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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグとセリエAがいきなり激突!強豪揃いのヨーロッパリーグは初戦から熱い!

いやいや、今シーズンは、セリエA勢のクジ運が徹底的に悪いですね。チャンピオンズリーグでは、ローマがレアル・マドリード、ユーヴェはバイエルンを引いてしまい、ヨーロッパリーグもナポリがスペインで5位のビジャレアル。ラツィオは難敵ガラタサライで、フィオレンティーナはプレミアリーグ勢とのガチンコ対決、2年連続となるわれらがトッテナムです。プレミアリーグの他の2クラブを見ると、リヴァプールがブンデスリーガで13位のアウグスブルク、マンチェスター・ユナイテッドはデンマークのミッティラン。アウグスブルクは最近3連勝と復調気配で、デンマーク王者はELプレーオフでセインツを破って本戦進出を果たしたクラブと、どちらも油断はできませんが、ここで大会から去るようならチャンピオンズリーグの4枠めは笑顔で返上するしかないでしょう。ミッティランは、ナポリに1-4、0-5とまったく歯が立たなかったチームで、プレミアリーグで4位を争うクラブが負けていい相手ではありません。

今季のヨーロッパリーグは、チャンピオンズリーグから落ちてきたクラブがなかなかの顔ぶれで、ドルトムントやナポリ、バーゼルが元々こちらだったこともあって例年より強豪揃いと話題になっていました。バレンシア、マンチェスター・ユナイテッド、ポルト、ガラタサライが乱入してきた決勝トーナメントは、最初のラウンドといえども穏便にはおさまらなかったようで、ポルトとドルトムントがぶつかってしまいました。この対戦は、ファイナルだといわれても不思議はありません。香川真司をチェックしがてら、ついつい観てしまいそうです。

【2015-16ヨーロッパリーグ決勝トーナメント ラウンド32組合わせ】
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) VS ミッティラン(デンマーク)
リヴァプール(イングランド) VS アウクスブルク(ドイツ)
アスレティック・ビルバオ(スペイン) VS マルセイユ(フランス)
ポルト(ポルトガル) VS ドルトムント(ドイツ)
オリンピアコス(ギリシャ) VS アンデルレヒト(ベルギー)
レヴァークーゼン(ドイツ) VS スポルティング・リスボン(ポルトガル)
モルデ(ノルウェー) VS セビージャ(スペイン)
クラスノダール(ロシア) VS スパルタ・プラハ(チェコ)
ナポリ(イタリア) VS ビジャレアル(スペイン)
ラピド・ウィーン(オーストリア) VS バレンシア(スペイン)
ブラガ(ポルトガル) VS シオン(スイス)
ラツィオ(イタリア) VS ガラタサライ(トルコ)
ロコモティフ・モスクワ(ロシア) VS フェネルバフチェ(トルコ)
バーゼル(スイス) VS サンテティエンヌ(フランス)
トッテナム(イングランド) VS フィオレンティーナ(イタリア)
シャルケ04(ドイツ) VS シャフタール・ドネツク(ウクライナ)

さて、プレミアリーグ勢に話を戻しましょう。一昨日、ユーヴェに敗れるまで9戦無敗だったフィオレンティーナと、プレミアリーグでニューカッスルに負けるまでやはり9試合負けがなかったトッテナムの再戦は楽しみです。昨季のトッテナムはフィレンツェで0-2と完敗だったものの、GKと2対1という最高のシチュエーションでソルダードが信じられないシュートミスを犯さなければ、もっときわどい勝負に持ち込めていたでしょう。1年前よりもまとまってきたポチェッティーノ監督のチームが、若手の思い切ったプレイでイタリアの伏兵にリベンジを果たしてくれればと思います。活躍を期待したいのは、ラメラ、エリック・ダイアー、デル・アリでしょうか。

プレミアリーグ勢の最上位を当てろといわれれば、ゴール欠乏症の処方箋がわからないマンチェスター・ユナイテッドよりも、クロップ監督就任でサッカーが変わったリヴァプールでしょう。アグレッシブにシュートを打つようになった新チームは、いかにも一発勝負向きで、年末年始のタイトなスケジュールを無事にやり過ごせれば、3つのカップ戦は期待していいのではないかと思います。懸念は最終ラインに負傷者が多いこと、未だここぞというときのベストメンバーが固まっていないこと、ヘンダーソンのかかと、ミニョレ。冬の補強でウィークポイントをカバーできれば、年明けのアンフィールドは盛り上がりまくるのではないでしょうか。

CL組よりクジ運がよかったこちらのプレミアリーグ勢にいいたいのは、「マジメにやろうぜ!ヨーロッパリーグ」です。イタリアの追い上げを喰らい、チャンピオンズリーグの4枠キープが厳しくなっているなか、プレミアリーグを優先するあまりに、メンバーもモチベーションも落とすチームが出ないことを祈っております。特に心配なのは、最近とみに言い訳スレスレの発言が増えたオランダ人監督です。セビージャやナポリ相手に、ボーズウィック=ジャクソンとかニック・パウエルは、ホントにやめてくださいね。期待の若手ではありますが、欧州は、そんな起用であっさり勝てる場ではありませんから。赤い悪魔の最大の懸念は、あまのじゃくなボスのご乱心です。

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“プレミアリーグとセリエAがいきなり激突!強豪揃いのヨーロッパリーグは初戦から熱い!” への5件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    今年のEL決勝ラウンドは大変面白いカードが目白押しかと思います。
    ポルトvsドルトムントはこのラウンドでなく、もっと上のラウンドで観たいカードです。
    そしておっしゃる通りプレミア勢には、「しっかりやろうね」と言いたいですね。UEFAポイントはEL重要です。クロップはELで勝ち上がることは重要とコメントしていたので、あまり心配ないですが、ユナイテッドがやや心配ですね、、、監督のご乱心が無きようお願いしたいものです。

  2. makoto より:

    Mackiさん>
    そうなんです。ブラジルのワールドカップでも感じましたが、どうもムラがある監督ですので…。

  3. ウォータードリンク より:

    CLがピンチですからヨーロッパリーグでポイント稼がないとですね。

  4. ガナユ より:

    プレミアのCLが3枠にへるのは現実的に可能性があるとしたら来年あたりになるのでしょうか?
    レギュレーションがよくわかっておらず毎回イタリア勢の躍進にビクついております

  5. makoto より:

    ウォータードリンクさん>
    そうですね。「プレミアリーグ>イタリアだったチャンピオンズリーグで差がつけられないので、イタリア>プレミアリーグのELで離されないようにしないといけない」という言い方もできます。

    ガナユさん>
    こちらに最新ランキングとルールが載っています。
    http://www.uefa.com/memberassociations/uefarankings/country/
    今季イタリアと同点だとすれば、プレミアリーグがリードで終わるので、
    来季は4枠ですが、来季ランキングは2011-12シーズンの貯金がなくなった状態で
    始まるので、イタリアが3位スタート。逆転できなければ17-18は…といった展開です。

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