エジル、アレクシス、モンレアルが左サイドを蹂躙。アーセナルはザグレブに3-0圧勝!
しかし5分を過ぎると、アレクシス・サンチェスがドリブルで相手の守備陣をかき回すようになり、右サイドからチャンスを創り始めます。ジョエル・キャンベルのグラウンダーに合わせたカソルラのボレーは浮いてしまいますが、エジルやアレクシスの仕掛けは可能性を感じさせてくれます。11分、ショートカウンター気味に攻め上がり、左のアレクシス・サンチェスが一瞬フリーになったシーンは、右足で打とうと中に持ったところを引っかけられ、フォローしたベジェリンのシュートはDFがブロック。ザグレブは、右サイドからの逆襲に活路を見出そうとしていますが、モンレアルとアレクシスの対応は落ち着いています。
24分にジョエル・キャンベルが狭いところを通し、ベジェリンが左足で狙ったシーンもザグレブ守備陣がぴったり着いています。膠着していたゲームが動いたのは、29分のカウンターでした。左サイドを上がったアレクシス・サンチェスのクロスが絶品。中に走り込んでダイビングヘッドを決めたのは…何とエジルです!珍しいプレイを見ました。一瞬、ジルーかと思いましたが、彼なら肩に当てて決めていたかもしれません。1-0となり、勢いに乗ったアーセナルは4分後に追加点を奪います。ペナルティエリア内にいたアレクシス・サンチェスへの楔をカットした後、シガリのクリアは不用意でした。さらったモンレアルが縦に持ち込みグラウンダーを入れると、今度は背番号17がフリー。このチャンスを、彼が外すわけがありません。アレクシス・サンチェスは、右足インサイドのボレーを軽く流し込んで2-0。アリアンツ・アレナのバイエルン・ミュンヘンは、既にオリンピアコスを3-0と引き離しています。
40分、エジルがこれも珍しく相手をなぎ倒す強引なドリブルで左から突破を図ると、GKしか前にいなかった状況からの左足シュートは、惜しくもエドアルドに当たります。45分にも左サイドを完全に崩したグラウンダーをエジルが狙いますが、GKが体に当てて3点めはなりません。前半のアーセナルは完璧。エジルがいつも以上に貪欲にゴールを狙っています。このチームは、先週末のプレミアリーグで下位相手に逆転負けを喫したチームとは別物です。
後半開始直後、中央から上がったカソルラのミドルはエドアルドがセーブ。CKからのジルーのヘッドもGKが何とか弾きます。56分、ザグレブは初めて左サイドの突破に成功したものの、マテルのシュートはDFに当たって右に逸れていきます。64分、エジルが左から中に戻し、アレクシス・サンチェスが最終ラインの裏に浮かせたボールは、ジョエル・キャンベルのボレーが右に外れます。ヴェンゲル監督の1枚めは67分、おお、ラムジーがジルーとチェンジです。アーセナル待望の3点めは、この直後でした。右から斬り込んだジョエル・キャンベルの超絶スルーパスに反応してGKの前に飛び出したのは、最前線にポジションを変えていたアレクシス・サンチェス!エドアルドをトラップでかわして狭いスペースを右足で抜く彼らしい一撃が、チームの勝利を決定づけました。
左サイドからのクロスに対応したコシールニーのクリアが跳ね返ってきたシーンは、チェフが素晴らしい反応でセーブ。コクランの不在は中盤で大きな声を出してポジションを指示するフラミニが埋めており、80分にスダニが左隅に突き刺したシュートは明らかなオフサイド。ミドルを打たれるようなスペースは与えていません。83分、カソルラとベジェリンがアウト、右SBにドビュッシー、中盤の底にチャンバース。追加タイムはほとんどないでしょう。88分のアレクシス・サンチェスの浮き球をエジルがバックヘッドで狙うという3度めの珍プレーは実らなかったものの、3-0フィニッシュは文句なしです。
序盤は右のドアを叩いて、左のほうが与しやすいとみるや狙いをスイッチ。アーセナルは、イヴォ・ピントとシガリのサイドを完全に崩しきる戦略的なサッカーを披露しました。積極的にゴール前に飛び出していたエジル、2ゴールのアレクシス・サンチェスがワールドクラスだったのに加え、ベジェリン、ジョエル・キャンベル、モンレアルのサイドからの崩しが素晴らしかったと思います。とりわけジョエル・キャンベルは周囲の動きがよく見えており、パスを出すタイミングにセンスのよさを感じました。一時は放出やレンタルの噂もありましたが、チームにとっても本人にとっても、残ってよかったのではないでしょうか。
たった今、ミュンヘンは4-0で終わりました。ヨーロッパリーグのチケットまでは確保したガナーズは、最終戦でチャンピオンズリーグの決勝トーナメント進出をオリンピアコスと争います。12月9日にギリシャで必要なのは、2点差もしくは3ゴール以上の勝利。今日のエジルとアレクシス・サンチェスなら、決して難題ではありません。ぜひ、突破してください!(ジョエル・キャンベル 写真著作者/Ultraslansi)
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ジョエル・キャンベルは、遅攻時の左利きらしいカットインが効果的だったと思います。今日の出来が継続できるのであれば、伸び悩むチェンバレンを抜き、右サイドのレギュラーに定着できると思います。
他のトピックとしては、ラムジーのコンディション良さげであり、左サイドもそつなくこなしており、サンチェスに休養を与えることができそう。
試合見れてないのですが、コクラン代役のフラミニの働きぶりや今後の展望が凄く気になります。どう見られましたでしょうか?
新参さん>
ジョエル・キャンベルはかなりフィットしてきましたね。ラムジーの存在感は絶大だなとあらためて思いました。
ちくちくさん>
フラミニはしっかり中盤を抑えてました。昨日は中央からシュートを打たれるシーンもなく、合格点だと思います。相手のレベルが上がったらどうか、ですね。相手を見ながらラムジー、チェンバレン、フラミニでまわしていくのではないでしょうか。
観れなかったですけど良い内容で勝ったみたいですね
自力突破の可能性が復活
次戦これは力が入ります
エジルのプレーは本当に素晴らしいですね。
エジルのプレーを見るのが楽しくて仕方ありません笑
エジルのヘディングですが、昨シーズンまでではヘディングするエリアにエジルが入ることはなかった気がします。よりゴールへの意識が上がってるのは良い傾向だと思います!
キャンベルが目処が立ちそうなのも収穫です!
ラムジーをセンターに戻してキャンベルを使ってほしいです!
更新ありがとうございます。
WBA戦をひきずらず内容・結果共に申し分無しでした。とりわけコクランの不在を感じさせなかったフラミニの活躍が頼もしかった…
近年CLではあと一歩のところまで行くも敗退、がパターンになっているのでギリシャの地で決勝トーナメントへの切符を是非掴んで欲しいものです。
グーナーとしてはバイエルンが予想通り勝ったことに感謝しないとですね
自分達次第で突破を決めれるというシュチュエーションは最高に燃えますね!
実はグーナーさん>
今日のクオリティを発揮できれば、オリンピアコスもいけると思います。楽しみですね。
デリックさん>
私も、今季に入る前まではラムジーの右サイドに懐疑的でしたので(今は、悪くないと思うぐらいにはなりましたが)、ラムジー中央&ジョエル・キャンベルはいいと思います。
FDNさん>
ベンチャー企業経営者、がんばってましたね。フラミニが入ると、チームの体温が上がる感じがあります。
ガナユさん>
試合中はそっちも気にしてましたので、トータル7回ガッツポーズという至福の時を過ごさせていただきました(笑)