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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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いよいよ決戦!マンチェスター・シティVSチェルシーは、3つのキーマン対決に注目!

マンチェスター・シティVSチェルシー。2020-21シーズンのチャンピオンズリーグは、2018-19シーズンのリヴァプールVSトッテナム以来のプレミアリーグ対決となりました。2003年7月にチェルシーを手に入れたロマン・アブラモヴィッチは、9年めの2011-12シーズンに初戴冠。2008年9月にマンチェスター・シティを買収したシェイク・マンスールは、13年めにして初めてのファイナル進出です。

多額の投資でクラブを強化した先輩格が、後発の悲願をつぶすのか。世界一の名将を招聘したクラブが、イングランドで6つめの欧州制覇クラブとなるのか。アグエロとフェルナンジーニョにとっては、おそらく最初で最後のチャンス。36歳になったチアゴ・シウヴァも、2年連続の準優勝でキャリアを終えるわけにはいきません。今季プレミアリーグは1勝1敗、FAカップ準決勝はチェルシーの勝利。4度めの対決は、どちらが勝ってもおかしくない一戦です。

私が注目しているのは、3つのキーマン対決です。イングランド代表の次世代を担うフィル・フォーデンVSメイソン・マウントのヤングスター対決。リヤド・マフレズとエンゴロ・カンテのレスター発キャリアアップ対決。今季プレミアリーグで19回のクリーンシートを記録したエデルソンと、16回で2位のエドゥアール・メンディのGK対決も楽しみです。

得点力が課題となっていたチェルシーで、豊富な運動量をベースに攻撃を活性化したメイソン・マウントは公式戦53試合9ゴール8アシスト、プレミアリーグは36試合6ゴール5アシスト。突破力と意外性のあるパスワークでダヴィド・シルヴァの穴を埋めたフォーデンは、公式戦49試合16ゴール10アシスト&プレミアリーグ28試合9ゴール5アシストです。

ゴールに絡む数字を比較するとフォーデンの圧勝に見えますが、メイソン・マウントはブルーノ・フェルナンデスに次ぐ87本のキーパスを記録しており、ストライカーたちに高い決定力があればアシスト王争いに顔を出していたでしょう。左サイドを主戦場とする2人のアタッカーのバトルは、ボックス周辺で決定的なプレイを披露したほうが、大きな耳が印象的なトロフィーの感触を味わえるのではないでしょうか。

2016年の夏にブルーズに移籍したエンゴロ・カンテは、公式戦で47試合ノーゴールですが、広大なスペースをカバーする卓越した守備力でトゥヘルの堅守を支え続けました。一方、2018年にマン・シティに加わったマフレズは、公式戦47試合14ゴール9アシスト。チャンピオンズリーグの4発2アシストは、2016-17シーズンにレスターで記録した数字と並んでおり、ファイナルでゴールに関わって優勝と自己ベストのダブルを実現したいところです。

パリ・サンジェルマンとの準決勝2試合で3発ゲットのマフレズは、アウェイで戦ったファーストレグのマン・オブ・ザ・マッチ。レアル・マドリードとのホームゲームで2ゴールの起点となったカンテも、相手のアタックを封じてドローに持ち込んだ初戦のマン・オブ・ザ・マッチです。チームをファイナルに導いた元レスターの2人は、大舞台でも真価を発揮できるでしょうか。2015-16シーズンのプレミアリーグで、奇跡的な優勝をともに味わった昔のチームメイトたちは、どちらについても「謙虚で上昇志向が強い」と称えています。

セーブ率は75.0%対70.5%、90分あたりの失点は0.78対0.82、クリーンシート率は52.8%対51.6%。プレミアリーグ2020-21シーズンにおける大半の指標でエデルソンが勝っていますが、トゥヘルがやってきた後半戦に絞ると、メンディは16試合12失点(1試合あたり0.75)&クリーンシート9回で、18試合16失点(同0.89)&クリーンシート8回のライバルを上回っています。堅守同士の対決は、守護神のパフォーマンスも勝負を決める重要な要素となるのではないでしょうか。

ポルトの本拠地エスタディオ・ドゥ・ドラゴンで開催される決戦のキックオフまで15時間。12試合4失点同士の激突は、互いの長所をつぶし合う緊張感の高い展開になるのではないでしょうか。CL史上最長となる26戦連続無敗(23勝3分け)のベルナルド・シウヴァを擁するマン・シティの3冠達成か、2年連続ファイナルのトゥヘル&チアゴ・シウヴァがリベンジを果たすか。予想は…やめておきましょう。スコアだけ、2-0で!


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“いよいよ決戦!マンチェスター・シティVSチェルシーは、3つのキーマン対決に注目!” への5件のフィードバック

  1. グナです より:

    どちらのファンでもないので公平な目線で見るならシティの方に肩入れします。
    理由はシンプルで、まるでアグエロのために用意されたかのような舞台が整いすぎているからです。
    スタメンではないのでしょうが、後半から登場したアグエロがすべての選手に讃えられながらビッグタイトルを手にする。
    ベタすぎて展開の読めるドラマもたまには悪くないでしょう。
    ノンビリと楽しみます。

  2. n より:

    2-0でチェルシー!を期待します。

  3. ペップの街 より:

    ペップがシティに降臨するまではチェルシーがPLでは一番好きなチームでした。オーナー、首脳陣はともかく、個性的・魅力的な選手が次々とクビになる監督の元で運命を翻弄されながらも自分のベストを尽くして行く姿に応援してました。

  4. アイク より:

    いよいよですね!
    冒頭のDAZNパニックと例年以上の過密日程によって鮮やかに置き去りにされた難しい(?)シーズンでしたが、両チームを讃えながら観戦を楽しみたいと思います。カンテが間に合ったことを喜んでいます。

  5. ゆう より:

    バイエルンにボコボコにされた去年のCLから一年、まさかこんなにも早くファイナルに進出するとは思いませんでした。本当に面白いチームです。とにかく感謝しかないです。CLの決勝を見せてくれてただひたすらに感謝です。私がチェルシーのサポーターになってはじめてのCL決勝、本当に楽しみです。

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