント。彼が来てからフィットネスレベルが劇的に向上した」。これは、納得ですね。試合を観ていて以前よりエキサイティングに感じるのは、選手たちの動きが増え、チームとしての機能が高まっているからでしょう。カーニーさんは、シンボリックなスタッツを提示しています。9月に1-1で引き分けたアウェイ戦と、ニューイヤーズデーに行われた2-0完勝のホームゲームの「マンチェスター・ユナイテッド戦徹底比較」。エメリ時代の走行距離が108.3kmだったチームは、アルテタの下では114.2kmを走り抜いています。
「メスト・エジルは11.5kmを記録した最も過酷な労働者。11kmを超えた4人のうちのひとりだった」。暗黒の季節より走るようになったガナーズについて、コラムニストは距離だけでなく質も変わったと指摘しています。95本だったスプリントは、114本と大幅にUP。「グエンドゥジは至るところでムダ走りをしていた」「ルーカス・トレイラは彼らしいナチュラルなポジションにいなかった」「ジャカもどこにでも出没しようとしているかのようだった」と従来の問題を表現した記事は、アルテタ監督によって中盤の中央をケアする意識が高まったとレポートしています。前半は最悪、後半は別のチームだったFAカップのリーズ戦で、ハーフタイムのアルテタ監督の指示は「時速100マイルで戻れ!以上!!」だったそうですね。痛快です。
記事の紹介に戻りましょう。「チェルシーで6つのタイトルを獲得したCBのダヴィド・ルイスは、とても傷つきやすく、エメリの下では孤立していると感じていた」。自分の前に空いた大きなスペースに悩まされていたベテランが、アルテタ戦術によって守られるようになったというのが、カーニーさんが感じた最大の変化だそうです。おっしゃるとおり、秋の試合ではバイタルエリアからミドルを喰らいまくっていたガナーズの陣形は、コンパクトで美しいフォルムに変貌を遂げました。
アルテタ監督が指揮を執ったプレミアリーグ5試合で5失点を喫していますが、チェルシー戦の同点ゴールはレノの珍しいミスで、クリスタル・パレス戦の失点は不運なディフレクション。甘いチェックで2失点の元凶となってしまったムスタフィのポジションに、リヴァプールのCBたちのようなハードマーカーを配することができれば、リードしながら追いつかれた3つの試合を勝利で終えることができるようになるでしょう。
「中盤センターとディフェンスの改善」というところまでが今回のカーニーさんのアナライズで、5試合で6ゴールしか決めていない攻撃の改革は今後のテーマです。ああ懐かしき、アーロン・ラムジー。「オーバメヤン+セットピース」の現状を打開すべく、得点力、スプリント、縦へのフィードに長けたアタッカーを加えたいところです。現在のプレミアリーグからほしいタイプをピックアップするなら、クリスティアン・エリクセン、ジェームズ・マディソン、ジャック・グリーリッシュ、ベルナルド・シウヴァ、ジェラール・デウロフェウ(デブライネは恐れ多いので外しました…)。オーバメヤンやラカゼットを走らせ、時に追い越し、ゴールに絡む選手が加われば、ガナーズは輝きを取り戻すのではないかと思います。
「アルテタになってよくなった」と書くのは時期尚早。プレミアリーグ5試合で1勝しかしていない新監督のチームは、「立て直しには、一定の時間と新戦力が必要」と表現するのが妥当でしょう。しかし、「アルテタはいい方向に進んでいる」といったいい回しなら、違和感なく受け入れられます。本日は、チェルシーとのアウェイゲーム。3ポイントをゲットできれば若い選手たちの自信につながり、今後は勝ち切れる試合が増えるのではないでしょうか。ビッグロンドンダービーの激勝、期待してます!アルテタとエジルが好きなプレミアリーグファンとしても、4位に近づきたいマンチェスター・ユナイテッドサポーターとしても。
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監督交代後の短期的変化って、今まで選手達がサボってただけじゃないの?って思ってしまうので、まだ評価は難しいですね。
ただ勇敢なチャレンジに挑んたアルテタは応援したいです。
エキサイティングなゲーム&戦う情熱が戻り、見ていて面白くなりました。
ネルソンに対して、才能はあるが、迷っていた・良い指導者が必要だったと語っていたのは、
そのまんま、全選手に当てはまるのではというくらい。
何があったのかエメリ氏に暴露本を書いてもらいたいくらい、退屈&弱かったので。
すいません、エメリ監督。
そうなんですよね。よくなったものの。
不運にも見舞われ、勝ち点を稼げていないので、信頼と自信を失わないように、
ファン&メディアの後押しを受けて頑張ってもらいたいものです。
最大の課題は、良いゲームを90分続けられないことだと思っています。
フィジカルとスタミナ向上は、一朝一夕にはならずとも。
良い時間帯を長くする
メリハリをつける
悪い時間を耐える
次の試合、4位争いをカオスに持ち込める楽しみな試合です。
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現地で見てる訳じゃないけど、チャントや拍手、掛け声などのボリュームが上がったように感じる。
選手達のやる気スイッチに対する、ポジティブな反応だと思います。
私もテレビの前で、行け!とか、あー!そこなんだよ!とか、声を出しているのが久しぶりに感じてますからね(笑)
アルテタ監督の本当に欲しいピースを揃えてくれるフロントであってほしいですね。
チームは間違いなく良い方向に向かっていると思います。
解任ブーストでモチベーション上げるだけなら誰でも良いような気もしまして
アルテタの戦術眼を図るにはまた駒が足りてない気もします。サカとナイルズのSBとか終わってますし
終わってるサイドバックのカバーに奔走してるCB陣が、主様や粕谷さんのような分別ある方々にも出来損ない扱いされてるのが個人的には非常に心外なのですが…
寧ろブーストがかかっていない(主様おっしゃるところの「冴えない戦績」)のに、スプリント増・被シュート減などの良い変化があらわれ、加えて明らかに選手やファンの雰囲気がよくなっていることを評価したいしされたいな と個人的には思っています。なので、今回のカーニーさんの記事は大きく頷きながら拝読しました。
目先のことだけに目を奪われないようにしながら、しっかりとチームを再建してもらいたいです。
現地グーナーが今季はボトムハーフより上でいい、くらいに開き直ってくれているなら、少々結果が出なくても内容が上向いてれば良し、ですかね。
現有戦力で出来る限りの整備、使える戦力と使えない戦力の判断がまずは最優先で、あとはアルテタ自身含めて経験値を積んでおくことが大事かも。
ちょっと良かろうが、そうでもなかろうが、正当に評価すべきは来年なのは間違い無いですから。
素人目に見てもバイタル空きまくり、攻撃がアイディアの無い前線任せの単発気味だとここのコメント欄でも以前から指摘させて頂いていたのですがアルテタが修正をこの短期間で行えたのは大きいです。中盤も加わった守備ブロックを形成してバイタルを埋めて、あとは鋭いカウンターを狙えるチームになっています。トレイラを最初からそこで使っていれば問題ないとみんな知ってましたとしか言えないですね。
今の課題はカウンター頼みな部分とまだまだ前線の選手に頼り気味の攻撃ですが、ベジェリン ティアニーが戻って来ればそこをうまく使うエジルの仕事が増えて、ぺぺとオーバがうまく空いてくるのかなと思ってます。
守備はムスタフィ次第ですね。失点に繋がるポカが多いのですが、問題はそこまで難しくない場面でのミスがあまりにも多いことですね。来年のサリバに期待するしかないですかね。
サリバ次第では化けると思ってます。人が残ってくれれば….ラカゼットが降りてくる事が多いので追い越す選手がいたらもっと面白くなると思う場面が多いです。ラムジーが恋しい…