ウェストハムは無念の敗退、サウサンプトンは余裕の連勝…ヨーロッパリーグ予選3回戦速報!
メンバー選びの考え方は真逆ながら、サウサンプトンとウェストハムはいずれも好スタートでした。ルーマニアでは、3分、アル・ジャラーラからレンタルで獲得したランシニが左から持ち込み切り返しを入れると、左ポストの内側をかすめる見事なゴールをゲット。その1分後のオランダでは、左サイドを崩したセインツが中にいたウォード=プラウズにつなぐと、落としたボールをエースのグラツィアーノ・ペッレが左足でクロスに突き刺し、両者とも1-0です。このままのスコアでゲームを終えれば、プレミアリーグ勢は本大会出場まであとひとつとなるプレーオフ進出が決まりますが、アストラはやさしい相手ではありませんでした。
劣勢を跳ね返したのは、10番コンスタンティン・ブデスク。15分に左からの角度のあるFKをファーサイドのポストに当てたチャンスメーカーは、31分にドニール・ヘンリーの緩慢なチェックをみて思い切りのいいミドルを叩き込み、その4分後には左サイドを完全に崩した形から、グラウンダーを丁寧にインサイドでコントロールして逆転を決めます。ハーフタイムは2-1でアストラ。とはいえウェストハムは、同点に追いつきさえすれば、2-2、2-2のイーブンに持ち込むことができます。
しかし、後半の45分間でウェストハムがアウェイサポーターを湧かせるシーンはまったくありませんでした。3つの決定機はすべてアストラ。81分にアリベックがDFをかわして左隅を狙った一撃と、最終盤の1対1はGKランドルフがビッグセーブ。アストラのFWボルドリンに冷静さがあれば、タイムアップの笛を聞く前に試合を終えられていたと思います。結局2-1は動かず、ウェストハムは今季のプレミアリーグ勢における欧州の最初の敗者となりました。ほぼ同時に試合終了となったセインツは、89分にパンティッチのパスをインターセプトしたマネが自分で持ち込んで2点め。トータル5-0で、プレーオフ進出を決めています。
最近、プレミアリーグシフトを鮮明にしたチームが欧州であっさり負ける「ヨーロッパリーグ軽視」が増えており、内向化が気になっていたのですが、勝てるレベルの相手に半ばゲームを捨てて予選敗退したウェストハムが残念でなりません。プレミアリーグにおけるペース配分が手探りななかで予選1回戦から既にここまで6試合を戦い、エネル・バレンシアを負傷で失ってしまったビリッチ新監督に「全部本気で勝ちに行ってください」というのは酷なのかもしれませんが…。2時半起床の二元生中継で全力応援していたプレミアリーグファンとしては「セインツとハマーズが選んだ戦術と本気度が逆だったらよかったのに」と、ついつい思ってしまいます。
それにしても、セインツは強かったです。イジー・ブラウンやパンティッチなど、チェルシー所属の若手が揃うフィテッセは簡単に勝たせてくれる相手ではないと警戒モードだったのですが、クーマン監督のチームは8割の力で事もなげに2試合をクリーンシートで畳んでみせました。昨季のプレミアリーグで、チェルシーに勝ち点3を許さなかったこのクラブは、今シーズンも上位を苦しめるでしょう。おめでとうございます。セインツ、吉田麻也、ヨーロッパリーグ出場権獲得まであと一歩です!
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更新お疲れ様です。
ウェストハムの行いは日程を考えると仕方ないかもしれませんが純粋にガッカリですね。
そもそも僕は今季のウェストハムの大型補強はELの日程に耐える為のものと思っていたので驚きもあります。今回の件、ビリッチ監督の意向がどれほどあったのかは分かりませんが試合に帯同すらしないのは、印象を悪くするだけではないかと思います。
タカシさん>
ビリッチ監督が、プレミアリーグシフトを選んだという認識でした。いずれにしても、あのスタメンでは難しいですよね。セインツ、トッテナム、レッズ(あついはマンチェスター・ユナイテッド⁉)など、EL本大会に出る可能性のあるチームには、ぜひとも優勝めざしてやっていただきたいなと思います。