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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

素行の悪さはプレミアリーグNo.1。ベントナーさん、少しはロシツキ先輩を見習ったらどうですか?

2011年12月、ニューカッスルの駐車場で自動車を壊して歩き、器物損壊で逮捕。2013年3月、故郷コペンハーゲンで飲酒運転で逮捕。2013年11月、自宅マンションについているプールでドアのロック解除ができなくなり、これを壊してまたも器物損壊で逮捕。バロテッリがイタリアに去った後、プレミアリーグナンバーワンの問題児は間違いなくこの男です。アーセナルのニクラス・ベントナー。彼のニュースを見ていると、どうもチームに無断でちょいちょい母国デンマークに帰っているようで、地元に帰ると気が緩むのか、かなりの確率で問題を起こします。直近はほぼ「半年に1回ペース」となっていたベントナーのトラブルですが、2014年3月11日、やっぱりやらかしました。場所は、いつものコペンハーゲン。

報道によると、ベントナーは酔ってタクシーに乗り込んで運転手に悪態をつき、口論となったとのこと。しかもタイミングの悪いことに、チームはチャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘンとの大事なゲームを戦うべくミュンヘン遠征中。無断で帰国するわ、帰ったら揉めるわで、さすがのアーセン・ヴェンゲル監督も今度という今度はブチ切れてしまいました。

「誰も彼に対してコペンハーゲンへ行く許可など出していない。罰金処分を受けることになるだろう。彼はコペンハーゲンでトラブルを起こしたみたいだけど、それについてはよく知らない。唯一、はっきりしているのは、彼にはコペンハーゲンに行く用事など何もなかったということだ」

ヴェンゲル監督は会見の最後に「彼との契約は夏で切れる」とまで言っていたので、プレミアリーグでベントナーを見るのは今季が最後になるかもしれません。遠征メンバーから外れたのがショックだったのかもしれませんが、チームがチャンピオンズリーグで真剣に戦っている最中に何をやってるんだか…。

一方で、まさにプロサッカー選手のお手本というべきは、トマシュ・ロシツキです。開始2分に彼が決めたビューティフルゴールでノースロンドンダービーを制した昨日、69分までプレイしたロシツキは、試合が終わるとサポーターにユニフォームをプレゼント。イギリスメディア「スカイスポーツ」のインタビューに答えた以下のコメントもまたビューティフル。ファンが第一、という姿勢がブレないロシツキ。素晴らしいのひとことです。

「サポーターや選手にとって、最高のタイトル争いになっている。プレミアリーグの優勝争いはシーズン最終戦まで続くと思う」

…話は変わりますが、アーセナルの話題で気になるのは、ジルーの不倫騒動といいベントナーのトラブルといい、プレミアリーグで優勝を争っているクラブにはありえない気の緩みが見え隠れすること。このチームがタイトルを獲れないでここまできた最大の理由は「リーダーシップの不在」なんじゃないかと思ったりします。チェルシーにおけるテリーやランパード、マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドやギグスなど、タイトルを獲得するチームには、雰囲気を引き締めてくれる現場のリーダーがいるものです。

アーセナルでいえば、正副キャプテンのヴェルマーレン、アルテタ、もしくは性格的にはフラミニがこの役割なのでしょうが、ちゃんとグリップできているのでしょうか。おせっかいかもしれませんが、来季の補強は、性格なども加味しながら人選を進めたほうがいいのではないかと思います。あ、そうなるとますます、デンマーク人FWはアウトですね。いや、そうならなくてもどのみち、アウトか

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“素行の悪さはプレミアリーグNo.1。ベントナーさん、少しはロシツキ先輩を見習ったらどうですか?” への4件のフィードバック

  1. あああ より:

    ルーニー、スアレス、バロテッリ、イブラなどなどは素行が悪くてもプレーは超一流で、そのギャップが魅力だったりしますが、ベントナーは違いますね。
    僕もファウラーなんか好きでしたね(笑)
    しかしここまでの口だけ野郎は初めて見ます。
    同国代表のアッガーなんかは忠誠心が高くて良い男なんですけどね。
    ピザ事件や世界最強発言などが有名ですが、ユーベ移籍の時も、大都市じゃないと嫌だ、ビッグクラブじゃないと嫌だ、生活水準が下がるのは嫌だ、出場機会がないと嫌だと散々ごねて移籍させてもらったのにウェイトオーバーでシーズンに入ったのには唖然としたどころか、頭おかしいんじゃねーのと本気で疑いましたよ!(しかもあろうことか10番を要求)
    結果、怪我したあげく、スピード違反なんかして全く使い物にならず。
    もう理解不能ですね。
    一流でもないのに、あの自尊心と虚栄心の高さの源が何かは気になります(笑)
     
    アーセナルは散々主力をメガクラブに売りまくるという、タイトルを狙うクラブとしては到底思えない行為をし続けてきたツケですね。
    そう考えるとアンリは絶対に売るべきじゃなかったですね。

  2. makoto より:

    あああさん>
    彼には、金持ってないならピザ屋いくのはやめようね、といいたいです(笑)。
    確かにアンリは、残せるものなら残したかったですね…。そのほうがお互い、幸せだったのではないでしょうか。

  3. ウサミニ より:

    アーセナルのキャプテンについては、ここに名前が出ていませんが、正副両キャプテンが不在の際にキャプテンマークを巻いているメルテザッカーに資質があるのでは?と思います。

    フラミニあたりはどうも熱さが空回りしている感もありますが、知的でありながらシャレがきき(ジャパンツアーではファンミーティングにちょんまげヅラで登場)、ときに熱く(シティ戦の大敗で、さっさとベンチに下がろうとしたエジルを、アウェー席に挨拶に行くように叱りつけた)、加入時からは予想外の方向でチームのムードをつくっている…というのがファンの見立てですが、いかがでしょうか?

  4. makoto より:

    ウサミニさん>
    メルティ、いいと思いますよ。相方がグーナーなもので、ガナーズ日本ツアーのファンミーティングには、スパイさながらに顔を出したのですが、ユーモアも人望も、チーム愛も人一倍ありますよね。

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