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獅子奮迅のフェライニ!マンチェスター・ユナイテッドが3-0でCL初戦を完勝!

プレミアリーグではまだ出番がないリンデロフとスモーリングは、ここで初登場です。マンチェスター・ユナイテッドが、チャンピオンズリーグに戻ってきました。オールド・トラフォードに迎えたグループリーグ緒戦の相手は、スイスのバーゼル。ベンフィカ、CSKAモスクワという比較的楽なドローとなったとはいえ、ホームゲームを落とすと一気に追い込まれます。モウリーニョ監督の11人を見てみましょう。GKデ・ヘアと、アシュリー・ヤング、リンデロフ、スモーリング、ブリントの4バック。ポグバとマティッチがセンター、ムヒタリアン、マタ、マルシアルが2列め、トップにルカクという現在のベストメンバーです。プレミアリーグで4試合12ゴールと好調のチームは、先制点を決めて試合を優位に進めることができるでしょうか。2分、CKのこぼれ球をルカクがボレー。アカンジに当たって枠にはいかなかったものの、レッド・デヴィルズの出足は上々です。

全員が自陣に引いて守るバーゼルに対して、マンチェスター・ユナイテッドは横へのパスが増え、停滞しがちです。右からマタが状況を打開しにいくものの、いいポジションに入ってフォローする選手はおらず、マルシアルにスペースはありません。13分、右に流れたルカクがマルシアルに落とすと、オフサイドぎりぎりから飛び出したマタに浮き球の縦パス。8番の折り返しにムヒタリアンが飛び込みますが、ヘディングは浮いてしまいました。15分に右から持ち込んだルカクのシュートは、GKヴァツリークの正面。ようやくチャンスが増えてきたマンチェスター・ユナイテッドを19分にアクシデントが襲います。ハムストリングを押さえたポグバが座り込み、リタイア。代わって入ったのはマルアン・フェライニです。

22分、マタのパスを受けたルカクがボックス右から縦に突破し、グラウンダーをダイレクトでプッシュしたムヒタリアンのシュートは右のポスト直撃!リバウンドを拾った2発めはヴァツリークがキャッチし、プレミアリーグ首位チームの先制はなりません。完全なるワンサイドゲーム。マルシアルにも積極的な姿勢が戻ってきました。33分、やっとバーゼルが反撃。左からのクロスの落としをズッフィが左足で叩くと、ボールは大きく左に逸れていきます。35分、先制はマンチェスター・ユナイテッド。ムヒタリアンがアシュリー・ヤングに通したロングフィードが秀逸でした。フェイントを入れて右から上げたヤングのクロスは完璧。ルカクの裏からヘディングで叩いたのは、15分前に入ったばかりのフェライニです。高い打点、ラインに叩きつけるお手本通りのコース、1-0!直後、ジャカがゴール前に浮かしたボールをエルユノシがヘッドで狙うも、デ・ヘアが難なくキャッチします。

前半は1-0。バーゼルの攻撃は単調で、マン・ユナイテッドは追加点を奪えば勝ち点3でゲームを畳めそうです。52分、マルシアルが得意のドリブルで2人をかわしてニアにシュート。ヴァツリークが弾いて得たCKから、ホームチームの2点めが生まれます。ショートコーナーからブリントがクロス。頭を突き出してゴール右に決めたのは、チャンピオンズリーグ出場を熱望していたロメウ・ルカクでした。プレミアリーグ4ゴールのエースは、欧州でも幸先いいデビュー戦ゴール。今日のバーゼルには、2点を返す底力はないでしょう。

62分、ムヒタリアンのFKをフリーで捉えたルカクのヘッドは叩きつけすぎて、跳ね上がったボールをヴァツリークがセーブ。2分後、左に流れてリンデロフをかわしたエルユノシの強烈な一撃は、デ・ヘアが飛んで上に弾き出すビッグセーブを見せてしのぎます。66分、右からゴールラインをえぐったフェライニがニアにグラウンダーを通すと、素晴らしいダッシュでタッチしたマルシアルはコースをコントロールできません。アシュリー・ヤングの左足シュートがGKに阻まれると、モウリーニョ監督はマルシアルをリンガードにスイッチします。

77分、マタに代わってピッチに入ったのはラシュフォード。ヨーロッパリーグとプレミアリーグでデビュー戦ゴールを決めている19歳は、入って7分でチャンピオンズリーグデビュー戦ゴールを記録しました。ルカクの浮き球でボックス右を突破したのは、今日のMVPフェライニ。ニアのムヒタリアンが打ち切れず、ファーに流れたグラウンダーをラシュフォードが叩くと、逆を突かれたヴァツリークは見送るしかありませんでした。3-0、マンチェスター・ユナイテッドが完勝でグループAのトップに立ちました。

ポグバの負傷が気になりますが、数週間で戻ってきてくれると信じて、留守中のフェライニ、エレーラの奮闘に期待しましょう。今日は何といってもフェライニです。豊富な運動量によるチェック、落ち着いたボールさばき、右からの突破、そして先制ゴールと獅子奮迅の働きでチームを活性化してくれました。放出の噂が絶えなかった長身のMFは、モウリーニョ監督の下で自分の活かし方を心得たようです。ルカクとラシュフォードのゴールも完璧。リンデロフとスモーリングは危なっかしいシーンはあったものの、今後の出番でコンディションを上げてくれれば必要とされる機会を増やせるでしょう。攻撃力でプレミアリーグの首位に立つ今季のマンチェスター・ユナイテッドらしいナイスゲームでした。

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“獅子奮迅のフェライニ!マンチェスター・ユナイテッドが3-0でCL初戦を完勝!” への5件のフィードバック

  1. ユナイテッド より:

    今シーズンのユナイテッドは展開がスピーディーで見てて楽しいです。
    個人的に右サイドバックの層が薄いのではと心配していましたが、なんだかんだでユナイテッドで生き残ってきたクロス職人ヤングさんがいました笑
    復帰してすぐにあんなキレキレなプレーをしてくれるのは流石経験豊富なベテランだなぁと思いました。
    フェライニも最高でしたね。
    フェライニとヤングはファン・ハール時代から相性がいいのでポグバがいない数週間の間このホットラインに期待したいです。

  2. 不知火 より:

    フェライニの夜でしたね。
    明らかに去年より、プレーの質、幅共に上がってますね。
    凄かったです。
    ただ気になるのはミキとマティッチの疲労です。
    特にミキは今回の試合、明らかに精彩を欠いていました。
    この後もタフな試合が続きますし、うまくターンオーバーしたいって欲しいです。

  3. yuto より:

    モウリーニョ体制で初めてのCLということでとても楽しみな一戦でした。
    ずっと好調を維持していたポグバが負傷したことは非常に残念でしたが、そのピンチをフェライニが救いましたね。これぞフェライニ、これぞヤングのお家芸と思わせる素晴らしい先制点でした。
    リンデロフは・・・まだまだこれからといったところでしょうか。今日は64分のデヘアのビッグセーブのお膳立てをしたくらいでしょう。
    何はともあれ、待ちに待ったCL初戦でしっかりと勝ち点3をとれたことは非常にうれしいです!

  4. makoto より:

    ユナイテッドさん>
    速くなりましたよね。フェライニは重要です。

    不知火さん>
    ミキ、マティッチ、エレーラ、キャリック、マタ、マルシアル、リンガード、フェライニをうまくまわしてもらえればと思いますが、そのへんはモウリーニョさんは若干不安です。自分のコンセプトを理解している選手をぐりぐり使うイメージがあるので。

  5. makoto より:

    yutoさん>
    リンデロフは、ポテンシャルは間違いないと思います。プレミアリーグでの経験値が上がれば中心になってくれるのではないでしょうか。

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