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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マンチェスター・シティ大ピンチ、チェルシー幸運!チャンピオンズリーグのグループ分け発表

マンチェスター・シティ、やっちゃいましたね!2年連続でバイエルン・ミュンヘン、CSKAモスクワと同じグループという偶然だけならよかったのですが、昨季はアウトサイダーのプルゼニがいてくれたもう一枠に、何とASローマが入ってきちゃいました。今季のチャンピオンズリーグでは、このグループEが「死のグループ」。ペジェグリーニ体制2年めで、安定感が増したマンチェスター・シティといえども、アーセナルから移籍して大化けしたジェルヴィーニョをはじめ、トッティやデ・ロッシなどの強力なメンバーが揃うローマに勝つのは簡単ではないでしょう。バイエルン・ミュンヘンに移籍したメフディ・ベナティアは、いきなり古巣ローマと戦うことになりました。

他のプレミアリーグ勢を見渡してみると、アーセナル微妙、リヴァプールまずまず、チェルシー楽勝といった結果です。アーセナルもまた、昨季同じグループでケガ人の数を争っていたドルトムントと戦うことになりました。グループDで要注意は、ガラタサライです。ヴェンゲル監督は、ベジクタシュにあれだけ苦戦した後で、彼ら以上の強敵が待つトルコの熱狂的なスタジアムに遠征したくはなかったでしょう。スナイデル、フェリペ・メロ、アルトゥントップ、エブエといった欧州での戦い方を知るベテランが勢ぞろい。血の気が多くてレッドカードコレクターのFWブラク・ユルマズは、ベジクタシュのデンバ・バ同様に警戒が必要です。才能あるベルギーの若手が揃うアンデルレヒトは、勢いに乗せなければ大丈夫だと思われますが、ガラタサライとの直接対決の結果次第で、アーセナルが冬を越せない可能性も充分にあります。

リヴァプールは、アーセナルよりは戦いやすいでしょう。レアル・マドリードにはおとなしく白旗を揚げるとして、バーゼルとの一騎打ちに勝てばOK。昨季はチェルシーにダブルを喰らわせたバーゼルですが、モウリーニョ監督がFWムハマド・サラーという牙を1月に抜いてくれたので、以前ほどのカウンターの切れ味はありません。柿谷曜一朗は楽しみですが、彼がシュクルテルをかわしてゴールを決めるシーンは想像しにくいですね。ブルガリアとスイス、スペインという遠征の移動距離に文句をいったら、ロシアがあるマン・シティや、今季はトルコに2往復することになったアーセナルに叱られます。チャンピオンズリーグは久しぶりとなるリヴァプールですが、この組み合わせなら、プレミアリーグとの兼ね合いもさほど負担にならずに済みそうです。

さて、最後にチェルシーですが、内田篤人が所属するシャルケ04、ナニに続いて香川真司を狙っていると噂のスポルティング・リスボン、マリボルなら楽勝でしょう。ラミレス、サラーなど、プレミアリーグで出場機会が減りそうなメンバーを使いながら戦うこともできそうですね。GKは、年内はクルトワがプレミアリーグ、チェフがチャンピオンズリーグなどといった形になるのでしょうか。マンチェスター・シティがかなり苦労しそうなので、プレミアリーグ前半戦で、最大のライバルを引き離しておきたいところです。

【UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ組み合わせ】
■グループA
アトレティコ・マドリード(スペイン)、ユヴェントス(イタリア)、オリンピアコス(ギリシャ)、マルメ(スウェーデン)
■グループB
レアル・マドリード(スペイン)、バーゼル(スイス)、リヴァプール(イングランド)、ルドゴレツ(ブルガリア)
■グループC
ベンフィカ(ポルトガル)、ゼニト(ロシア)、レヴァークーゼン(ドイツ)、ASモナコ(フランス)
■グループD
アーセナル(イングランド)、ドルトムント(ドイツ)、ガラタサライ(トルコ)、アンデルレヒト(ベルギー)
■グループE
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、マンチェスター・シティ(イングランド)、CSKAモスクワ(ロシア)、ASローマ(イタリア)
■グループF
バルセロナ(スペイン)、パリ・サンジェルマン(フランス)、アヤックス(オランダ)、アポエル(キプロス)
■グループG
チェルシー(イングランド)、シャルケ04(ドイツ)、スポルティング・リスボン(ポルトガル)、マリボル(スロベニア)
■グループH
FCポルト(ポルトガル)、シャフタル・ドネツク(ウクライナ)、アスレチック・ビルバオ(スペイン)、BATEボリソフ(ベラルーシ)

チャンピオンズリーグ・グループステージの第1節は、9月16日・17日。おっと、もうすぐですね。今季は、マンチェスター・ユナイテッドがいないという久しぶりの完全外野席ですが、昨季に続いてプレミアリーグ勢を目いっぱい応援してまいりたいと思います。プレミアリーグ勢で最上位はチェルシーと予想。心情的に応援の熱を高めたくなるのはリヴァプールです。

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“マンチェスター・シティ大ピンチ、チェルシー幸運!チャンピオンズリーグのグループ分け発表” への13件のフィードバック

  1. リバプール大好き より:

    久しぶりにアンフィールドでのCLを見られると思うとすごくワクワクします!
    この舞台に帰ってくることを心待ちにしていました!

  2. Macki より:

    CLがいよいよ始まりますね。アンフィールドが燃えますよ!楽しみです!

  3. ルーカスLOVE より:

    リバプールファンですがやっとアンフィールドの夜にCLが帰ってくる!!シティは気の毒な気もしますが、こういう時のためにあれだけ選手を取ったんでしょ?って感じ…

  4. Kaka好き! より:

    マンチェスターC.はまた死の組ですか…
    死の組率高い!
    プレミア勢オールGL突破で!期待してます^^

  5. londres nord より:

    シティとガナは微妙ですが、4つとも勝ち抜けを期待です。グループHですが、ドネツクで試合するのでしょうか?

  6. makoto より:

    リバプール大好きさん Mackiさん ルーカスLOVEさん>
    マドリードが来た時の、アンフィールドの雰囲気が楽しみですね!

    Kaka好き!さん>
    賛成です!密かに、マンチェスター・シティとローマの勝ち抜けという番狂わせを期待しています。

  7. makoto より:

    londres nordさん>
    ドネツク、どうなんでしょうね。状況によっては、中立地という措置もあるかもしれませんね。

  8. 明日エコト より:

    リバポがまずまずはないでしょう
    バーゼルがかなりの曲者なのは周知の事実
    やりにくい組に入りましたよ

  9. たこ より:

    まあバーゼルも確かに油断がならない相手ですがPOT2でリバプールが当たる可能性があったのはユーベ、バーゼル、ゼニト、ドルトムント、PSG、シャルケ、シャフタールですから単純な戦力、場所を考慮すればバーゼルを引けたのは運が良かったと言えますね。
    それからレアルとの直接対決はこれまで全勝だそうなので首位通過も…無いですね(笑)

  10. グナ より:

    もうやだ…
    ドルトムントがベス面で一発勝負に懸けてきたらレアルバルサでも勝てないんじゃ…
    あ、レブンドロフスキ抜けたからましか…

  11. リバサポ より:

    理想的としてはレアルのサンティゴベルナウでいい試合ができれば、冬の移籍でアンフィールドに代理人が行列を作るのではないかと期待しています。それゆえにレアルを引けたのはかなりチャンスです。

  12. makoto より:

    明日エコトさん たこさん>
    まさに、たこさんのおっしゃっていることを下敷きに書きました。代弁、ありがとうございます。バーゼル、書く前にいろいろ調べましたが、昨季の方がよかったのではないかと思いました。今季は守備も不安定で、秋までに修正できなければ、リヴァプールはアウェイゴールを奪えると思います。

    グナさん>
    確かに。昨季はあの深刻な状況で、勝ち抜けましたからね。

    リバサポさん>
    敵地での壮絶な殴り合いを期待してます。

  13. プレミアリーグ大好き! より:

    シティーはユーロでのランク上がるまで厳しいですね。12月にまたアンフィールドに行きますが去年より盛り上がった雰囲気で新しいレッズ見たいです。

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