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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ゴール、ゴール、ゴール!得点力不足に悩んでいたリヴァプールが、マリボルに7発圧勝!

プレミアリーグ勢のCL観戦ガイドブックがあれば、 レアル・マドリードとトッテナムの激戦の後は、マンチェスター・シティVSナポリの「プレミアリーグ・セリエA無敗対決」を見るのをおすすめするでしょう。あちらのほうがおもしろそうだと思いながらも、ここまで2分のリヴァプールがどうしても気になって、スロベニアのマリボルとのアウェイゲームを優先してしまいました。プレミアリーグ8節のマンチェスター戦からの変化は、ヘンダーソンをミルナー、ジョー・ゴメスをアーノルド、ゴールマウスにはロリス・カリウス。フィルミーノ、サラー、コウチーニョの3トップは健在で、ワイナルドゥムとエムレ・ジャンの姿もあります。

開始4分、サラーが素晴らしいダッシュでインターセプトを決めてそのままゴール前に持ち込み、中央でフリーだったフィルミーノに流すと、9番は難なくプッシュ。あっさり先制したリヴァプールは、プレミアリーグでの停滞が嘘のようなゴールショーを披露します。13分、コウチーニョから始まったカウンター。サイドチェンジがサラーに通ると、縦パスでゴールラインまでえぐったミルナーがマイナスのラストパスをフィードし、自陣からボックスまで走ったコウチーニョがボレーを左隅に流し込みました。直後、サラーとのワンツーでまたもミルナーがボックス右を陥れ、グラウンダーをヒールで合わせたフィルミーノのフィニッシュはわずかに左。完全にゲームを支配するレッズは、19分に3点めをゲットして今季CL初勝利を決定的にします。ドリブルで中央を切り裂いたフィルミーノがサラーにスルーパスを通すと、GKとの1対1を外すシーンが目立つサラーが余裕たっぷりにGKの脇を抜きました

マリボルのチャンスは28分。左から上がったヴィレルが切り返しを入れてニアを狙うと、ロリス・カリウスが冷静にキャッチ。差を詰められなかったマリボルは、31分には甘いクリアをサラーに拾われますが、GKハンダノヴィッチが右に飛んでセーブしました。40分、レッズの4点めは左のアルベルト・モレノがコウチーニョのスルーパスでフリーになった時点で決まりです。ゴール前でフリーだったフィルミーノのゴールと思いきや、ファーからダッシュしてきたサラーがジャックしたようです。42分、FKでスレルをノーマークにして、簡単にヘディングシュートを打たせてしまうのは「リヴァプールあるある」。サラーの縦パスでフリーになったフィルミーノは、ハンダノヴィッチの目前でクロスに狙い、左に外してしまいます。前半は0-4。ゴールラッシュもさることながら、ミルナーがボックス脇を再三崩し、今までのレッズに欠けていたアプローチを見せてくれたのが最大の収穫でしょう。

弛緩した空気の中で淡々と時間が過ぎる後半。52分、中盤でダイレクトパスを4~5本つないだレッズは、サラーのスルーパスで左のフィルミーノがフリーになり、グラウンダーに合わせたワイナルドゥムのボレーはDFに当たってしまいます。2分後のコウチーニョのFKはコースを読んだハンダノヴィッチがセーブしますが、直後の左サイドのFKをコウチーニョがニアに入れると、フィルミーノがバックヘッドでファーポスト際に落として0-5です。57分、サラーがチェンバレンにチェンジ。クロップ監督は、トッテナムと戦う週末のプレミアリーグを視野に入れています。フィルミーノがスタリッジと代わったのは68分、ワイナルドゥムをソランケは76分。このまま終わるかと思われたゲームは、86分から再度動きました。

スレルの自陣でのパスミスを拾ったのはスタリッジ。ドリブルで持ち込んで脇にいたチェンバレンに優しいボールを流すと、10分前にハンダノヴィッチのパスミスを拾いながら正直すぎるシュートを止められたサイドアタッカーは、今度は冷静にインサイドで流し込みました。締めの7点めは、アレクサンダー・アーノルド。コウチーニョのパスを受けたSBの思い切りのいいミドルは、スレルの手に当たって棒立ちのGKの左を抜けていきました。0-7、レッズ圧勝。3戦連続ドローだったチームが、鬱憤を晴らすような容赦ないゴールラッシュで今季CL初勝利を決めました。

スパルタク・モスクワに大敗したセヴィージャに対して、得失点差で大きなアドバンテージを得たリヴァプール。グループリーグ突破に近づいたクロップ監督のチームは、マドリードで戦ったスパーズよりも明らかに消耗は少なく、心身ともにいいコンディションで週末のプレミアリーグに臨めるのではないでしょうか。初戦でスパルタク・モスクワに引き分けていたスロベニア最強クラブは、もう少し骨のあるチームだと思っていたのですが…。マン・シティとナポリの試合を結果を知らない状態で見たかった…と結果論でつぶやきつつ、「ゴール、ゴール、ゴールで気持ちいい試合だった!」と自分に言い聞かせております。

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“ゴール、ゴール、ゴール!得点力不足に悩んでいたリヴァプールが、マリボルに7発圧勝!” への2件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    勝てて良かったです。しかも7得点でクリーンシートで言うことありません。久々のCL勝利。素直に嬉しいです。チェンバレンのゴールも決まり、前線3人は文句なしで、個人的にはミルナーの動きが素晴らしく、改めて彼の重要性を感じる事が出来たゲームでした。もっとリーグ戦でも観たい選手です。次節アンフィールドでも勝ちきり決勝トーナメントへの切符を視野に入れていきたいところです。

  2. makoto より:

    Macki さん>
    ミルナーよかったですね。セヴィージャとのアウェイゲームで決めていただければと思います。

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