ボニー、ジルー、コクラン合流&ヨヴェティッチ離脱!チャンピオンズリーグの登録メンバー発表!
シュールレが完全移籍でヴォルフスブルク、サラーとベイカーがレンタルでそれぞれフィオレンティーナ、シェフィールド・ウェンズデーに移籍したチェルシーは、期待のクアドラードがメンバー入り。そしてもうひとり、新しくリストに名前を連ねたのは、今回トップチームに入ったばかりのイザイア・ブラウンです。チャンピオンズリーグの登録リストは、Aリスト25人(今季のマンチェスター・シティはFFPペナルティで21人)のほかに、試合前日までに無制限に登録できるBリストがありますが、Bリストで登録できるのは過去2年以上クラブに在籍した選手。WBAから移籍してきたイジー・ブラウンはこの条件を満たさないため、Aリストに追加したのでしょう。
夏のプレシーズンマッチでゴールを挙げていた器用なFWは、チェルシーに入ってからはプレミアリーグでの出番はありませんが、ロイク・レミー、ドログバがいるこのチームでデビューを果たすことができるのでしょうか。同時にトップチームに合流したBリストの生え抜きMFロフタス=チークは既にプレミアリーグで2分ほど、ピッチを触っています。チェルシーの若手たちが、ワールドクラスが揃う11人に食い込めるのか、引き続き注目していきたいと思います。
ポドルスキ、ジョエル・キャンベル、ヤヤ・サノゴがレンタル先に旅立ったアーセナルの追加選手は、ビジャレアルからやってきたガブリエウ・パウリスタ、負傷による長期離脱でグループステージに出場できる見込みがなかったジルー、そして今やなくてはならない存在となった守備的MFコクラン。追加登録枠の上限である3名を目いっぱい動かして、モナコ戦に臨みます。アレクシス・サンチェスやウェルベック、ドビュッシーなどケガ人が7名いるのは相変わらずですが、エジルとジルーが調子を上げてきており、ロシツキとカソルラはトップコンディション。戦い方さえ間違えなければ、リーグ・アン5位で攻撃がパッとしないクラブには負けないはずです。
そして今回、いちばん話題になったのは、21人しかリストに入れられないマンチェスター・シティ。1月にスウォンジーから合流した点取り屋ウィルフリード・ボニーが予想通りメンバー入り。そのあおりを食ってリストから漏れたのは、ステファン・ヨヴェティッチでした。今季プレミアリーグで14試合5ゴールとまずまずの数字を残し、アグエロやジェコ不在の穴を塞いできたヨヴェティッチは、チャンピオンズリーグでは5試合ノーゴール。マンガラが負傷している最終ラインは、コンパニとデミチェリスの代わりがボヤタしかおらず、ナスリが復帰予定の中盤の8人も落とせないとなると、この選択肢しかありません。やはり、マイナス4人は厳しいですね。2月末に難敵バルセロナと当たるマン・シティが、ベストメンバーで戦えることを祈ります。
チェルシーとの勝ち点差11が厳しいのは重々承知ですが、プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグを制覇する「トレブル」の可能性を残しているのはアーセナルだけなんですよね。期待のCBガブリエウ・パウリスタが早期にフィットし、切れ味のいいカウンターにさらに磨きがかかれば、アーセナルは欧州でも充分に戦えるのではないでしょうか。レアル・マドリードに勝ったら、エジルはうれしいでしょう。チャンピオンズリーグ再開まで、いよいよあと10日です。
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キャピタルワンカップ決勝に駒を進めいているチェルシーもトレブルの可能性があるのでは?
シティがジェコではなくヨヴェティッチを外してきたのは意外です、サニャもリストから外れる
候補者でしたが最終ラインを全てこなせるユーティリティ性が買われたんでしょうか。
ゆうまさん>
「変則3冠をトレブルというかどうか」ですね。2001年リヴァプールがFAカップ、リーグカップ、UEFAカップの「カップ3冠」を獲った時には、どちらかといえば珍しい記録として話題になった印象もありまして。単純に「3冠」であれば、アーセナルは夏にひとつ獲っているので、あと2つです。